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日刊知的ぐうたら生活

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月別アーカイブ  【 2005年01月 】 

久々にBOOK・OFF

うちの近くのBOOK・OFFは、マンガとかCDのコーナーが大きく、あまり文学の品揃えが良くない。特に外国文学は疎外されているという感じ。それでも今日は、E.L.ドクトロウの『ラグタイム』(絶版)の文庫を105円で見つけたので、とりあえず収穫あり。

この本は、邦訳はもう絶版なので、読むなら原書を買うしかないかと思っていたもの。ドクトロウは青山先生の授業でもやったが、特に好みというわけではない。でも、この『ラグタイム』は有名な本なので、一応読んでおくべきかと。

マキャモンの『ブルー・ワールド』(短編集なので、ちょこちょこ読んでいた)も、最後の表題作の「ブルー・ワールド」(中編)に入り、もう少しで読み終える。その代わり、ジェイムス・パタースンの『When The Wind Blows』が全然進まない。<パタースンには珍しく、導入部が面白くない。ファンタジー系に走ったせいか?

なんて言いながら、またスティーヴン・キングの『Dreamcatcher』も読むつもりでいる。キングはオタクで嫌になっちゃうなあと思いながらも、持っている本は片付けてしまおうという魂胆。

ところで、マキャモンの短編を読んでいて思ったのだが、マキャモンは自分でも言っているように、長編作家だと思う。短編は、たしかにホラーとしては面白く、恐怖そのものが描かれているものの、マキャモンの持ち味である善なるものが描かれていない。そういう意味では、「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」は、唯一善なるものが描かれていたと言えるだろう。

私は、マキャモンのそうした善なる部分が好きだから、やはり長編でないと、と思う。短編集の中の「ブルー・ワールド」は、普通の文庫本1冊ほどの長さがあるので、長編と言ってもいいくらいの中編である。なので、内心ほっとしているところ。

いずれにしても、読み手(私のこと)も長編が好み。今年は今までに買ったアメリカの作家の本を片付けようと思い、シオドア・スタージョン、デビッド・セダリス、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベックほか、アメリカ作家の短編集をあれこれ並べてみたものの、どうも読む気がしない。

なんでこんなに短編集ばかり買ってしまったかなと思うが、それを買った時には短編小説について勉強していたのだから、それなりに理由はあったのだが、どう考えても、やっぱり私は長編向きだ。勉強するには短編でも長編でもいいのだが、楽しみで読むには、起承転結のある、長い長いお話のほうが好きみたいだ。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF

『ミッドナイト・ブルー』/ナンシー・A. コリンズ (著), Nancy A. Collins (原著), 幹 遙子 (翻訳) ¥105
文庫: 396 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 415020229X ; (1997/01)
内容(「BOOK」データベースより)
Tシャツの上に黒の革ジャン、懐には銀のナイフを忍ばせ、美しいその顔には常に瞳を隠すサングラス…彼女の名はソーニャ・ブルー。彼女には、人の目には見えぬこの世界の真の姿を見ることができた。この世界に重なって存在する「真世界」―そこは、吸血鬼、人狼、オーグルが人の身体をまとって闊歩する驚くべき世界だった。そして彼こそ、この「偽装者」たちを次々と倒してゆく、怖るべき力を秘めたハンターであった。英国幻想文学賞、ブラム・ストーカー賞受賞。

『ラグタイム』/E.L. ドクトロウ (著), E.L. Doctorow (原著), 邦高 忠二 (翻訳) ¥105
文庫: 399 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4150408823 ; (1998/08)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨーク郊外に豪邸を構える実業家のファーザー。しがない影絵師から映画王にのしあがるユダヤ系移民のターテ。人種偏見に憤り、テロリストに変貌する黒人ピアニスト、コールハウス。それぞれの人生を必死に生きる彼らとその家族を中心に、自動車王フォード、魔術師フーディニ、アナーキストのエマ・ゴールドマンら実在の人物を絡めて壮大華麗な物語を織り上げる。今世紀初頭の躍動期のアメリカを浮き彫りにする傑作。
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【 2005/01/19/23/36/39 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)