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日刊知的ぐうたら生活

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『さようならコロンバス』

病院に行った帰りに、紀伊国屋へ。結局、NHKのラジオ講座は指定のテキストを買うことにしたのだが、その場で結構迷った。持っている本でも間に合うんじゃないかと。でも、4ヶ月間スムーズに進めるためには、やはり必要。

衝動買いした「不気味な本」は、ファンタジー。ここに出てくる生き物は、全然好きではないが、特に苦手でもない。私は柔らか系のヌルヌル種がダメなので、この手はだいじょうぶなのだ。ゴキブリが大の苦手なアポロ13号には、絶対に読めないだろう。(^^;

これも「クロニクル」とあるので、これから先シリーズで続くのだろうが、どれくらいになるのだろう?他に立ち読みチェックした中にもシリーズがあって、最近のファンタジーはあちらもこちらもシリーズになっているので、ほんとに困ったものだ。1巻目でダメなら先は読まないが、ずっと気にはなってしまう。

しかし、こうして新しい本を買っているのに、一方で中断している本を片付けようなどと思っていて、考えが統一されていない。ともあれ、『さようならコロンバス』が読み終わったことは、とてもめでたい。課題本には毎回悩まされていて、読み終えると、とにかくほっとする。まだ感想を書くという苦行が残っているのだが、とにかく読み終えてしまえば、なんとかなる。でしょう。

でも、これは1977年の翻訳で、やっぱり古めかしい。50年代の比較的新しい社会を描いたものに、古めかしい訳というのは、ちょっと・・・。というか、訳された時には新しかったのかもしれないが、今ではやはり違和感がある。50年代はけして古めかしい時代とは思えないし。そんなわけで、若者の会話部分などは、どうしても受け入れがたい。イメージが上手く掴めない。

これが18世紀だとか19世紀あたりの話だったら、実際に時代も古いので、古色蒼然とした訳でも違和感はないのだが。。。これは新訳も出ていないから、できれば原書で読んだほうがいい小説のひとつだと思う。

青春小説って、マキャモンやカポーティみたいなのは面白いと思うのだが、サリンジャーとかロスのような雰囲気は、個人的にはダメかも。僕が、僕が、という自己主張の強いものは引いてしまうのかもしれない。主人公は同じ「僕」(私でも俺でもなんでもいいが)でも、本人は淡々としていて、客観的に第三者的な書き方をされているほうが、私は好きなんだと思う。

それでも、最後に親をとる主人公の恋人の立場は、女の子の気持ちとしては非常によくわかるし、今だから言えるが、親の言うことを聞いておいたほうが間違いがないと思うし、そのほうが絶対に幸せになるとも思う。こういう恋愛はよくあることだと思うが、大人になって現実を見てしまった私からすれば、この主人公の男の子には全然魅力を感じない。人種とか宗教とか社会的な地位とかは全く関係なく、性格の面で魅力を感じないのだ。それも単なる好みだろうけど。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『さようならコロンバス』/フィリップ・ロス (著), 佐伯 彰一 (翻訳)
文庫: 183 p ; 出版社: 集英社 ; ISBN: 4087600025 ; (1977/05)
カバーより
真夏のプールサイドで出会った二人は、次の日プールの底でぶくぶくあわ立つ接吻をかわしていた。
ニューアークの高級住宅地に住む女子大生と下町の叔父の家に下宿する貧しい青年の恋。空虚なアメリカの反映のなかにうまれた、若々しくはりつめた恋の物語を、甘やかな抒情とペーソスでとらえた青春の自画像。


◆紀伊国屋

『Dubliners』/James Joyce ¥1050
ペーパーバック: 368 p ; 出版社: Penguin Books Ltd ; ISBN: 0141182458 ; (2000/02/03)
※NHKラジオ講座「原書で読む世界の名作」で使用する今月からのテキスト。持っているもので間に合うと思っていたが、何ページの何行目などという指摘にすぐに応じられないため、結局指定のテキストを購入。

『Together Alone』/Barbara Delinsky ¥1014
マスマーケット: 512 p ; 出版社: Harper Mass Market Paperbacks ; ISBN: 0061092819 ; Reprint 版 (1996/02/01)
Book Description
Emily, Kay and Celeste have been best friends forever. Their daughters are close, too, but all the girls are off to college now, and the mothers must redefine themselves as women.
※何年も前からずっと同じところにあって、私が買うのを待っているような感じだったので、買ってあげた。(^^;

『Gregor the Overlander』(Book One in The Underkand Chronicles)/Suzanne Collins ¥760
ペーパーバック: 311 p ; 出版社: Scholastic Paperbacks ; ISBN: 0439678137 ; (2004/07/01)
※主人公の少年のほかに登場するのは、蜘蛛、蝙蝠、ゴキブリ、ネズミといった顔ぶれ。どれかひとつでも苦手だったら読めない、ある意味「不気味な本」。
【 2004/08/11/06/16/59 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『ファウンテン・ソサエティ』

昨日の疲れで(たぶん熱中症で)、超具合悪い。頭痛も治らないし、一歩クーラーの外に出ると、眩暈がして、とても起きていられないって感じ。クーラーがないと生きていけない体になってしまったみたいで、体温調節不可。

おかげで、遅々として進まなかった『ファウンテン・ソサエティ』を読み終えた。「ホラーの帝王が書いた究極のエンターテインメント!」って言うから、どんなの?と期待していたのだが、面白いとか面白くないとかの前に、へえ~、こういう話だったのか、と。

感想を書けば、いずれにせよネタバレになるから書いてしまうけど、究極の兵器開発と、人間のクローンの話(あらかじめ秘密裏にクローンを作っておいて、そのDNAの提供者の命が危うくなったときに、クローンを殺して脳を移植する)。作者のウェス・クレイヴンは、兵器開発もクローン技術も反対の立場で書いている。

兵器はともかく、クローンの問題は複雑だ。自分の愛する人が(親でも配偶者でも子どもでも恋人でもいいが)、生命の危機にさらされ、そこにその人のクローンがいたら・・・。神の領域にまで手を出すのは良くないとは思うものの、正直なところ、何とかこの人だけは助けたいと思ってしまうんじゃないかとも思う。

ただ脳を移植した場合、肉体は若返るが、脳内の血管は古いままだから、しょっちゅう脳溢血とかを心配していなければならない。そこが話としてはオチだな。(^^;

もちろん、結末はそんなことではないのだが、結局どれほど科学が発達しようと、それを壊すのは人間の力でしかないということになるんだろうか。つまり、最後は「カミカゼ特攻隊」のような自己犠牲が、科学に勝つということなのだ。

それと、DNAは同じでも、「個々の細胞が個々の記憶を持っている」という説も取り上げられている。それもなくはないと思うが、でも、飛行機の操縦などしたことのない脳の持ち主が、操縦をしたことのある肉体の細胞の記憶だけで、飛行機を飛ばせるものか?ちょっとまゆつば。

「恐怖」といった面では、そうした科学の発達に伴うエゴイズムが恐怖なんだと思うが、個人的には、脳移植後の「いつ血管が切れるか」という心配が、一番現実的で恐ろしかった。思わず、こちらの脳の血管も切れそうな感じ。しかし、科学的には非常に詳しく書いてあるのだが、人間のクローンまで作って、脳の移植までできるのに、なぜ脳溢血を救えないのだろう?このあたりに、クレイヴンの想像力の限界が見えてしまった気がする。脳の神経と脊柱の神経を繋げるくらいの技術があったら、脳溢血だって助けられるだろうし、それを防ぐことだってできそうなものだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ファウンテン・ソサエティ』/ウェス・クレイヴン
単行本: 550 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789716848 ; (2003/03)

出版社/著者からの内容紹介
全米ベストセラー!『エルム街の悪夢』『スクリーム』を手がけたホラーの帝王ウェス・クレイヴン初の小説!
●暗号名<ハンマー>兵器開発に於いて最高級の頭脳を持つ天才物理学者ピーター・ジャンスが指揮を執り、原爆以上の破壊力を持つ新型兵器を開発しようとしていた。
●暗号名<ファウンテン>遺伝子工学の第一人者フレドリック・ウルフが指揮する最高機密プロジェクト。計画の全貌を把握しているのはウルフただひとり。

エリザベス・パーカーは偶然の出会いからハンス・ブリンクマンに魅かれ、妻あるハンスと深い仲になる。強い絆を感じながら愛を深める二人。だが、その背後には、本人たちも知らない大きな秘密があった……。兵器開発と遺伝子工学、そしてロマンス、螺旋のように絡み合うストーリー、そして<ファウンテン計画>の全貌とは? 禁断の領域に踏み込んだ科学は、いま神の高みへと昇ろうとしている……。『エルム街の悪夢』の恐怖、『スクリーム』の驚き、『ミュージック・オブ・ハート』の感動、そのすべてがここにある!
【 2004/08/10/06/19/14 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

箱根天山温泉

箱根天山温泉に日帰りで出かけた。箱根ならロマンスカーだろうと思っていたら、車で行くというので、じゃあ、本も読めないかと思い、ブッククラブの課題本(『さようならコロンバス』)だけ持っていく。温泉で読むような本でもないが、これしか読むものがないという状況で読まないと、いつまでも終わらない感じなので、無理やり。(^^;

でも夏の温泉なんて、もう絶対に行かないと決めた(去年もそんなこと言ってたっけ?)。ビルのクーラーに慣れてしまっているので(それがいいとは思わないけど)、クーラーの効いてない館内はいたたまれなかった。お風呂からあがっても、体の熱が冷めない。もうぐったりしちゃって、熱中症になったかと。(・_・;)

クルマの中も暑いし、どこにも涼しいとこがない!それが自然なんだろうけど、体がついていかなくなってる。たしかに自然の風は気持ちがいいが、所詮は真夏の風。箱根も湯元あたりでは、日中はそれほど涼しいわけじゃないし、コンスタントに吹いてくるわけでもない。最初は涼しいと感じた風も、慣れてしまえばやっぱり暑い。なんで、わざわざこんな暑い思いをしに来なきゃならないのよ?って感じ。暑い時に熱いお風呂に入りに行くなんて、なまくらな私には自殺行為だって、ようくわかりました。(-.-;

それに、どこに行っても子供がうるさい。ぎゃーぎゃー騒ぎまくってて、海老名PAのレストランで、男の子に蹴飛ばされたし。(`ε´)
夏休みで親も大変と思うけど、普段のしつけがなってない。ひどすぎ!せめて、人に迷惑をかけないくらいのお行儀は、しっかりしつけて欲しい。

というわけで、寝不足というのもあり、疲れ果てた。そもそも温泉が好きじゃないんだし、温泉でのんびりできる性格でもないので、人前で裸になったり、大広間でごろ寝したりというのが苦痛なんだから、やっぱり無理。温泉でゆっくり寝ればいいなんて、絶対できないとわかっているのに。。。この時期に、たまにはきれいな空気でも吸いたいなと思ったのが間違い。

でも、実は来週も行くんだ、温泉に。今度は泊りがけだから、だいじょうぶかな?なんて。(^^;
【 2004/08/09/06/20/41 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

神宮外苑花火大会

◆2004 神宮外苑花火大会 → 詳細はこちら

神宮のあんなショボい花火で、国立競技場の入場料が6300円なんて、ふざけるなという感じだが、あややファンにはたまらないんでしょうねえ。花火をバックに、もう最高です!って感じなんだろうなあ。それに、神宮球場のフォーリーブスって、何でしょう?あの、往年のフォーリーブス?「ブルドッグ」とか歌っちゃうわけ?ステキすぎます。(^^;

で、結局見に行った。途中、四谷図書館の11階と12階を開放しているというので、そこに行ってみたが、ガラス越しなので、全然良くない。神宮まで行って、しっかり音と光を実感してきた。例年よりも人手が多いような気がしたが、あやや人気のせいか、はたまたフォーリーブスのせいなのか?ぷっ!

帰りにホープ軒でラーメンを食べながら、ラジオの野球中継を聞いていたら、大魔神が立て続けにホームランを3本打たれたという。( ̄○ ̄;)

ど、ど、ど、どうしたんだ~っ、大魔神!

そりゃ、魔神は「マシン」じゃないから、たまには失敗もあるさ・・・って、続けて3試合、しかも今日の連続3本のホームランてのは、悪い夢でしょう?ハマから大魔神がいなくなったら、万年最下位の、ただの下手くそなチームじゃないかっ!しっかりしてくれ~!


<ヤクルト3-2横浜>◇8日◇横浜スタジアム

◆ヤクルト、佐々木から3連発

ヤクルトが佐々木に3連発を浴びせて逆転勝ちした。0-2の9回1死から土橋、岩村、古田が3者連続本塁打した。ヤクルトは勝率5割に復帰。佐々木は球威、フォークの切れを欠き3試合連続の救援失敗。横浜は今季最多の借金10。

◆大魔神沈めた3連発、古田「出来すぎ」

ヤクルトがハマの大魔神・佐々木に3連発を浴びせ、劇的な逆転勝利を収めた。8回に2点目を失い、0-2と敗色ムードが漂った9回。1死から土橋が左越えに、岩村が右翼席に、いずれもフォークボールを運んだ。続く古田はストレートを左越え。2試合連続で決勝本塁打の古田は「正直、出来すぎ。自分でもびっくりしています」と満面の笑みだった。
─(日刊スポーツ)
【 2004/08/08/06/21/23 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

ホラー好き宣言

マキャモンの『ナイト・ボート』を読み終えた。世にもおぞましいナチスのゾンビが、次々に人を襲って食いちぎるという話なのだが、ちょっと前までホラーは苦手で、『吸血鬼ドラキュラ』くらいでキャーキャー言っていた私が、最近は、全然平気になってしまった。これはマキャモンのせいなのか?

というか、ホラーは邪悪なものが主役で、絶対に邪悪なものが勝ち、善なる者たちは、ただ逃げ惑うだけという固定観念があったのが、マキャモンを読んでから、そうではないことに気が付いたのだ。だから、マキャモン以外のホラーはダメかもしれない。マキャモンだったら、どれほど怖い思いをしても、必ず善が報われるというお約束があるから、きっと平気で読めるのだと思う。

にしても、このあたりの作品は、まさにホラーだと思うのだけど、それでもスティーヴン・キングなどとは違って、ただ怖いだけというのとは違う何かがある。キングが悪いと言ってるわけではないのだが、ホラー作家というだけで、並べて語るのは違うんじゃないかなと。

マキャモンは、やはりちゃんとした作家だけに、文章も上手いし、今読んでいる『ファウンテン・ソサエティ』を書いた、映画監督のウェス・クレイヴンなんかとは全然違う。クレイヴンは、「究極のエンターテインメント!」とあったので、かなり期待していたのだが、このままだと期待はずれに終わるかも。

初めて小説を書いたら、勢い込んでこういう書き方になってしまうんだろうななどと思ってしまうような、そんな文章。他人事ながら、読んでるほうが恥ずかしくなってくる。べつに恥ずかしいことが書いてあるわけではないんだけれど、なんか照れちゃう文章なのだ。こういう言い回しって、なんか恥ずかしいよって感じ。だから、スムーズに文章に入り込めない。

そういうことを考えると、シドニー・シェルダンなんかは、やっぱり上手いんだなあ、エンターテインメントの職人なんだなと思える。シェルダンが、特に文章が上手いとは思わないけれど、一気に読ませる技は、評価するべきではないかと。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ナイト・ボート』/ロバート・R・マキャモン (著), 嶋田 洋一 (翻訳)
文庫: 397 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042661017 ; (1993/07)
内容(「BOOK」データベースより)
ブードゥーの祈りが聞こえるカリブ海。海の底の墓場から「夜の船」がよみがえる。それはかつて闘いに敗れたUボートだ。中からは無気味な物音がもれている。なにものかが潜んでいる。生物なのか亡霊なのか。楽園は無気味な気配につつまれはじめた…。
【 2004/08/07/06/22/09 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

ジャケ買いのハワイ本

昨日、久々に踊ったりしたので、疲れ果てて寝ていたところ、Amazonから予想外に早く本が届いた。げ!これって、10日過ぎに発送予定じゃなかったっけ?と寝ぼけまなこで受け取る。

1冊は、アポロ13号のためにわざわざ買った、マキャモンの『少年時代』の下巻。これでもう、単行本はいらなくなっちゃったな。もしかして、ロンドンの山本さん、単行本でもいるかな?

もう1冊は、この間懐かしく読み返していた、青山先生の「ハワイという文学の島々」の中で気になった、シルヴィア・ワタナベの『Talking to the Dead』だ。これは、ジャケ買い。いかにもハワイっぽい表紙にひかれてしまったのだ。こんなアロハシャツがあったら買いたい。

もうしばらくハワイに行っていない。なんだかんだ言っても、ハワイは気候もいいし、言葉も通じるし、ものすごく楽なのだ。あの湿気のない気候だけでも元気になってしまう。スコットランドの知り合いが、「ハワイなんてプラスチック・パラダイスじゃないか」と言っていたが、そういうチープな感覚が好き。気負わずに過ごせるところがいいんだと思う。それに、ナマコもいないし。<実はいるという話もあるが。。。

ああ、ハワイに行きた~い!


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『Talking to the Dead: And Other Stories』/Sylvia Watanabe ¥1724
ペーパーバック: 127 p ; 出版社: Random House Inc ; ISBN: 0385418884 ; Reprint 版 (1993/08/01)
From the Publisher
By an 0. Henry Award-winning young writer, these interrelated stories paint a moving, many-faceted portrait of a Hawaiian village, where ancient traditions and modern values meet in a magical mix of the marvelous and the real.

『少年時代』(下)/ロバート・R・マキャモン ¥700
文庫: 494 p ; 出版社: 文芸春秋 ; ISBN: 4167254379 ; 下 巻 (1999/02)
内容(「BOOK」データベースより)
初恋、けんか、怪獣に幽霊カー。少年時代は毎日が魔法の連続であり、すべてが輝いて見えた。しかし、そんな日々に影を落とす未解決の殺人事件。不思議な力を持つ自転車を駆って、謎に挑戦するコーリーだが、犯人は意外なところに…?もう一度少年の頃のあの魔法を呼び戻すために読みたい60年代のトム・ソーヤーの物語。
【 2004/08/06/06/22/50 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

新宿遊びある記

ものすごく久々に、新宿に飲みに行った。着ていった服は、ボン・ジョヴィのTシャツにジーンズ、厚底サンダルにストローバッグという、DMXに照準を合わせた格好。ボン・ジョヴィのTシャツなんて、今時誰も持ってないだろう。ていうか、ボン・ジョヴィと書いてなければ、誰だかわからないに違いない。

最初に一番近いというのもあるが、開店直後の静かなDMXを襲う。開店直後は空いていていい。従業員のみのやんに、オースターのビデオ「ルル・オン・ザ・ブリッジ」を持っていってあげる。彼は、オースターファンなのだ。お客さんの入っていない静かな時には、こうした本の話もできるのでグッド。

ちなみに「ルル・オン・ザ・ブリッジ」は、「人気作家P・オースターが自らメガホンを取った、ミステリアスなラブストーリー。『スモーク』のH・カイテル、『ロミー&ミッシェル』のM・ソルヴィーノが共演」という作品だが、私は最後の夢オチが気に入っていない。でも、もうお店では入手できないから、結構お宝もの。

途中で、NHKの「原書で読む世界の名作」の時間になったので、ラジオを取り出して聴く。今日が今月から始まるジェイムス・ジョイスの『ダブリナーズ』の最初の日なので、これだけは聞き逃せないと思って、酒場で無粋だとは思ったが、他にお客さんもいなかったので、30分間勉強。今度の先生は東大の名誉教授かなにかで、ずいぶんお年寄りの感じ。

それと、何年かぶりに「ローリング・ストーン」に行った。マスター(新宿三丁目のキース・リチャード)がDJでないときは、知らない曲ばかりかかるので面白くないから、このところずっとご無沙汰していたのだが、今日はマスターがDJだというので、どん底の純ちゃんを誘って行った。最初から最後まで好きな曲ばかりかかって、踊りまくったので、明日足腰が立つかしらんと心配。(^^;

ストーンの従業員て、刺青したり、ボディピアスしたりと、見た目はすごいんだけど、みんないい子だ。基本的にロッカーではあるんだけど、話をしてみるとすごくいい子ばかりで、ほのぼのとした気分になるというのが、店の内容と全然違って、面白い。

どん底では、今日は2階に陣取る。「今、エノラゲイ(広島に原爆を落とした飛行機)が飛び立った」と広島出身の上野君が言うので、追悼の意味を込めて、していたドクロの指輪(「パイレーツ・オブ・カリビアン」の前売り券のおまけ)をボトルにつけてもらった。

純ちゃんに連れて行ってもらった新しい店バオバブで、ピットインの高橋君と、HAVANAのあらいさんに会う。その帰りに、ハリソンバーで、早稲田のボクシング部のコーチをしている斉藤君に、「ボクシング部に入れてくれ」と頼んだら、もう早稲田には行ってないとのこと。なんだ、残念。

というわけで、久々に遊んだなという感じ。ずっと風邪で出歩いていなかったので、さすがに疲れた。そういえば、ご飯を食べるのも忘れて、遊びほうけていた。これくらい真剣に遊ぶと、日頃のうさも晴れるというものだ。
【 2004/08/05/06/23/35 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

カリブ海の恐怖

現在、マキャモンの『ナイト・ボート』を読んでいる。今まで読んだマキャモン作品は、純粋にホラーとは言えない作品だったが、これはマキャモンの長編3作目で、「ホラー作家」としての名を上げたものだ。文学としてよりも、エンターテインメントとして、かなり面白いと思う。

でも恐怖というのは、屁理屈をつけると、いくらでもつけられてしまうものだなと思った。この話は、深い海底から突如浮き上がってきた、第二次大戦時のドイツのUボート(潜水艦)に、亡霊だかなんだかわからないものがとりついているという話なのだが、場所もカリブ海の「魔のトライアングル」である。ブードゥーの影響が濃い場所だ。蘇った「カリブの海賊」といったような趣もある。

だけど、何やら得体の知れない恐ろしさがあるというのに、潜水艦の調査をする時には、なぜか二人くらいで内緒でやる。怖いんだったら、大勢の公衆の面前で、隅々までさらけだすくらいの明かりをつけて、お化けも遠慮して出てこれないような状況で調査すればいいのになあと思う。

大体が、ランタンひとつとか、そのくらいの光源しかなく、他には誰も知るものもなく・・・といった状況だ。そこでお化けに襲われても、誰も助けようがない。そういうことをおおっぴらにやらないところに、ホラーのホラーたる所以があるのか?みたいな。。。

公衆の面前でおおっぴらに、というと、キャサリン・コールターのFBIものを思い出すが、あれはお化けではなくて人間の手によるイリュージョンだった。作家もいろいろ考えてるんだな。(^^;

というわけで、『ナイト・ボート』は、後半どうなるんでしょう?お化けはお化けのままなんだろうか?それとも、何か科学的な説明がつくんだろうか?非常に楽しみである。

カリブ海と言えば、私はバハマに行ったことがあるが、太陽が燦々とふりそそぐ明るい景色(今まで見た中で最高に美しい景色)のイメージとは裏腹に、現地の人たちの目は、とても暗い。バハマの人口の90%が黒人なのだが、もともとの原住民はヨーロッパ人に滅ぼされ、今いる人たちの祖先は、みなアフリカから連れてこられた奴隷だ。そんな歴史が、今でも彼らの目に宿っているかのようだ。

そんな目を思い出しながら、マキャモンの『ナイト・ボート』を読むと、とても怖い。でも、お化けになっているのはドイツ人なわけだから、彼らの目とは全然関係がないんだけど。(^^;
【 2004/08/04/06/24/28 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

DVD 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

明日発売のDVD、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」コレクターズ・エディションが届いた。「指輪」の物語の中でも一番好きな部分だが、劇場で4回も観たので、DVDが届いた嬉しさは、前2作ほどでもなかった。DVDが発売になることさえ、忘れていたくらいだし。(^^;

今度のおまけは「中つ国住民手帳」なのだが、私のはローハンだった。セオデン王が好きなので、ローハンでもいいんだけど、アラゴルンが王になったことだし、やっぱりゴンドールが良かったよねえ。。。「旅の仲間」のおまけのパスポートも「人間」だったし、ファンタジーの中でも人間だなんて、つまらない!

さて今月は、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)主演の「オーシャン・オブ・ファイヤー」のDVDも発売されるので、もちろんそれも狙っている。

ところで、BOOK PLUSの『ぼくと彼女とその彼女』を読み終えたのだが、本当は昨日読み終えていた。でも、読み終えたことさえすっかり忘れているほど、どうでもいい本だった。70年代のレズビアン小説というか、サイケな人たちの話。主人公は、読書と爬虫類好きの男の子なのだが、そのお母さんとかガールフレンドが、みなレズかバイだったりする。

70年代といったっていろいろある。70年代の曲とかは好きだけど、この手のサイケデリックで、LSDで飛んじゃってるような話っていうのは好きじゃない。麻薬がらみの話というのは、どうせでたらめなんだから読むに値しないとまで思っているくらいなので、BOOK PLUSでなければ、途中でやめていただろう。

で、少年は読書好きだから、ところどころに有名な本の一節が引用してあるのだが、それがみな、「やらしい描写」のところばかりなのだ。それなりに有名な本ていうのは、「やらしい描写」だけじゃなく、その前後も含めて評価されてるわけで、そこだけ抜き出すってのも、なんだかね。このくらいの年齢の少年てば、こんなことしか考えてないんだろうな、なんて。

それと、表紙の水色とピンクという配色が嫌。この配色は昔から大嫌いで、気持ちが悪いというか、落ち着かない気分にさせられる。チープなセンスの最たるものって感じ。この内容だからこそ、こういう配色にしてるんだと納得はするのだが、見ているだけで気分が悪いのだ。

だけど気になる「水色とピンク」。これは手を出しちゃいけませんよ、とわかっているのに、ちょっと触ってみたいってな感じがある、危険な配色だ。一生の間に、この配色の服を、何とも思わずに着れることがあるとは絶対に思わない。

そんなこんなで、最近のBOOK PLUSのラインナップは、どうも面白くない。映画のノヴェライゼーションか、低年齢層をターゲットにしたドタバタ恋愛物かって感じ。低年齢層の本だって、いいものはいいと思うが、今回のようなものは、いい加減うんざり。これが書かれたのは1972年。70年代前半と後半では、だいぶ違うんだろうと思うけど、70年代の小説というより、多分に60年代が入っている内容なんだろう。私が感じている70年代とは、だいぶ違うような気がする。

ともあれ、読み終えてよかった、とほっとした1冊。読んでいる間はイライラしちゃって、今にも爆発しそうだった。もっと時間がかかっていたら、間違いなく捨ててた。翻訳者も、私があまり好んでいない金原瑞人氏のお弟子さんみたいで、いかにもだなという感じ。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

DVD 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 コレクターズ・エディション』 ¥2948
(Amazonギフト券で▲¥1000)
内容紹介
劇場公開版本編のほか、ドキュメンタリー3本、メイキングクリップ6本や 「トリロジー・スペシャル・プレビュー」 など2時間25分の特典を収録した特典ディスクと、「中つ国パスポートキャンペーン」 の最後を飾る 「中つ国住民手帳」 同梱。
※8/18発売 3部作のDVD コレクターズ・エディションを同梱した 『ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション トリロジーBOX セット』 はこちら


◆読了した本

『ぼくと彼女とその彼女』 BOOK PLUS/マリジェーン・ミーカー (著), 代田 亜香子 (翻訳)
単行本: 300 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970437 ; (2004/06/29)
内容(「MARC」データベースより)
全寮制のハイスクールを卒業した少年が出会った年上の美少女。胸がキュンとする甘く切ないひと夏の体験。70年代のカルチャーが瑞々しく描かれるポップなアメリカン・ラブ・ストーリー。
【 2004/08/03/06/26/32 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

暴君ハバネロ

ちょっと前に、「辛いもの好きシスターズ」の友人が、ハバネロのホットソースを10本まとめて買ってきてくれた。きゃー!

一番好きなものは「タバスコ」というくらいに、二人とも辛いものが大好きなので、常に「より辛い」ホットソースを捜し求めているのだ。で、ハバネロという唐辛子を使用しているホットソースは、タバスコよりずっと辛い。だから、最近はもっぱらタバスコよりハバネロなのだ。

状況さえ許せば、何にでもこのホットソースをかけて食べてしまうのだが、このところシクシク痛む胃(十二指腸かも)とか、風邪がまたぶり返して喉が痛いとかってことを考えると、このホットソース好きは、ちょっと良くないかも。

喉や胃の中で、暴君ハバネロが暴れまくっている感じ。こういう時は、刺激物をとってはいけませんというのが普通だが、でも、やめられないんだな。コーヒーとかお茶は刺激物だからやめとこうと思うのに、辛いものは何とも思わない。辛いものって、中毒になるのかな?

できたらもう一度、サンフランシスコで「地獄の火に焼かれろ!ビン・ラディン!」ホットソースを買いたい!


◆お知らせ

「NOW READING」(新規移転)、「気になるこの1冊」(新規移転)、「読書メモ」(合併)など、あれこれ作り直したので、URLが変更になっています。お手数ですが、ご確認の上、直接リンクなどなさっている方は、URLの変更をお願いいたします。

また、なにげにさりげなく、「Another View」という日記を追加。これは、カメラ付き携帯から更新している、ときどき写真つきの短い日記です。写真がなかなかうまく撮れないのは、ご容赦ください。(^^;

※この日記の左側のメニューも変更になっています。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF

『不思議のひと触れ』/シオドア・スタージョン ¥1000
単行本: 361 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309621821 ; (2003/12/22)

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1930年代末からアメリカで活躍したSF作家シオドア・スタージョン(1918-1985)の短編集。本書収録のショートショート「高額保険」で、1938年にデビューしたスタージョンは、『人間以上』『夢見る宝石』などで、一部のSFファンの間でカルト的な人気を博した作家である。しかしながら、生前は、あまり評価に恵まれず、我が国における翻訳点数も多くはなかった。SFというジャンルを超えた大胆な発想と、独特の世界観が再評価されるのは、没後となってからのことである。

なかでも、220編余りに及ぶという短編小説の数々は、「アメリカ文学史上最高の短編作家」と激賞されるほど評価が高い。本書収録の10編は、その中から厳選し、新たに訳出されたものである。ある女性の私生活を覗き見した男の奇妙な体験を描いた怪奇小説「もうひとりのシーリア」。子どもの心に潜む残酷さを捉えた「影よ、影よ、影の国」。言葉を話す石像と主人公とのやりとりがユーモラスな「裏庭の神様」。その味わいは、じつにバラエティー豊かで、改めてその力量に驚かされるものばかりだ。

とりわけ、スタージョンの魅力を伝えるのは、表題作と「孤独の円盤」の2作である。人魚とUFOというSF的な要素は、ここでは、人間そのものを捉えるための道具だてにすぎない。その上でスタージョンは、人魚を介して恋に落ちる男女の心暖まる情景を、UFOという不可思議を目撃してしまった者の疎外感を、巧みな筆致でありありと浮き上がらせるのである。その見事なまでの手腕は、読み手の持つ既存のSFのイメージをたやすく覆すに違いない。本書との「ひと触れ」は、SFの果てしない可能性との出あいを約束しているのである。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)
ちゃんと働いて給料をもらい、だれにも憎まれず、それを言うならだれにも好かれない。どこにでもいるそういう平凡な人間に不思議のひと触れが加わると…。シオドア・スタージョンの短篇10篇を収録。

目次
高額保険/もうひとりのシーリア/影よ、影よ、影の国/裏庭の神様/不思議のひと触れ/ぶわん・ばっ!/タンディの物語/閉所愛好症/雷と薔薇/孤独の円盤

『草の根』/スチュアート・ウッズ ¥105
文庫: 622 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 文芸春秋 ; ISBN: 416752760X ; (2000/08)

出版社/著者からの内容紹介
上院議院への道を着実に歩むウィル・リーを、悪夢のようなレイプ殺人裁判が揺さぶる。代表作『警察署長』の六十年後を描く長篇力作。

内容(「BOOK」データベースより)
米国ジョージア州デラノ。この町の初代警察署長ウィル・ヘンリー・リーは、60年前に非業の死を遂げた…時は移り、彼の孫ウィル・リーが弁護士となって帰郷し、上院議員選挙に打って出る。好事魔多し、ウィルは悪夢のようなレイプ殺人事件の裁判にまきこまれてしまう。選挙をめぐる非情な人間模様を描き切った迫真の傑作長篇。
【 2004/08/02/06/27/24 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)