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日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
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『Summerland』 読了

<サマーリーディング>用に読んでいた、マイケル・シェイボンの『Summerland』を、やっと読み終えた。シェイボンが自分の息子たちのために書いたというだけあって、内輪ネタである。自己満足の世界。

普通、自分の子どものために書いた本というのは、ただ子どもに楽しんで欲しいという愛情が原点で、仕事とかお金とかがからんでいないから、だいたい面白いものなのだが(トールキンの『指輪物語』も、『ハリー・ポッター』もその類)、シェイボンの場合、仕事やお金がからんでいないと、際限なく自分の好みに走ってしまうんだろうなあという感じ。シェイボン一家には面白いネタでも、読者にとっては不要という部分も多々ある。

つきつめて言えば、話が洗練されていない。シェイボン一家が面白いと思うものは、何でも詰め込んである。そういうことは、一般の日常生活の中にはよくあることだが、とりあえずシェイボンは、プロの作家だし。

シェイボンの知識の豊富さは驚くほどだし、頭脳の中身も並ではないと思うのだが、同じく知識が豊富なトールキンなどとは全く異なる次元のような気がする。もともとシェイボンの作品には、ファンタジックな部分があると思うが、正真正銘のファンタジーは向かないと思う。トールキンのように、すっかりその世界にはまりきれないところがある。

ファンタジーは荒唐無稽でいいのだから、「・・・なんて、それはちょっと大げさだろう」などというのは不要なのだ。「・・・」の部分で止めておけばいいのに。大げさでも、とんでもないホラでも、そもそもがファンタジーなのだから、そんなことはどうでもいいんじゃないかと思う。むしろ、いかに荒唐無稽か、そちらのほうを楽しみにしていたのに、と。

そういう意味では、併読しているロバート・オレン・バトラーの『奇妙な新聞記事』のほうが、はるかにファンタジーとしての要素が濃い。第一印象で、「これはカルヴィーノじゃないか!」と思ったように、こちらのほうが数倍荒唐無稽である。シェイボンの非凡さは認めているものの、彼は児童向けのファンタジーには向かない、どちらかといえばSFのほうがいいんじゃないかという気がしてならない。彼の興味は、一般に言うファンタジーではなく、SF的幻想なのだと思う。

ま、我が子のために書いたのだから、自分の子どもさえ気に入ってくれればいいんだろうけど、期待していただけに、ちょっと残念。無理やり言うなら、『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を読みやすくした(『カヴァリエ・・・』のほうがはるかにいいが)感じ?そこに、子供向けということで教訓めいた話がちらほら見えていて、それもまたシェイボンらしからぬと思う部分なのだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Summerland』/Michael Chabon (著)
ペーパーバック: 512 p ; 出版社: Disney Pr ; ISBN: 0786816155 ; Reprint 版 (2004/02/01)
内容(「MARC」データベースより)
気弱な少年イーサンは、野球の試合でいつもエラーばかりしていた。そこに野球好きの妖精があらわれ、自分たちの世界を救ってほしいという。不思議な仲間たちとの旅がはじまった。冒険ファンタジイ。
世界を滅ぼそうとするコヨーテのせいで、妖精たちの世界はめちゃくちゃになっていた。イーサンは仲間たちと力を合わせて、野球で戦いつづける。そして、ついに最後の試合が開始された。イーサンたちは勝利できるのか?
【 2004/09/10/05/46/03 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

「英米女性文学の魅力を探る」

早稲田のオープンカレッジから、「英米女性文学の魅力を探る」のご案内というハガキが来た。これは通年の講座ではなく後期のみの講座で、9月30日から始まる。内容は「イーディス・ウォートン、カースン・マッカラーズ、トニ・モリスンについて」で、講師は大社(おおこそ)淑子先生だ。

この講座を受講するという方もいるので、講座があること自体はすでに知ってはいたのだが、後期の申込などとっくに終わっていると思い込んでいたので、今頃なんだろう?という感じだった。

前期に英米文学の講座がなくて、語学をとったので、できれば受講したい気持ちもあるが、語学の講座が水曜日で、この講座が木曜日というのはきつい。予習も復習もなしで、ただ聴いているだけでいいという授業ならともかく、原文で読むのか、邦訳で読むのかもわからないので、安易には決められないし。

何といっても私はトニ・モリスンが苦手。他に山のように(実際、山)読みたい本がある中で、わざわざ苦手なトニ・モリスンを読まなくても・・・とも思う。

実際、大社先生翻訳の『青い眼がほしい』で、モリスンに苦手意識を持ってしまったのだから、何か「どうしても」という理由でもない限り、自主的にそれを勉強しに行こうという気には、なかなかなれないのも当然。

イーディス・ウォートン、カースン・マッカラーズには興味があり、本も持っていたりするし、こちらのほうは勉強したい気持ちも十分あるのだけれど、私はどちらかというと男性作家のほうが好きなので、どうせ勉強するなら、自分の好きな作家について掘り下げたほうがいいだろうとも。。。自分の好みを考えると、今回の作家のラインナップは、どう考えても自分の路線ではないような気がする。

講座説明によれば、「別に時間を設定して4つの映像作品を見る予定」とのこと。この3人の女性作家に興味のある人には、内容の濃い、価値のある講座だと思う。来年もこの講座が続くのか(手始めにとあるので、たぶん続くのだろう)、はたまた新しい英米文学の講座ができるのか不明だが、好きな作家、掘り下げてみたい作家の講座があれば、ぜひとも受講したいとは思う。

大社淑子先生著書・翻訳書
【 2004/09/09/05/46/54 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

気になる情報いろいろ

気になる本2冊

9/11 Commission Report: Final Report of the National Commission on Terrorist Attacks Upon the United States
/National Commission on Terrorist Attacks (著)

スーパーマーケット・マニア ~EUROPE編~/森井 ユカ (著)

ロスト・オンザ・ネット 青山南「この国はだれの国?」
上記の『9/11 Commission Report』についての青山先生のコメント


ラフカディオ・ハーン関連

今月26日に、ラフカディオ・ハーンの国際シンポジウムが早稲田で開催されるのだが、日曜日の朝9時半からという主婦には酷な日時だし、午後4時半までという長丁場ということもあって、これは諦めざるを得ないかも。

没後100年ということもあって、あちこちでハーンに関する記事を見るが、今日新聞で見た記事によれば、ハーンはかなり陰気でわがままだったような印象を受ける。日本に対して勝手なイメージを作り上げ、その自分の作りあげたイメージに沿わないと、背を向けるといった感じ。

ただ、私の興味は日本におけるラフカディオ・ハーンではなくて、アメリカ南部に関するクレオール文化に対するものなので、ハーンが日本をどう思っていたかは、あまり興味のポイントではない。

というわけで、早稲田のシンポジウムは、まさにその「クレオール文化」についてのものだったので、ちょうどいいと思ったのだが、日時の都合で、どうも無理そう。前日に東大でのシンポジウムもあるのだが、時間がなくて、その情報の詳細ががまだ入手できない。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(下巻)/J.K.ローリング
単行本: 出版社: 静山社 ; ISBN: 4915512517 ; (2004/09/01)
Amazon.co.jp
ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。

鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?
【 2004/09/08/05/47/39 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

マイケル・シェイボン 『Summerland』

<サマーリーディング>用として、マイケル・シェイボンの『Summerland』を読んでいるが、あまり進まない。現在「ハリポタ5」もあるし、ロバート・オレン・バトラーの『奇妙な新聞記事』も併読しており、さらにジョイスの『Dubliners』も毎週少しずつだが読まなければならないという状況。

こんな併読状態は、べつに珍しいことでもなんでもないのだが、なんだかどれも中途半端な感じで、集中できない。で、それをシェイボンのせいにしてみた。

シェイボンは好きな作家だが、どうもマニアックに書き込みすぎるきらいがある。それが気にいれば問題ないのだが、今回の『Summerland』は児童書で、そういうマニアックな部分は必要ないだろうという気がしている。

シェイボンのマニアックな書き込みは、それが彼の特徴であるとも言えるし、つぼにはまれば、すごく面白いと思うのだが、こんなこと書いてるから、児童書なのに、こんなに分厚くなってしまうんだぞ!と。

これは、本が面白くないと言っているわけではない。野球の話だが、私は野球は好きだし、十分興味を持って読めるのだけど、児童書であるということを考えると、ちょっと削ったほうがいいんじゃないかと思う部分がたくさんある。

児童書だから簡単な文章でいいというわけでもないし、どこがどうシェイボン的マニアックなのかと言われると、ここがそうだとはっきり言えないのだが、そういう部分があるおかげで、遅々として進んでいかないのだから、困ったものだ。

これは悪い意味で困っているのではなく、そういう部分に、その都度感服してしまい、何度も読み直したりしてそこで止まってしまうから、困ったものなのだ。
【 2004/09/07/05/48/28 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

セルライトがとれるリンパ体操

昼間テレビで、「リンパ体操」というのをやっていて、これを毎日やると、例のセルライトがとれるとか、免疫力が高まるとか、肩こりがなくなるなどというので、一緒に全部やってみた。確かに、体の中でリンパ液が流れてる感じがする。<すぐに信じやすい。(^^;

ところが、終わってから猛烈な眠気に襲われ(夕べ2時間くらいしか寝ていないというのも災いして)、読むべき本、やるべき仕事をテーブルに用意してあったにも関わらず、昼寝をして爆睡してしまった。実に気持ちよく。これって、「リンパ体操」に関係があるんだろうか?それとも、単なる寝不足のせいだったのか?

しかし、そうそうぐうたらもしていられないので、なんとかキングの『Bag of Bones』を読了させた。冒頭は面白いと思えたのだけど、なかなかホラーにならないし、ホラーっぽくなってからは、その超常現象がどうして起こるのか、全然理由がわからず、イライラした。

キングは頭の良い人だなとは思うのだけど、ホラーのエンターテインメントとしては、これは凝りすぎ?他の作品とちがって、ホラーはホラーでもゴースト・ラブストーリーだというので、中には様々な愛情(特に死んだ妻に対する愛)が描かれているのだが、とにかく最後はお化けたちと戦わざるを得なくなった主人公の作家ヌーナン。あとからあとから出てくる過去の死者の霊。さすがホラーの帝王キングだとは思うものの、今いち怖くもないし、すごい!という驚きもなかった。

それにしても、あそこまでお化けが出てくる家に、なんでいつまでもいられるのかしらね?という感じだった。私だったら、さっさと逃げ出します。そもそもヌーナンはよそ者なのだから、その街の呪いを解いてやる義務も何もないわけだし。やっぱりホラー系では、マキャモンのほうが個人的には好きだと、改めて認識した次第。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Bag of Bones』/Stephen King (著)
ペーパーバック: 736 p ; 出版社: New English Library ; ISBN: 034071820X ; (1999/02)
内容(「MARC」データベースより)
最愛の妻が死んだ。遺された作家は書けなくなりクロスワードパズルに没頭。妻の手にあった妊娠検査薬、溜まる疑い、夜毎の悪夢。彼は逃れる様に妻との思い出が宿る湖畔の別荘に向かうが…。壮大なゴースト・ラブ・ストーリー。
【 2004/09/07/03/51/57 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

悪い子のハリー・ポッター

「ハリポタ5」の上巻をやっと読み終えた。って、今日は何日?
これまで、ほとんど一気読みできた「ハリポタ」なのに、日本語版でなぜこんなにかかっているんだろう?

弟のところからは、「朝四時半までかかって読み終えた」というメールが来たが、なぜかそこまでのめり込めないこの「不死鳥の騎士団」。面白いか?と聞かれても、すぐに「うん」と言えないもやもや感もある。

これって、ハリーが大人になってきて、これまではハリー自身がとまどっていた「有名なハリー・ポッター」に慣れてしまい、天狗になってる部分なども描かれているからだろうか?

これまでは、だいたい「いい子のハリー」しか描かれていなかったのだが、5巻目では「悪い子のハリー」も描かれているので、そこにとまどいを感じるのかもしれない。自分が「例のあの人」と戦ったのに!とか、自分は「あのハリー・ポッター」なのに!とか、ずいぶん自意識過剰じゃないの?と思う。もっとも、実社会ではあんな状況でそう思わずにいられる子など、一人もいないだろうなとも思うが。

だけど、やっぱり「いい子のハリー」のほうがイメージとしてはいいわけで、自然にそういうハリーを期待しており、そのあたりが、こんなはずでは・・・と納得できずにいるのかなと思う。それと、これまでは何気なく書かれていたストーリーの伏線(あとで、あそこが伏線だったのか!と思う)が、あからさまに書かれているのも、ちょっと興ざめしてるかも。

ダンブルドアが魔法省の圧力に負けているというのも悔しい(実際には負けてはいないのだが、一見そう見える)。「例のあの人」が唯一恐れるダンブルドアなのに、なぜ体制には負けてしまうんだろう?と。ダンブルドアに、「指輪」のガンダルフのようなイメージを求めるのは間違いかもしれないが、ハリーがいかにも人間くさいキャラだから、そこにない、絶対的な強さとカリスマ性をダンブルドアに求めてしまうのは、しょうがないことだ。ダンブルドアは、何者にも屈してはならないと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(上巻)/J.K.ローリング
単行本: 出版社: 静山社 ; ISBN: 4915512517 ; (2004/09/01)
Amazon.co.jp
ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。

鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?
【 2004/09/06/05/49/27 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

奇妙な貸出票

図書館で借りた、ロバート・オレン・バトラーの『奇妙な新聞記事』に挟まっていた貸出票。これが気になって仕方がない。日付からして、私の前に借りた人のようだけど、そこにある本のタイトルは以下の通り。

・自然と遊ぼう日帰りハイキング
・楽しい山あるき関東周辺
・ハイキング12ヵ月
・奇妙な新聞記事


この人、アウトドア派でしょうか?高い山を目指して登るような人ではなさそうなので、年齢的には結構いってらっしゃる?運動のために、近場でウォーキングをしよう!と考え、その際に準備万端、近辺の情報を集めておこうと考える真面目な人?

などなど、いろいろ考えてしまったが、そんな本の中に『奇妙な新聞記事』が混じっているのが、とっても不思議。べつに不思議でも何でもないのかもしれないけど、他の本とのギャップが、あまりにありすぎて、ついついどんな人なのか想像を逞しくしてしまう。

それと、何も疑問を持たずに、これは男性だと思い込んでいたのもおかしい。女性の可能性だって、確立は半々なのに、なぜか絶対に男性だと思っていた。

実際に『奇妙な新聞記事』の内容はというと、読んでびっくり!これって、イタロ・カルヴィーノじゃないか!と。カルヴィーノのテーマの目の付け所が一風変わっていて好きなのだが、バトラーも似たような感覚を持っていると感じた。だからこそ、ハイキングなどとの結びつきが想像できないのだが、カルヴィーノもバトラーも、鋭い観察眼を持っているということを考えると、ハイキングも観察眼を養うには、うってつけのものなのかも。

『奇妙な新聞記事』/ロバート・オレン・バトラー
出版社/著者からの内容紹介
ピュリッツァー賞受賞作家が「タブロイド新聞」の記事にヒントを得て展開する12編の物語。「沈没の瞬間を回想していると、自分がとうの昔に死んでいたと気づくタイタニック号の死者……」「実は生きていたケネディ。脳に障害がのこり、国家機密を口走ってしまうので、幽閉されていた元大統領が、お忍びでジャクリーン夫人の遺品オークションに参加する……」など12編の〈奇妙な味の物語〉。

目次
「タイタニック号」乗客、ウォーターベッドの下から語る/夫の不倫を目撃した義眼/エルヴィスの刺青をつけて生まれた少年/クッキー・コンテスト会場で自分に火をつけた女/オウムになって妻のもとに戻った男/車にひかれて淫乱になった女/九歳の殺し屋/キスで死をよぶ女/地球滅亡の日は近い/捜していますわたしの宇宙人の恋人/JFK、ジャッキー・オークションにあらわる/「タイタニック号」生還者、バミューダ三角水域で発見さる
【 2004/09/05/05/50/14 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

ユーズドブックスの秘密

ロンドンの山本さんから、Amazon.UKのマーケットプレイスで、マキャモンの『Baal』を入手したとの連絡が来た。しかもその本、北アイルランドから送られてきたらしい。ともあれ、これで『魔女は夜ささやく』以外は、ほとんど揃う。山本さん、ご協力ありがとうございます!

本当は「全部揃う」と書きたいところなのだが、Amazonから、また1冊『奴らは渇いている』の上巻が届いていないのだ。これもまた、いつのまにか勝手に発送時期が変わっていて、遅延のお知らせも何もない。このところ非常にずさんなAmazonのことだから、不安で仕方がない。マジで、だいじょうぶなのか?本当に入手できるのか?と。

これは古本ではなく、Amazonの新品で取り扱いがあり7月に注文しているものなのだが、勝手に変更されている発送予定日からすると、9週間もかかることになる(発送されれば、の話だが)。これが入手できないとなると、また古本漁りをしなくてはならない羽目になる。漁っているうちに、余計なものまで購入してしまう危険もあるわけで、できれば避けたいんだけど・・・。

ところで、とあるブログで見たのだが、たぶん書いている人は古書店関係の人なんだろうが、「ブックオフで安く仕入れて売る」とあった。ブックオフの100円本を仕入れてきて、その状態によって、値段を高くし、マーケットプレイスとかオークションで売るということが考えられる。100円本でなくても、半額のものだって、新品同様として売れば、利益は出る。特に絶版本などは、欲しがる人もいるから、状態が悪くたって、それなりに高く売れるだろう。

もし私が、Amazonのマーケットプレイスで売るということを考えた場合、自分が持っている本の中から、買ったときよりも安く売るということでしか考えていなかったので、ブックオフで仕入れて売るということまでは、全く念頭になかった。なるほど、世の中にはいろいろと考えてる人がいるものだと、妙に感心した。

そういえば近くのブックオフでも、大量に買い込んで行く人を見かける。あれは、そういった類の人たちなんだろうか?逆に、浮浪者っぽい人が、大量に本を持ち込むという場面も。そちらは駅で捨てられた雑誌などを売っている人たちと同様のルートだろうか?

ともあれ、どんなことでも頭を使えば、商売になってしまうってことなんだろう。新刊のほうはあまり売れていないのに、ユーズドなら商売になるんだろうか?
【 2004/09/04/05/51/06 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

図書館の本をネットで予約

昨日図書館に行った時、6月22日から新宿区の図書館はネットでも予約ができるようになったことを知った(携帯電話からも可)。へえ~と思って、早速家に帰って登録。夜中も明け方近くになって試してみたところ、午後には「用意できました」との連絡が。早い!

図書館とAmazonを比較するのもおかしいが、このところAmazonにはかなり腹を立てていたので、「早く確実で信頼できる」図書館のこのシステムは、喜ばしい。もちろん、置いてない本に関しては論外だけれど、Amazonだって、扱ってないものはあるわけだから、あるものに関して、安心して待っていられるというのは、ポイントは高い(我々の税金で運営されているんだから、信頼できなくては困るが)。今度からは、Amazonに注文する前に、図書館をチェックするとしよう。配達してくれないのが難点だけど、そこまで言ったらあまりにぐうたら?

というわけで、ダニエル・ウォレスの『西瓜王』を取りに行ってきた。これは、『ビッグフィッシュ』と一緒に買おうかなと思っていた本なので、2冊とも借りられてよかった。

ちなみに、昨日発売の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、まだ入っていない。四谷には原書が置いてあるが、予約が8件。ふう~ん。。。図書館の新しい本て、誰が購入決定をするんだろう?


■9月の「BOOK CLUB」のお知らせ■

『カスターブリッジの市長』/トマス・ハーディ (著)
単行本: 501 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 潮出版社 ; ISBN: 4267016585 ; (2002/12)
内容(「MARC」データベースより)
酒に酔った勢いでヘンチャードは妻と娘を見知らぬ男に売り飛ばす。深く反省した彼は18年後、カスターブリッジという町の市長となっていた。そこにかつての妻と娘が姿を現す…。

■原書でも可(一例)
『Mayor of Casterbridge』 (Wordsworth Collection)
/Thomas Hardy (著)
ペーパーバック: 272 p ; 出版社: Lb May & Assoc Inc ; ISBN: 1853260983 ; (1994/04/07)
●原文の無料テキスト→「Project Gutenberg」
●お気軽にご参加ください!
感想その他詳細はこちら→【BOOK CLUB】


〓〓〓 BOOK

◆図書館

『西瓜王』/ダニエル・ウォレス
単行本: 294 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309204104 ; (2004/04/14)
内容(「MARC」データベースより)
孤児として育った少年が過去を知るために戻った母の故郷。そこで町の人びとが話してくれたのは、選ばれた女に童貞を捧げ、豊かな実りをもたらすという伝説のスイカ王の話-。嘘と現実とほんとうの愛をめぐる現代のおとぎ話。
【 2004/09/02/05/52/46 (Thu) 】 BOOK CLUB | TB(0) | CM(0)

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 発売

「ハリポタ5」、今朝は早朝5時から販売されたそうだけど、八王子の書店に一番乗りした人が、ハリーでも魔法使いでもない、ハグリッドの格好をしてたのが気に入った。暑い中、ご苦労様~。(^^;

巻を追うごとに、いろいろな事件が起こってアクションも多くなり(そりゃホグワーツで勉強しているんだから、どんどん高度な魔法が使えるようにならなきゃおかしい)、ハリーたちも成長して、精神的な面でもいろいろある。だから、エンターテインメントとしてはどんどん面白くなっているはずなんだけど、個人的にはこの5巻目は納得していない。

納得していない理由はいろいろあるが、まだまだネタばらししては酷だろうと思うので特には書かないけれど、私は本も映画も1作目が一番好きなのだ。1作目の原書を読んだ時の感動が忘れられなくて、ずっと読み続けていると言っても過言ではないかも。1作目のローリングの言葉の使い方とか、遊び、パロディ感覚はすごく面白かったのだが(日本語訳ではあまり伝わらないが)、それがだんだんなくなってきたのも寂しい。

それにしても、日本語版は高い。他の大人の本の上下巻だって、それなりの値段はしているんだから、そこそこ妥当な値段なんだろうけど、分冊不可なのに割引なしって、なんか「ハリー・ポッターはどんなことをしても売れる」という計算が見え見えのような気がして、すんなり受け入れられない感じ。

とはいうものの、うちは姪の分も買ってあげているので、それをいつも2セット買っているわけだ。1巻目からね。で、姪が喜んで読んでいるのかというと、マンガばかりで本は読まないらしい。結局、いつも弟だけが読んでいるようだ。

以前に弟が、「読みたいけど高いからなあ・・・」と言ったのが忘れられず、大人だって読みたいものは読みたいんだし、同じ環境で育ったんだから、弟がすごく読みたがっているのもよくわかる。お父さんが「ハリポタ」を買うなんて!と馬鹿にされるのもかわいそうなので(読んでいない人に限って、ファンタジーなんてと馬鹿にするから)、姪にかこつけて送ってあげているのだ。

アメリカ版だ、イギリス版だと、あれもこれもコレクションしているんだから、日本語版の1セットや2セット・・・とは思うけど、やっぱ日本語版は高い。子どもが買える値段じゃない。おまけなんかつけなくていいから、安くすればいいのに。(--;

だけど、Amazonでもはっきり「ハリー・ポッターは特別です」と言っていたから、とにかく特別なんだろう。たとえ5000円でも、6000円でも、読みたい人は買うもの。

今日は、ほかにマーケットプレイスから「ダークエルフ物語」のさらに続編が届いた。「アイスウインド・サーガ」は3作合本だったが、こちらは4作合本。とりあえず、ここまでで計10巻分というわけだ。でも、これで終わりじゃない。まだまだ続いているというのが怖い。

さらに、出かけたついでに図書館に寄ってみたところ、読むべき本、やるべきことがたくさんあるというのに、また借りてしまった。読みたいと思っていた『ビッグフィッシュ』(アラバマもの)があったし、ラフカディオ・ハーンは没後100年ということで、早稲田でも国際シンポジウムがあるし、そのクレオールものというのに興味があったので、読んでおこうと。バトラーは、以前どこかで読んだことがあると思うのだが、<三面記事>的な話って好き。(^^;

ラフカディオ・ハーン没後100年についての記事
「小泉八雲(Lafcadio Hearn)没後百年記念国際シンポジウム」詳細


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』/J.K.ローリング ¥4200
単行本: 出版社: 静山社 ; ISBN: 4915512517 ; (2004/09/01)
Amazon.co.jp
ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。

鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?


◆Amazonマーケットプレイス

『Legacy of the Drow : The Legacy, Starless Night, Seige of Darkness, Passage to Dawn』(Forgotten Realms)
/R.A.Salvatore
定価 ¥1948
ユーズド価格 ¥987+送料¥340=¥1327 (神奈川 SAMS SHOP)
ペーパーバック: 1088 p ; 出版社: Wizards of the Coast ; ISBN: 0786929081 ; Collectors 版 (2003/01/01)
Amazon.com
Think of it as an opportunity to give all those tattered old paperbacks away to younger adventurers. Just as Wizards of the Coast did with the Icewind Dale and Dark Elf trilogy hardbacks, this 1,000-plus page collector's edition pulls together some of Drizzt Do'Urden's best stories--Legacy, Starless Night, Siege of Darkness, and Passage to Dawn--into one whopping volume.


◆図書館

『ビッグフィッシュ』/ダニエル・ウォレス
単行本: 211 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309203353 ; (2000/02)
内容(「MARC」データベースより)
病気が進行して、やがて父はただの人となった。仕事もなく、話すこともない父について、何一つ知らないことにぼくが気づいたのは、その時だった。豊かなアラバマの自然を背景に、父と子の絆を描いたおかしくて切ない物語。

『カリブの女』/ラフカディオ・ハーン
単行本: 288 p ; 出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309203248 ; (1999/08)
内容(「MARC」データベースより)
小泉八雲の日本名で知られるラフカディオ・ハーンは、その多彩な執筆活動にも拘らず、小説そのものは生涯を通じて2編しか書かなかった。来日前の幻の、異色のクレオール小説2編の新訳・決定版。

『奇妙な新聞記事』/ロバート・オレン・バトラー
単行本: 237 p ; 出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594036104 ; (2002/06)
内容(「MARC」データベースより)
生きているJFK、タイタニック号の死者が語る、生まれながらに胸にエルヴィスの顔の刺青を持って生まれた男の子…。「タブロイド新聞」を題材に、ピュリッツァー賞受賞のバトラーが紡ぎ出す、奇妙な味の短編全12作。
目次
「タイタニック号」乗客、ウォーターベッドの下から語る/夫の不倫を目撃した義眼/エルヴィスの刺青をつけて生まれた少年/クッキー・コンテスト会場で自分に火をつけた女/オウムになって妻のもとに戻った男/車にひかれて淫乱になった女/九歳の殺し屋/キスで死をよぶ女/地球滅亡の日は近い/捜していますわたしの宇宙人の恋人/JFK、ジャッキー・オークションにあらわる/「タイタニック号」生還者、バミューダ三角水域で発見さる
【 2004/09/01/05/53/37 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)