FC2ブログ

日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
111234567891011121314151617181920212223242526272829303101

衝動買い

今日は病院の日。あの病院にしては結構混んでいて、思わぬ時間をくってしまった。それに、来月は担当の先生がいつ来れるかわからないと言う。また他の先生に代わるなんてことになったら、ものすごく嫌なんだけど!

で、予定していた血液検査も、「うっかりして、ご飯食べてきちゃいました」と言って、パス。他にやることないからって、年末に余計なことしないで欲しいよね。薬局では、またしても薬が一種類足らず、あとで取りに来いと言うので、来れるかどうかわからないので、送ってくれと言っておいた。毎回出してもらってる薬なのに、なんで置いておかないんだろ。

病院を出てから、伊勢丹で靴のバーゲンをやっていたので、ちょっと覗いてみたのだが、つい2足も衝動買いしてしまった。学校に行くのに歩きやすい靴ていうと、やっぱりNew Balanceでしょってわけで、茶色のウォーキングシューズを買った。それと、ベージュのサンダルっていうか、ミュールっていうか、ウェスタンブーツのつま先だけみたいなやつ。よくよく考えると、今買わなくてもよかったかな、タカシマヤで買えば、ポイントがもっとついたのにな、などとぐちぐち考えながら帰ってきた。

それから、家の近くのリサイクルショップで、ムートンのハーフコートを試着。前からいいなと思っていたこげ茶のやつは、ちょっと大きすぎてダメ。今日、表に出てたやつは、羽織った感じはちょうどいいんだけど、ボタンをしめるときつい。どっちか欲しいと思っていたのに、ダメじゃん!がっくり。

夕食を外に食べに行って、家に帰ってきたら、ビデオに録画しようと思っていた「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」のスペシャル・エクステンデッド・エディションが始まってしまっていた。ああ、大変!と慌ててみたけど、そういやAmazonにスペシャル・エクステンデッド・エディションのトリロジー・ボックスを予約してあるんだから、録画しなくたっていいんだっけと思い出した。

アポロ13号が、「なんでそんなもの買うんだよ、意味ないだろう」と言うんだけど、だって欲しいんだもの。でも、あんまりそう言われると、そうかなとも思ったり・・・。ていうか、テレビからの録画は、吹き替えの声がすごく嫌なので(特にアラゴルン)、どうせ録画しても観ないだろうし、観ても文句タラタラに違いない。やっぱりDVD買おうってことになるだろう。コレクターズ・エディションは持っているものの、「数量限定」なんて言われると、めちゃ弱い。

ちなみに最近は、ものを買うときは衝動買いが多い。あれこれ迷ってみたりもするんだけど、結局買うのは、最初にコレ!と思ったものだから、迷わないと損だみたいな演技は疲れるし、時間の無駄というものだ。
【 2004/12/11/23/02/40 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

クリスマス本&「巌窟王」

12月はクリスマス関連の本が読みたいと思っていたが、今年はクリスマスの本が全然届かない(塗り絵だけ)。去年からオーダーし続けている本とか、とっくに届く予定なのに遅れている本とか、今年新しく届いた本がないのだ。

とはいえ、去年までにたまった本もたくさんあるので、読むものがないというわけでもないのだが、やはり今年は今年の本が欲しい。絵本などは姪にあげてしまったし、今年はクリスマス・コレクションの在庫が、かなり品薄になっている。クリスマス本は、読むのが楽しいのではなく、買うのが楽しいとも言える。クリスマスらしい表紙の本が届くと、それだけで嬉しい。内容はほとんど期待できないが。

というわけで、現在 「気になるこの1冊」 に、クリスマス関連本をあれこれピックアップしているのだが、Amazonだけでも15000冊近くある。気の遠くなるような作業なんだけど、クリスマス本の画像を見るのは楽しいので、何はともあれ、できる限り載せていくつもり。でも今となっては、ほとんどがクリスマスまでには間に合わない。ま、クリスマスは来年もあるので、まとめておけば、いつか役に立つだろう。(^^;

興味のある方は、「気になるこの1冊」の「Christmas」のカテゴリーをクリックしてください。クリスマス関連本がまとめて出ます。ちなみに、使用しているSweetBoxのブログは、サーバーがたびたび落ちます。表示されない場合は、また別の機会にトライしてみてください。


◆アニメ「巌窟王」

「巌窟王 1 」
定価: ¥5,880 (税込)
価格: ¥4,704 (税込)
OFF: ¥1,176 (20%)
発送可能時期:発売予定日は2005/02/25です。
ただいま予約受付中です。
メディアファクトリー - ASIN:B0006ISHRE

●この商品は「巌窟王」シリーズの1作目です。

内容(「Oricon GE」データベースより)
フランスの文豪アレクサンドル・デュマの名作「モンテクリスト伯」を原作にしたドラマティック・アニメーション。声の出演は中田譲治、福山潤、平川大輔ほか。

※アニメだって。これといって決定的な映画がない「巌窟王」。ジェラール・ドパルデューのモンテ=クリスト伯爵よりは、アニメのほうがまだいいかもしれないけど、全5巻になるらしいので、とても買えないっすね。
【 2004/12/10/23/16/19 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

よしもとばなな

ウィスキーを買ったら、また本がおまけについてきた。前回は乃南アサの本だったが、今回は「よしもとばなな」。「よしもと」は「吉本」って漢字じゃなかったっけ?と思って、Amazonで見てみたら、全部ひらがなになっていた。へええ、そうだったのか。

で、こんなウィスキーのおまけの本で判断するのも何なんだけど、はっきり言ってくだらなかった。世界の「よしもとばなな」のはずなのに、こんなもんだったのかと。そういう私は、「よしもとばなな」初体験なのであった。

これまでに「よしもとばなな」の本について聞いていた感想は、「軽くてすぐに読める」といった類のもの。でも今回のやつは、結構しつこかった。このおまけシリーズは、どれも128ページと決められているらしく、そのページ数を埋めるために、同じことを何度も言っている感じがして、短編とはいえ、うんざりしてしまった。

この中で、いいお酒の飲み方みたいなことを書いているのだが、私自身、そんなことは人それぞれだろうと思うし、作中の男たちが皆、女性はカクテルを飲むものだというような偏見に満ちているのが気にいらない。あんな甘ったるい酒なんか飲めるか!っていうような女性だってたくさんいるんだから。

主人公は、チェイサー片手にウィスキーをストレートで飲み、それを男たちが、「すごい飲み方だな」と言って、中にはそれが原因で別れたなんて男も登場する。ストレートにはチェイサーがつきものだし、ストレートで飲むのが特別変わっているとも思わないが、それを読んで、「嘘!こんなカマトトな世界がまだあったんだ!」という感覚に囚われた。

以前、学生が自分の書いた小説を読んでくださいと言って送ってきたことがあったのだが、その中で主人公がサントリー・オールドを飲んでいた。「なぜオールドなの?」(今どきオールドなど置いている店のほうが少ない)と聞いたら、他に知らないからだとの答え。商品名を出すからには、多少のリサーチはするべきだと思う。

「よしもとばなな」のこの作品には、「いいお酒」と称して、高いウィスキーがよく出てくる(この本はサントリーのおまけだから、当然ながら商品名は出していないが)。「いいお酒」を静かに飲むのがいい飲み方だと。だったら、角瓶なんかのおまけにつけちゃ興ざめでしょう。ちなみに、角瓶は安くてもおいしいウィスキーだ。高ければいいってものでもない。

お酒につけるおまけに、お酒のことをあまり知らない人が、お酒をテーマにして書くというのは、かなり勇気があるなとは思うけど、やはりこれは失敗だったと思う。もちろんメインのテーマは、お酒の飲み方なんていうことではないのだが、残念ながら、これはお酒のおまけということで、どうしたってそういうことに意識が行く。これがお酒のおまけでなければ、読み手の感じ方もまた違ったのだろうとも思う。

ちなみにこのおまけシリーズは、あとでまとめてアンソロジーとして単行本にするらしい。だから今、おまけごときで判断するのは何だなとは言っても、あとでしっかり本になるわけだから、文学作品として、のちのち批評される運命は避けられない。ていうか、このシリーズは、皆本気で書いていないみたいで、どうでもいいやって感じではある。たかが「よしもとばなな」のおまけ本で、ここまで引っ張った自分を褒めてやりたいくらいだ。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アーティチョーク』/よしもとばなな
新潮社ハーフブック

※ウィスキーのおまけ
【 2004/12/09/23/44/37 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

総合英語(19)&第2回アメリカ南部映画祭(5)

◆総合英語(19)

今年の授業も、残すところあと1回。
今日のテキストは、アガサ・クリスティの作品が子どもの命を救ったという話だったのだが、その中に「lose one's hair」という表現が何度も出てきて、それを解説している先生も、どちらかというと「lose his hair」の進行形なので、ついつい笑ってしまい、まともに顔を見れなかった。(^^;


◆第2回アメリカ南部映画祭(5)

「マザー」
Say Amen, Somebody (1982)
監督:ジョージ・T・ニーレンバーグ
出演:ウィリー・メイ・フォード・スミス、トーマス・A・ドーシー
担当:青山南先生
Xenon Studios - ASIN:B0000560SR

ゴスペル・ミュージックのふたりのパイオニアである「プロフェッサー」と呼ばれるトーマス・A・ドーシーと「マザー」と呼ばれるウィリー・メイ・フォード・スミスの軌跡を追いつつ、教会から生まれたゴスペルをたっぷり聞かせてくれるドキュメンタリー。ほかに登場するのは、サリー・マーティン、バレット・シスターズなど多数。舞台はシカゴ。

※近年、ジャズ・フェスティバルなどで、日本人が歌うゴスペルを聞く機会も多々あるのだが、やはりゴスペルは日本人には無理だと感じた。ゴスペルに限らず、どんな歌でも音楽でも、魂がこもっていれば感動するものだが、ゴスペルだけは、どうやっても日本人が魂をこめることはできないだろう。

では、ゴスペルとは何か?
悪魔のほうに行くとブルース、神のほうに行くとゴスペル。その境目は紙一重だという。マザーこと、ウィリー・メイ・フォード・スミスの答えはこうだ。

・ゴスペルは福音
・体の内側からわきあがる感情
・精霊(スピリット)を分かち合うもの
・歌によって人々の魂を救う

精霊(スピリット)くらい、日本人にだってあるさと思うが、ここでの精霊は、父と子と精霊の三位一体の精霊である。このキリスト教の精霊という感覚は、キリスト教徒でなくては理解できないものだろうし、日々の暮らしの中で、熱心に魂の救いを求めて神を敬うものでなければ、その体の内側からわきあがる感情などは、とても表現できないだろうと思う。

辛い毎日を過ごし、「どうぞお救いください」と神に祈る心があって、初めてゴスペルの世界がわかるのだろうと思う。だから厳密にいえば、ゴスペルを歌うのは、白人にも無理なんじゃないかなと思う。

しかし本当に魂のこもった歌は、宗教なども超えて、たとえ無宗教の人間にでも感動を与えるものだろう。映画の中で、トランス状態に陥る人々がたくさんいたが、その場で聞いていたなら、誰もが多かれ少なかれ、そういう状態になるかもしれないと思った。

最後に、トーマス・ドーシー作曲の名曲「プレシャス・ロード」をエルビス・プレスリーと作家のジェームス・ボールドウィンが歌ったものを聞いた。それぞれに特徴があってよかったが、やはり本家本元のドーシーの歌が最高だと思った。私にはプレスリーは甘すぎる。これはすでにゴスペルではなくて、ポップスだよねと思った。
【 2004/12/08/23/59/25 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

カポーティの 『冷血』 やっと読了

先月のブッククラブの課題であったカポーティの『冷血』を、やっと読み終えた。終わったということで、とりあえず一息つきたいところだったが、課題とあれば、感想もすぐに書かなくてはならない。しかもすでに大幅に遅れているわけだし。というわけで、無理矢理文章をひねり出して、なんとかアップした。ふう~。

ブッククラブで、1冊の本を読了できずに月をまたいでしまったのは初めてなのだが、それだけにすごく重圧を感じていた。これでやっと気持ちの余裕ができたといった感じ。自分でやっていながら、毎回しんどい。「古典の名作の読書会をやりたい」と言い出した友人は、早々にリタイアしており、そもそも強制されて読むのが苦手な私が、なんでそのままやっているんだろうなと疑問を持ちつつも、わずかながら参加してくれる人もいるので、なんとなくやめられずに今に至る。

しかし、このままではストレスがたまる一方だし、せっかくの名作も、あまりいい状況で読むことができない。こうでもしないと、なかなか古典を読む機会がないとは思うが、しんどい、辛い、と思って読むのでは、名作もかわいそうだろう。だから、来年からはスタイルを変えてやるつもりでいる。きっぱりと「やめる!」といえないところが、優柔不断だ。終わりにふさわしいような、ディケンズの 『クリスマス・カロル』 で、やめてもいいんだけどな。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『冷血』/トルーマン・カポーティ (著), 龍口 直太郎 (翻訳)
文庫: 559 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102095039 ; (2000)
カバーより
アメリカ中西部の片田舎の農村で、大農場主クラター家の4人が惨殺された。著者は、事件発生から、ペリー、ディックの2人の殺人者が絞首台の露と消えるまで、犯人の内面の襞深くわけ入り、特にペリーには異常なほどの感情移入をして、この犯罪の本質に鋭く迫っていく。細密な調査と収集した膨大なデータの整理に5年間の全生活を賭けて完成した衝撃のノンフィクション・ノベル。

●画像は原書 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』
【 2004/12/07/23/16/24 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『わが心のディープサウス』

バーダマン先生の『わが心のディープサウス』を読んだ。さすが南部のネイティブだけあるなという感じ。やはり観光客とは目の付け所が違うんだろう。先生自身は長らく日本に住んでおり、この本を書いたときには「旅行」で訪れているのだが、旅行ガイドっぽくもなく、南部の作家が書いた小説でも読んでいるような感じになった。

それと個人的に、南部のこんな写真が見たい、あるいは、きっとこんな風景があるはずだと想像していた写真があったことが、非常に良かった。カメラマンのスティーブ・ガードナー氏も南部生まれなので、バーダマン先生とガードナー氏の、故郷に対する思いが共鳴しあっている感じがした。

先日の映画(「フライド・グリーン・トマト」)の時にも、南部料理についていろいろ話を聞いたが、バーダマン先生は実は食いしん坊なんじゃないだろうか。この本の中でも、食べ物のことがたくさん出てくる。アメリカの食べ物はまずいという先入観があるけれど、南部の料理はなんとも美味しそうだ。日本人にとっては単なる外国料理の一種だが、先生にとっては「おふくろの味」ということになるわけで、懐かしさもひとしおだろうし、思い入れも大きいのだろう。でも、私は結構気に入りそうだ。

ちなみに、翻訳の森本氏も早稲田の教授。バーダマン先生は日本語がペラペラだけれど(ちょっと怪しい部分もなきにしもあらずだが)、文章はやっぱり英語で書くんだな、と。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『わが心のディープサウス』 Lands&Memory 記憶の風景/ジェームス・M・バーダマン (著), スティーブ・ガードナー (写真), 森本 豊富 (翻訳)
単行本: 125 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309267815 ; (2004/09/02)
<カバーより>
ブルースの魂と、ミシシッピを胸に──街に流れるベニエとチコリコーヒーの香り、川面にこだまする蒸気船の汽笛、そして果てしないデルタの平野は季節に鳴ると真っ白な綿花で覆われる──南部出身の二人が望郷の思いとともに描く、アメリカの中の異郷。
【 2004/12/06/23/13/35 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

第80回 ラグビー早明戦

◆第80回 ラグビー早明戦(国立競技場)

○早稲田(49)─明治(19)×

FWで圧倒! ワセダ“重戦車超え”快勝V
光る早大FB五郎丸、完璧キックで19得点
早大は1回戦で流経大と-大学選手権組み合わせ


今日の天気は異常。昨夜の大雨が嘘のように晴れ上がったのはいいが、試合前24度だった気温が、試合中には26度まで上がった。夏日である。

9月のオックスフォード戦も暑かったが、今月はもう12月。ラグビー観戦は寒いものという観念からすれば、冗談でしょ?という感じ。昭和63年くらいだったか、「雪の早明戦」なんていうのもあったくらいだから、寒くて当たり前なんである。

ともあれ、昨夜は東京23区にも暴風波浪注意報が出ていたくらいなので、そのまま大雨だったら嫌だなあと思っていたので、晴れてくれたのは願ってもないことだったが、この暑さには本当にまいった。

今回の早明戦では、特筆すべきことがいくつかある。まず早稲田は対抗戦4連覇になるが、すべて全勝優勝。次に49点という得点は、過去の早明戦において最高得点である。また、今年のフォワードは、これまでの最強であるということ。そしてもちろん、12月の26度という気温も、過去に例のなかったこと。

この試合で、早稲田は対抗戦27連勝である。関東学院のリーグ戦30連勝を、来年には破るだろう。ただし最強のフォワードも、ほとんどが4年生なので、来年の優勝はどうなることやらだ。

個人的には、スクラムハーフの後藤翔太の成長に目を見張る。去年までは、実際ちょっと頼りなかったのだが、それが、常勝を期待される早稲田ラグビー部のレギュラーになるため、またスタメンの座を獲得するために、どれほどの努力をしただろうかと思うと、よくがんばったね!と言ってあげたくなる。

常勝を期待されているわけだから、対抗戦で優勝したくらいでは、観客も納得しない。当然、この先にある大学選手権での優勝をもって、初めて優勝したとみなされる。他のチームでは考えられない苦労があるだろう。

試合後、大学選手権のチケットを買いに行ったところ、プレイガイドは長蛇の列だった。やはり期待は大きい。
【 2004/12/05/23/47/35 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

トルーマン・カポーティ 『冷血』

先月のブッククラブの課題である、カポーティの 『冷血』 がまだ読み終わらない。読んでいるはずの人からも音沙汰なしなので、きっと誰も読み終えていないのだろうという甘い考えで、今月も引き続き読んでいるわけだが、内容は悪くないのに、翻訳がひどい。 ●画像 : 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』

カポーティの作品は、短編はともかく、長編の翻訳に恵まれていないようで、 『遠い声 遠い部屋』 もあんまり良くなかったけれど、今回の『冷血』は、ちょっとやそっとじゃないぞ。まあ、言わんとしていることはわからないわけではないし、昔の翻訳だからこんなものかとも思うんだけど、日本語の文章としたって、変でしょう。

会話部分なんかも統一されていないし、登場人物の性格も把握していないという感じで、翻訳者は割と有名な人だけど、こんな翻訳しちゃうんだ?と、むしろ不思議に思う。昔の翻訳だから日本語が変だっていうことなどないはず。多少の違和感はあったとしても、言葉そのものがおかしいというのは、やっぱりおかしい。

ノンフィクション・ノベルということで、かなり詳細が書き込んである小説だが、カポーティ自身の文章は美しいはずだと思うのに、日本語はどうにも・・・。なかなか進まないのを翻訳のせいにするのも何だし、この長編を原文で読もうとも思わないのだけれど、もうちょっと何とかならないもんかな。新訳熱望!

で、そんなおかしな日本語の文章を読んでいると、どうも気分が冴えないので、クリスマスものを併読しようと思って、しまってあった箱から取り出してみたものの、買ったときの気分とは明らかに変わってしまっていて、なんとなく読む気がしない。早くクリスマスものが読みたいと思っていたのに、いざそうなると気が乗らないなんて、ずいぶんと天邪鬼である。

いつもシーズンに合わせて本を選んだりしているのだが、そんなことは関係なく、読みたいときに読むのが一番いい。でないと、読むべきタイミングを逃してしまう。狭い部屋の中にたまっていく本を、なんとか整理しなくてはならないし、読まないと思う本は、もう捨てるしかないのか・・・。
【 2004/12/04/23/25/49 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

久々にマイケル・シェイボン

今日は図書館で借りた本の返却日だったので、ジュンパ・ラヒリの本もそうだが、「ドラゴンランス」の感想を大急ぎでまとめて、ぎりぎりになって返却した。というのもラヒリの本が、このあとも予約が入っていて、延長できないため。

ところで、ゾエトロープからのメールに、「MCSWEENEY」という単語をみつけたので、おや?と思って調べていたところ、久々にマイケル・シェイボンの名前を目にした(メールの内容はシェイボンには全く関係ないのだが)。夏に 『Summerland』 を読んで以来だ。ちなみに、これのペーパーバックって、今年の2月に出版されたばかりなのに、もう絶版みたいなのはなぜ?(たしかに面白くなかったけど・・・)

去年、 『McSweeney's Mammoth Treasury of Thrilling Tales』 という短編集を購入したのだが、そのシリーズの続編か何か知らないが、 『McSweeney's Enchanted Chamber Of Astonishing Stories』 というのがまた出たらしい。Michael Chabon(著)とあるが、シェイボンだけではなく、いろいろな作家のアンソロジー。

今度のには、マーガレット・アトウッド、ジョナサン・レセム、スティーヴン・キング(キングは前回も掲載)、チャイナ・ミーヴィルなどが書いている。前回は冒険ものを集めたアンソロジーだったが、今回はびっくり仰天な話ですか?

ともあれ、いかにもアメリカ的なコミック風の表紙に惹かれているので、中身はどうでもいいのだ。読む、読まないに関わらず、たぶん買ってしまうだろう。


MCSWEENEY'S HOSTS A MAGAZINE SEMINAR IN SAN FRANCISCO

Sunday, December 12, from 6: 00 - 9:00 pm.
The location for this seminar is still to be determined.

826 Valencia presents December's seminar, how to Start a Magazine,・Panelists will include Shana Berger (ReadyMade), Lisa Jervis (Bitch: A Feminist Response to Pop Culture), Andrew Wagner (Dwell), and Alison Bing (Artweek). Eli Horowitz (managing editor of McSweeney's) will moderate. Because they realize that magazine startups are financially strapped, they are offering this seminar at half-price; only $50. For updated information, visit http://www.826valencia.org/workshops/adult.

McSweeney's Enchanted Chamber Of Astonishing Stories (Vintage)/Michael Chabon (著), Michael Mignola (著)
U.S. 定価: $13.95
価格: ¥1,357 (税込)
OFF: ¥150 (10%)
ペーパーバック: 328 p ; 出版社: Vintage Books ; ISBN: 1400078741 ; (2004/11/09)

McSweeney's Mammoth Treasury of Thrilling Tales (Vintage Contemporaries Original)/Michael Chabon (著)
U.S. 定価: $13.95
価格: ¥1,357 (税込)
OFF: ¥150 (10%)
ペーパーバック: 479 p ; 出版社: Vintage Books ; ISBN: 140003339X ; Vintage 版 (2003/03/25)
【 2004/12/03/23/58/09 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

12月の「BOOK CLUB」のお知らせ

明日、図書館に返却しなくてはならないので、ジュンパ・ラヒリの『その名にちなんで』を読み終えた。これは「面白かった」と表現すると、なんだか違うような気がする。感動とも違う、胸が痛くなるような小説だった。

本当は、二つの大陸で生きたインドからの移民ということについても書くべきなんだろうけれど、個人的には主人公のゴーゴリというよりも、その両親のアシマ(母)とアショケ(父)のほうへの感情移入のほうが大きく、自分の両親について、ゴーゴリの両親のように、彼らにも彼らの人生があったのだなどと考えたことがないという事実に愕然とした。私は父や母について、父と母であるという以外に、ほとんど何も知らないのだ。

以前、父の短歌帳を見たときに、心臓をぐっと掴まれるような衝撃を感じたことを思い出した。弟が結婚するときのことを詠んだ歌に、「息子はなんて楽しそうなんだろう、自分の青春時代は戦争ばかりで、あんなに楽しそうにすることはなかった」といったようなことが書かれていた。その時、父にも弟と同じ年頃、同じ感情を持った時代があったのだと、青天の霹靂みたいに思ったのである。戦争が、父のそういった青春を全部奪ってしまったのだと、自分のことのように悔しい思いがして、涙が出た。

ゴーゴリの両親同様、私の両親も見合い結婚だったから、恋愛もせずに結婚するとは、一体どんな感じなんだろう?と不思議にも思っていたが、昔はみなそうだったんだくらいにしか思っていなかった。しかし、そういう結婚をして、家族を大事にするという責任感は、今の人たちよりもずっと強かったに違いないと思う。恋愛だろうが、見合いだろうが、結ばれる運命というものがあるならば、恋愛が絶対条件ではないはずだ。もっと強い絆があるに違いない。けれども、父や母にそんなことを聞いてみるようなことは、ついぞなかった。母には、今からでも聞けるかもしれないが。

そんな風なことを考えながら本を読んでいたら、ゴーゴリの父親が死んだところとか、プレゼントされた「ニコライ・ゴーゴリ短編集」に書かれていた父親の文章を、ゴーゴリがまるで初めて見るかのようにショックを受けながら読んだところとか、子どもがいかに親のことを知らずにいるかということを思ったら、本当に悲しくて仕方がなかった。その父親は、穏やかで責任感のある立派な父親だった。嫌で嫌でたまらなかったゴーゴリという名前にも、実は深い、深い意味があったのだ。


◆12月の「BOOK CLUB」のお知らせ

『クリスマス・カロル』/チャールズ・ディケンズ (著), 村岡花子 (翻訳)
文庫: 151 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102030085 ; 改版 版 (1952/11)
カバーより
ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた・・・。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。

●画像は原書 『A Christmas Carol (Aladdin Classics)』
原書でも可


◆「BOOK CLUB」はこちら⇒http://www.freepe.com/i.cgi?bookclub


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『その名にちなんで』/ジュンパ・ラヒリ (著), 小川 高義 (翻訳)
単行本: 350 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4105900404 ; (2004/07/31)
内容(「MARC」データベースより)
「ゴーゴリ」と名づけられた少年。その名をやがて彼は恥じるようになる。進学を機に、ついに改名。生まれ変わったような日々のなか、ふいに胸を刺す痛みと哀しみ。そして訪れる突然の転機…。ふかぶかと胸に沁みる長篇。
【 2004/12/02/23/59/37 (Thu) 】 BOOK CLUB | TB(0) | CM(0)