先月購入して、そのままだったプリンタをやっと出す(基本的にマシン類が嫌いなので、箱にしまったままだった)。ついでにあちこち掃除やら何やらをして、めちゃくちゃ疲れた~と思っていたら、アポロ13号が飲んでくるというので、ラッキー!私も出かけることに。
どん底で
新宿トラッド・ジャズフェスティバル のパンフをもらった。毎年招待券をもらっていたのだが、今年は「買ってくれたら招待券をあげるよ」などと・・・なんだい、それ!買わなきゃならないのはどん底だけじゃないんだから、はっきりしてほしいなあ。で、2階と1階で飲む。その後HAVANAへ。あとから土岐さんが来て、ごちそうしてくれた。
カール・ハイアセンの『顔を返せ』の上巻を読み終えたが、あっという間に読めるかと思っていたら、意外に手間取っている。ハイアセンはかなり文章をひねっているし、文章もしっかりしている。省略がない。さらっと読めそうなのに、結構じっくりいかなくてはならなかったりするのだ。ハーラン・コーベンなどよりは、文章も上手いし、ユーモアも上級だと思うが。
ハイアセンのミステリは、ほとんどがフロリダが舞台。私もフロリダ好きなので(年寄りじゃあるまいし)、雰囲気も気に入って入るのだが、ハイアセンの好みの殺しは、「ミンチ系」。人間をミンチにするマシンは毎回違うが、ありふれたものである。ゴミ収集トラックだったり、植木屋の材木断裁マシンだったり。でも、必ず一人はミンチ系で死ぬ。あまり想像したくはないが。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『顔を返せ』(上)/カール・ハイアセン (著), 汀 一弘
文庫: 316 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042655017 ; 上 巻 (1992/11)
内容(「BOOK」データベースより)何者かがミック・ストラナハンの死を望んだ。ミックは元フロリダ検察局の捜査官。干潟に建つ古い船屋に住み、魚たちと孤独を楽しんでいた。結婚5回、離婚5回、殺人五人。くえないやつだ 誰に恨まれてもおかしくない身だ。狙われた理由はわかっている。4年前に手がけた女子大生失踪事件がくすぶっているのだ。ミックは事件にけりをつけることをきめこんだ―。犯罪小説のマーク・トゥエインと称された奇才ハイアセンが軽妙洒脱に描く会心の一作。
※画像は原書
『Skin Tight』
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