日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
071234567891011121314151617181920212223242526272829303109

シングルトンズ・ダイアリー/夏も終わり

今日で8月も終わり。明日からは9月。いよいよ読書の秋到来!その前に、私の場合は何よりも先に、食欲の秋が訪れてしまっている・・・。

紀伊国屋のバーゲン以降、エンターテインメントに走ってしまっているけれど、9月からは、アーヴィングの新作『The Fourth Hand』を読むぞー!1行1行訳すつもりで、じっくり読みたい。その間に、気晴らしにエンターテインメントって感じかな。

アーヴィングは省略のない、しっかりした英文だから、間が多少あいても忘れることはない。そこが他の作家と違うところ。安心してじっくり読むことができる。

だからといって、たらたら読んでいても身にならないよ~。

私の場合、好きなものは後にとっておくという性格のため、非常に損をしていると感じることがある。本も、好きな作家、気に入っている本は、あとのお楽しみとか何とか言って、大事にとっておくため、結局読む時期を逃すということがたびたび。

人間いつぽっくり行くかわからないのだから、本に限らず、好きなことは先にしたほうがいい。学生時代も、好きな数学の勉強を後にとっておいたため、ほとんど眠気に負けて勉強できず、試験などは惨たんたるものだった。

ばかみたいだ。いや、ほんとにばかだ。
スポンサーサイト
【 2001/08/31/23/19/42 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

シングルトンズダイアリー/歯医者

疲れがとれなくて昼寝していたら、歯医者の予約の時間に遅れそうになった。

滑り込みセーフで間に合ったけど、今日は先生じゃなくて、いかにも10代にしか見えない女の子が、ががが!とやりはじめてびっくり!あんた!治療なんかしていいの?って感じ。乱暴にされて痛かったし、もういやだー!

先生が来てから、前歯の治療を続けてたと思ったら、いきなり奥歯をががが!っと!もうびっくりしたのなんの!ひとこと言ってくれたっていいじゃない!ったく、こんな歯医者で親知らずなんか抜きたくないわー!
親知らずは必ず虫歯になるから、抜いちゃいましょう!と毎回言われるけど、これまでしっかり守ってきたのよ。そう簡単に抜かれてたまりますかって!

奥歯は治療じゃなくて、汚れを取るために超音波をあてたらしいんだけど、今度は麻酔をかけてじっくりやりましょう!と言う。麻酔たって、あの先生弱い麻酔しかかけてくれないんだもの。先が思いやられる。(ーー;)
先日歯を抜いたときも、4回も注射されて、なのに全然効きやしない。痛いのと気持ち悪いのには耐えられない私。ぜーーーーったいに嫌だ!
【 2001/08/30/23/18/52 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

シングルトンズ・ダイアリー/日本の作家

熱海に行った時、柴田元幸編『夜の姉妹団』を持って行き、その日のうちに読んでしまった。これは英米の作家のアンソロジー。翌日移動の列車の中で読むものがなくなってしまったので、KIOSKで宮部みゆきの『R・P・G』を買って先日読み終えた。

私が日本の現代作家の本を買うのは極めて珍しく、暇つぶしなら、『地理の雑学』でも買ったほうが楽しかったかも?とも思ったけれど、まあ、仕方がない。KIOSKの品揃えに文句を言う気はないので、我慢することにした。

この本の良し悪しはともかくとして(発売後、すぐにベストセラーにはなったようだけど)、前作の話が出てくるのはいいが、それがどういう話で、どんな結末だったのかがわからず、不親切だ!とダーリンに言うと、宮部ファンは、そんなことはみんな知ってるんだから、いちいち詳しく書けるか!というお答え。

だけど本を買う人が、全てファンとは限らないよ。私みたいにたまたまという人だって少なくはないはず。他のシリーズもの(例えばハリー・ポッターとか)でも、前作に触れる場合には、必ず初めて読む人にわかるように書いてあるのが普通だと思っていたから、納得できなかった。

それ以前に、宮部ファンが読んでも、これは駄作の部類だって。だったら、これしか読んでいない私が、好きになるわけがない。と、変なところで納得した。
【 2001/08/29/23/18/01 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

シングルトンズ・ダイアリー/熱海の花火大会(2)

昨夜の花火大会は、本当に素晴らしかった!あれだけ素晴らしかったのだから、来た甲斐もあるというもの。純和風・ローマ風呂つき旅館でもいいじゃないかと思ったのも束の間、花火大会の帰りは、タクシーもなく、もちろん旅館のお迎えなどあるわけがないので、仕方なくテクテクと伊豆山にある宿まで歩いて(山なので、登ってといったほうがいいかも)帰った。雨のあとで蒸し暑く、上り坂であるために、非常に疲れた。しかし、時折吹く風が心地良い。さすがに海があると違うものだと思った。

汗を流すために、今度は展望風呂へと向かう。何の事はない、ただの大きな銭湯といったところだ。展望風呂というのに、何も見えないし。しかし、こちらは蛇口がたくさんあったので、心置きなく身体を洗えてほっとする。どんなに自然が素晴らしいとしても、「不便」には対処できないと思った一瞬である。結局くだんの「ローマ風呂」には入れなかったのだが、入った連れに聞くところによると、「江戸川乱歩の世界」のようだったとのこと。なんのことやらである。

ずいぶん疲れていたので、早々に布団に入り、例によって懐中電灯で本を読む。柴田元幸編・訳『夜の姉妹団』だ。病院に持って行ったときには、集中できなくて全然読めなかったが、なかなかに面白い1冊だった。ところで、本を読んでいる間、ずっと気になって仕方がなかったのが、あの古めかしい鏡台である。真正面から見えるわけではないが、布団の中から斜めに鏡の中が見える。これが怖い!とにかく、目をそらしても、またそこに目が行ってしまうのだ。結局明るくなるまで、何か見えるのではないかと気になって、眠れなかった。なんとなくざわざわしてもいるし、途中でお酒など飲んでみたが、一向に眠れないのだ。

実のところ眠れなかった一番の原因は、硬くて高い、首の骨の折れそうな枕にあった。どう向きを変えてもダメなので、やむなく座布団を枕にして寝た。それに、鼻をつく旅館特有の匂い。あれは何の匂いなんだろう?古い旅館では必ず匂う。食事の匂いが染み付いているのか、温泉の匂いか、はたまたあれが日本人の体臭なのか?私はあの匂いが嫌いで、そのために和風の旅館が嫌いと言っても過言ではない。ここではその匂いが、至る所にたち込めている。窓を開けても全く消えない(とはいえスズメバチがいるので、容易に窓は開けられなかった)。布団にも染み付いているようだ。気に障る匂いがあると、やはり眠れないものだ。

やっとうつらうつらしたと思ったら、蚊にさされて目が醒めた。外はもう明るい。憎たらしい蚊はあの世に送った。ふと海のほうを見ると、日の出だ。真赤な太陽が、まるで花札のぼうずみたいにぬっと出ている。ここじゃ日の出も和風だなと思いながら、なんとかもう一度寝ようとがんばっているうち、フロントからの電話で起こされる。それでも1時間半くらいは寝たのだろうか。純和風・ローマ風呂つきの旅館の朝は早いのだ。一刻も早く、純和風・ローマ風呂つき旅館を出たかったので、そそくさと朝ご飯を食べ、そそくさと仕度をして、そそくさと出てきた。なぜか今度はバスで熱海駅まで送ってくれた。

熱海では海も平らで退屈だし、ほかに見るものもないので、城が崎まで足を伸ばす。50分ほど、クーラーの効かない伊豆急に揺られ、やっと城が崎海岸駅に着いてみると、まるで高原といった風情で海など見えない。地図にしたがって歩くこと1時間。途中、寂しいから話してってよというお土産屋のおじさんに邪魔され、さんざん話を聞かされて、やっと解放されて目的地に着くと、そこは海岸ではなく、断崖絶壁だった。さすがに海の色も深い青できれいだったが、吊り橋は揺れて怖いし、もしかしたら誰かに後ろから突き落とされるのでは?と始終気にしながらいたので、まるで楽しんだようではなかった。ヒールのあるサンダルを履いていたので、ゴツゴツした岩の上でバランスを崩して膝を擦りむくし、けして高所恐怖症ではないが、手すりも何もない、あの断崖絶壁は、やっぱり怖かった。

ひととおり眺めて、写真もいくつか撮り、もういいだろうと思い、来た道を戻る。なんとほっとしたことか!途中で昼食にお蕎麦を食べたが、生協の98円のとろろそばのほうがよっぽどおいしい!といったような代物だった。隣で食べていた女の子が、すごくまずそうに食べていたので、ちょっといやーな予感はしていたのだけれど、やっぱり!その予感が当たったことに、ちょっと満足しながら、帰り道を急いだ。早めの新幹線に乗ろう!早く東京に帰ろう!という思いでいっぱいだった。

熱海にせっかく来たのだからなどという未練など、これぽっちもない帰りの新幹線の中。寝不足だし、歩き疲れてもいるし、とにかく寝たかった。ところが、前に座った若い男女(大ばかカップル)が、座席はガタガタ揺らすし、大声でわーわー騒いでいる。車内には、他にしゃべっている人など誰もいない。皆、あきれて物も言えないのだ。しかし注意でもすれば、昨今殺されるかもしれないし、と誰も口を閉ざしている。どうにも我慢ができないので、空いている座席に移ったところ、彼らもまたこちらに来るではないか!もうしたい放題大騒ぎなのだ。

私が何か注意しなくちゃいけないんだろうか?でも、こんなばかに不幸のとどめをさされたくない。周りを見ても、皆知らんふりしているし、もし私が殴られたり、殺されたりしても、きっと誰も助けてくれないだろう・・・。やっぱり黙っていたほうがいい。東京までもう少しだ。我慢しよう。

東京駅。ほっとため息をもらす。古い鏡台も断崖絶壁も怖かったが、ばかな人間が一番怖い。早く家に帰ろう。
【 2001/08/28/23/16/32 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

シングルトンズ・ダイアリー(初日)/熱海の花火大会(1)

今年の夏の我が家のメインイベントである。
私の体調不良で、飛行機禁止令が言い渡されたため、予定していたアメリカ行きが中止になり、急遽、熱海の花火大会に行くことに決まった。それも神宮のあまりにも低くしょぼい花火と、過剰な警備にうんざりして、「やっぱり花火は熱海だ!」ということになったのである。

しかし有名な花火大会ゆえ、宿が取れない。夏休みも終わりだし、花火大会の前後ならいくらでも取れるが、それじゃ何の意味もない。インターネットで探しまくって、やっと1軒だけあった。
その時点では大喜びで、有頂天であったのが、まもなく「何故、ここだけ残っていたのか?」という、いいようのない不安に変わった。

だが、取り越し苦労をしても仕方がない。旅行社でパンフレットをもらって見てみると、純和風、ローマ風呂付きの旅館である。この組み合わせがよくわからない。嫌な予感。眺望「海」、シンプルだ。熱海駅から車で5分、送迎なし。むむむ。夕食・朝食とも部屋食。ということは、仲居さんになにがしか包まねばならないということだ。夕食の写真もありきたりで、そそられない。舟盛りさえ付ければいいと思っている旅館のそれである。しかし、他にないのだから仕方がない。

そんなわけで、新幹線の切符を買ったことのない私(これまでは、誰かしらが手配してくれていたということに、初めて気づいた)が、前売り切符を新宿駅で買えず、わざわざ空いている信濃町まで行って買ったというアホのような準備を経て、今日に至ったわけである。この時、周囲からさんざんばかにされた。。。

夏の終りの花火・・・さびしい。さびれた純和風旅館・・・さびしい。どう考えても「イケてない」イベントになりそうだ。それはそれで思い出に残るかもしれないが、いつまでも一抹の不安がよぎるのは、否定できない。

さて当日、不安な心を抱えながら東京駅に行き、初めて自分で買った切符を取り出して、誇らしげに自動改札を通ろうとすると、ピンポーン!

「お客さん、これじゃ熱海へは行けませんよ。東北新幹線だから」!

ったく、最初からドジった。この先嫌なことがありませんように!と祈るような気持ちで新幹線に乗り込んだのだった。

1時間ほどで熱海に着くと、念のため宿に電話してみる。よそのホテルや旅館の送迎バスがたくさん列をなしていて、もしかしたら、そこの純和風・ローマ風呂付き旅館のもあるのではないかと、かすかな希望を抱いたからだ。期待に反して、ありませんという非情な答え。仕方なくタクシーで宿へと向かった。たしか宿の人は、「たったのワンメーターですから!」といったはずだ。熱海ではワンメーターで710円だったのか!

宿の玄関で、田舎によくいる近所のおじさん連中が、みんなで「いらっしゃいませ!」と言っている。もしかして、これが従業員?着いた途端に予感が的中したことを悟る。部屋は、書くまでもない、よくある純和風旅館である。窓の外にある手すりなどは、夏目漱石が修善寺で倒れた時に泊まっていた宿の手すりを復元したみたいな、時代がかってすすけた木の手すりだ。トイレはウォッシュレットなどがついて新式だが、床の上を小さな蟻やらクモやらが動き回っている。部屋の隅には何やら古い鏡台。背中にゾクっとしたものを感じて、床の間(一応)に飾ってある絵の額縁の裏をひっくり返してみた。魔よけのお札はなかった。

夕食前にひと風呂浴びようと向かった露天風呂(そこの売りであるローマ風呂は、その時間は男湯になっていた)は、たしかに海が一望できるのは間違いないのだが、身体を洗う蛇口がたったふたつしかなく、そこがふさがっている間は、平らな海を眺めるばかりで、ただじっと湯につかっているしかない。退屈。花火を見てからもう一度違うお風呂にはいればいいと、早々に出た。

さて、花火大会に行く前に夕食である。これも予想通り、舟盛りさえつければいいという、純和風・ローマ風呂つき旅館にありきたりの夕食であったので、特筆するべきことはない。しかし、その時、にわかに土砂降りの雨がふってきたのである。まさにOH MY GOD!である。ああ、またしても不幸が訪れたのか!わざわざ通常より高い値段で、こんな純和風・ローマ風呂つき旅館に泊まりにきたわけじゃないと泣きたくなる思いだった。口数も少なく、夕食を食べ終えると、いつしか雨は止んでいた。神様もさすがに哀れに思ってくださったのだろうか。

いよいよ花火大会である。混雑の中押し合いへし合いして見るのは、もう勘弁という感じだったので、有料観覧席(前売り800円)を買ってある。ここなら座ってゆっくり見れるからだ。なかなかいいロケーション。ちょっと濡れているけど、雨が降っていたかもしれないことに比べれば、なんのことはない。

しかし、ここでも問題は起こった。うしろに座った若い女性のうるさいこと!近頃の若い子たちは、携帯電話やウォークマンで耳が遠くなっているせいか、やたらに声がでかい。そのうえその女性は、おしゃべりだった。一時もしゃべるのをやめない。これはたまらない、せっかくのロマンチックな気分が台無しになると思い、そそくさと避難。

ところが、実はこれがよかったのだ。今度は芸者のお姐さん連の前で、花火があがっている間、それは楽しい一時だった。芸者さんは誉めるのが上手だから、形容詞が豊富だ。だから、逐一素晴らしい実況をしてくれる。まるで、ただで芸者さんを頼んだみたいで、ちょっと気分がよかった。

そして肝心の花火は、もう言葉には表せないくらいに素晴らしかった。3箇所から打ち上げるので、空いっぱいに広がって見える。打ち上げ台の近くだったので、音も身体中に響いてすごい迫力だし、頭の上で大輪の花が開き、見る間に流れ星に変わっていく。まるで宇宙のビッグバンの真っ只中にいるようだ。これこそ筆舌尽くしがたいということではなかろうかと、芸者さんたちの実況とは裏腹に、言葉を失い、驚きの叫びばかりを上げていた私であった。ここまで来るのに、今年はどれほどの不幸を乗り越えてきたことか・・・、ふと涙さえ浮かんだ私である。感激した。
【 2001/08/27/23/14/40 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

扶桑社刊 『シングルトンズ・ダイアリー』 はここから!

扶桑社刊『SINGLETONS DIARY―頑張って生きてます、アタシ。』に収録された日記は、ここから始まります。
出版されたものはかなり編集されているので、よろしければ是非、オリジナルでお読みください。
【 2001/08/26/23/12/54 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)