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日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
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熱中症気味

まだPC部屋のクーラーが壊れたままなので、暑くて何もやる気がしない。それでも、何やかやの更新はせねばならず・・・かといって、それが何かの得になるわけでもなし。全く、何をやっているのだろう?と疑問。

こんなことをしている間に、あんなこと、そんなことをやったほうが、よほど自分のためにはなるだろうに。でもサイトの更新って、今や日常生活の一部になっているので、突然やめるってわけにもいかないのが困りもの。ていうか、やめても誰も困りゃしないってことはわかってはいるんだけど。。。(汗

ああ、それにしても暑い!今日の室温は32度ですからぁ~!もう熱中症だ。ウォーキングをして体が燃焼しているところに、夕食にお酒というガソリンを入れてしまったので、余計に暑い。明日はクーラーを買いに行く。なんで今日じゃなかったのかな?早く買いに行けばよかったのにとも思うが。夏バテには憧れているのだが、その前に熱中症には耐えられないなあ。

というわけで、もうやってられないので以上終わり!


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『The Saints And Sinners Of Okay County (Ballantine Reader's Circle)』/Dayna Dunbar (著) ¥1382
ペーパーバック: 319 p ; 出版社: Ballantine Books (P) ; ISBN: 0345460405 ; (2005/06/28)

From Publishers Weekly
Thirty-something Aletta Honor, the protagonist of screenwriter Dunbar's quirky debut novel, is so pregnant she can't fit behind the wheel of her borrowed pick-up truck, and her husband, a drunk, cheating former high school basketball hero, Jimmy Honor, has left her and their three children. Stuck high and dry in Okay County on the Oklahoma plains in 1976 with a stack of bills piling up and no financial windfall on the horizon, Aletta resorts to peddling burnt, homemade kolaches (fruit-topped pastries) and powder-mix lemonade at the Okay Czech Festival parade. This fails, but when she inadvertently saves a woman's life through a psychic vision, Aletta reluctantly reconsiders using the gift of prescience that she first discovered at age eight to save her and her children from destitution. But her unwieldy supernatural powers often seems more of a curse, and she is never quite sure what someone's passing touch might reveal ("She didn't have any control over what came through. All she did was report it"). Her forecasts of future contentment or visions of painful past events unsettle Okay's upstanding citizens and earn her epithets like "Indian witch" and "psychic sorcerer." As Aletta embarks on her new career as a psychic reader, she's ostracized by Bible-thumping neighbors and forced to confront her mother's shame and an indirectly related family tragedy. Dunbar's no-frills writing style, engaging pacing and cast of kooky saints and sinners make Aletta's unconventional story about taking control of her life a pleasant, all-too-rapid read.
Copyright © Reed Business Information, a division of Reed Elsevier Inc. All rights reserved.

【 2005/08/21/23/59/03 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『ハサミを持って突っ走る』

ううむ、またPCいじられたかな?少しでも設定を変えられると、やりにくくて仕方がない。好きな時間に使えないし、ストレスは増すばかり。またH"使用のモバイルを買おうか・・・って、その分をイギリスへ行くためにとってあるわけだしぃ。。。何とか、ストレスで脳溢血など起こす前に、この状況を打破せねば。

さてと、オーガステン・バロウズの『ハサミを持って突っ走る』を読み終えた。タイトルに興味を惹かれて、図書館で借りたのだが、とにかく変な話だった。正常とは思えない所での、正常とは思えない人たちの話である。そうなると、「まとも」って何?みたいな感じになってきて、その正常とは思えない人たちの正常とは思えない行動が、普通に正常じゃないかと思えてくるから怖い。

これは、バロウズの13歳から18歳までの、なんだっけ?ええと、まあとにかく自伝的な話ってことで、カバー裏の写真を見てしまうと、「こいつが13歳であんなことをしちゃって、こうなっちゃったの?」みたいな感じで、なんだか気持ちが悪くなってもくるのだが、 ものすごくおまけをして 良い方にとれば、デビッド・セダリスの 『すっぱだか』 のようでもある。

セダリスは大好きなので、他人に「バロウズはセダリス(の作風)に似ている」などと言われたら、たぶん怒ってしまうだろうけど、自分で言う分にはいい。それに、本心からそう思っているわけでもないし。あえて言えばセダリスっぽいけれど、根本的には違うと思っている。なんたって、セダリスは正常とは思えない人の部類ではない。

でも、主人公が飄々としているところや、バロウズのユーモア感覚などは、たしかにセダリスに共通しているかもしれない。しかしこの小説は、猥雑だ。幸か不幸か、主人公が(バロウズがと言ってしまってもいいかもしれないが)あれやこれや経験した年齢を考えると、エログロな部分がかなりどぎつい。セダリスは読み終えるのがもったいない感じがしたが、この本は、何度か途中でやめたくなったりもした。セダリスのほうがはるかに上品であることは間違いない。

かといって、この本が面白くないというわけではなく、バロウズのユーモア感覚はなかなか好きだし、全体としては面白かったのだが、笑って読みすごすことのできなかった猥雑さが、どこか悲しい気分にもさせる。

ともあれ、ストレスがたまってくると、私もハサミでも持って突っ走りたくなってくる。要注意!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハサミを持って突っ走る』/オーガステン・バロウズ (著), 青野 聡
単行本: 305 p ; サイズ(cm): 20
出版社: バジリコ ; ISBN: 4901784560 ; (2004/12)
内容説明
ぼくたちは見えないものを追いかけて走っている-。アル中の父と精神病の母に放り出され、患者のような精神科医の奇妙な家で過ごした痛ましくも可笑しい少年時代。
【 2005/08/20/23/27/10 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

From New Orleans

ニューオーリンズから、ジャミール・シャリフのCDが届いた。ヤマグチトラベルのまゆみさんからだ。もちろんジャミールのサイン入り。 “Dear ○○” まで入れてくれた。うひゃあ~っ感激~っ!

再び「メゾン・バーボン」での夜を思い出し(って特にロマンチックなことも何もなかったけど)、またニューオーリンズが恋しくなった。まゆみさん、本当にありがとう!いくらお礼を言っても足りません。マジで、マジで嬉しいです!m(_ _)m

Jamil Sharif のサイト

アルバムには、ジャミールのサイトのトップで流れている曲も入っていて、私はこの曲がとても気にいっていたので、非常に嬉しかった。何曲か気にいった曲はあるけれど、ライブで最後に演奏した「聖者の行進」が入っていたのにも感激。普段は特に大好きという曲でもないが、思い出が重なると、音楽って特別になるものだ。

それにニューオーリンズでは、「聖者の行進」はあまりにも有名で、プリザベーション・ホールのミュージシャンなんかは、すっかり飽きてしまって演奏したがらないというのだから、いざ聴こうと思っても、案外聴けないものだったりする。

というわけで、このところZYDECOにもはまっているので、ついつい「ジャンバラヤ」か「聖者の行進」を口ずさんでしまう今日この頃。どちらも元気になれる曲なので、気分も上々。でも、やっぱりクーラーなしのPC部屋は暑い。ここは南部だと思えば我慢できるじゃないか!って、できませんて。なんか、今現在、ニューオーリンズのほうが涼しいらしいし。

ともあれ、また絶対に行きたいニューオーリンズ!南部生まれのバーダマン先生はともかくとして、青山先生や村田先生が南部にはまってるのって、ほんとによくわかる。青山先生の授業でやった、 Arna Bontemps の「Talk to the Music」 など、その時は雰囲気があまり良くは分からなかったが、今ならきっとわかるぞ!という感じ。もう一度読み直してみようっと!
【 2005/08/19/23/50/46 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

ヴィゴ・モーテンセン新作映画



A History of Violence

In Theaters September 23 (at USA)

■ CAST ■

Viggo Mortensen
Ed Harris
Maria Bello
William Hurt
Ashton Holmes
Steph McHattie
Greg Bryk
Heidi Hayes


これはすごい!何がって、ヴィゴ・モーテンセンはエド・ハリスに似ている、というか、同じ系統の俳優だと言われており、キャラがかぶってしまうだろうから、この二人が共演するなんて絶対にないだろうと思っていたので、この情報を知った時には、ものすごく驚いた。でも嬉しかった。

二人とも好きな俳優なので、これが一緒に同じ映画に出てくれるとなれば、ファンとしてはたまらない。キャラがかぶるとはいえ、エド・ハリスは名優だし、まず心配はないだろうと思うが、どちらがどちらの役をやっても、いいのではないかという気も。もちろんこの映画では、「LOTR」のヒーローであるヴィゴが、再びヒーローになるようだ。

実際、この映画のヴィゴの写真を最初に見た時には、「あれ、ヴィゴ?なぁんだ、エド・ハリスか、にしては髪の毛がある・・・いや、やっぱりヴィゴだ!」と思ったほどだから、二人の「似ている度」は高い。

日本ではいつやるのかなあ・・・?これは絶対、間違いなく観に行く。もしかして、「ハリポタ4」と重なるかも?「ハリポタ4」を観なくても、これは観る。


ところで、ヴィレッジブックス版のマキャモンの新しい『少年時代』を買ってしまった。これは、単行本も文庫本も持っているのだが、文庫の下巻を除いて、すべて古本。しかし、他人の手垢のついていない自分だけの『少年時代』がどうしても欲しかった。

マキャモンの本は、いくつかを除いてほとんどが絶版になっているから、今から新品を買うのは難しい状態。『魔女は夜ささやく』が文庫で出れば、新品が買えると思っていたのだが、なかなか出てこないし、もう文庫は出ないのかもしれないと内心悲しく思っていたところ。そこに『少年時代』が新装版で出てくるとは、思いもよらなかった。これも驚きと喜びである。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『少年時代 (上)』 ヴィレッジブックス/ロバート・マキャモン (著), 二宮 磬 ¥882
文庫: 458 p ; サイズ(cm): 15
出版社: ソニー・マガジンズ ; ISBN:478972607X ; 上 巻 (2005/07)
出版社 / 著者からの内容紹介
誰もが心ふるわせた不朽の名作がふたたび!きらめく少年時代が今、鮮やかによみがえる。12歳、なにもかもがきらめいて見えていたあのころ・・・。アメリカ南部の田舎町で暮らす空想好きの少年コーリーはある朝、父とともに不可思議な殺人事件を目撃してしまう。そこからコーリーの冒険に満ちた一年間が始まった! 底なしの湖に車と共に沈んだ無惨な死体は誰なのか? 悪夢にうなされる父はしだいにやつれてゆき、コーリーは現場に残された緑の羽根を手かがりに、謎解きをはじめる。その過程で友や愛犬と体験する忘れ得ぬ体験の数々・・・。誰もが子どものころに持っていながらも、大人になって忘れてしまった魔法を信じる心をよみがえらせ、世界中の読書好きを夢中にさせた珠玉の名作!


『少年時代 (下)』 ヴィレッジブックス/ロバート・マキャモン (著), 二宮 磬 ¥945
文庫: 537 p ; サイズ(cm): 15
出版社: ソニー・マガジンズ ; ISBN:4789726088 ; 下 巻 (2005/07)
出版社 / 著者からの内容紹介
大人になっても忘れられない夏休みがある!淡い初恋、ガキ大将との決闘、初めてのキャンプ・・・。コーリー少年の毎日はさまざまな出来事に彩られ、あっという間に過ぎていった。しかし、殺人事件の謎は未だにコーリー一家の生活に影を落としつづけている。魂を持つ自転車に助けられながら幾多の危機を乗り越えて、真の勇気とはなにかを知り、愛するものを失う悲しみを知ったコーリー。魔法に満ち、すべてが輝いて見てた日々に別れを告げ、大人への階段をのぼりはじめた彼は、ついに殺人犯の正体を突き止めたかに思えたが、意外にもその人物は・・・。過ぎ去った12歳を懐かしむすべての人に捧げる、青春小説の大傑作。解説:池上冬樹。


『麦ふみクーツェ』/いしい しんじ (著) ¥700
文庫: 493 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101069220 ; (2005/07)


Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ブルー・文庫サイズ) ¥273
(Amazonギフト券 ▲¥273)
【 2005/08/18/23/49/04 (Thu) 】 読書と日常 | TB(1) | CM(0)

狼男との恋

アリス・ホフマンの『セカンド・ネイチャー』を読了。これはまたびっくり仰天な話で、これも初期の作品のため、ホフマンお得意のマジカルさはないけれど、こんなことあり?って感じの内容。

3歳のときに飛行機事故に遭い、乗客、乗員全員が死亡した中、ただ一人生き残った男の子は、狼に育てられ、過酷な自然を生き延びたのだが、猟師のわなにかかり、人間社会に連れ戻される。たまたま出会った(というか、出会うべくして出会ったというべきか)女性と恋愛関係に陥るが、そこで起こった連続殺人事件から、結局は社会に普通の人間としては認めてもらえず、再び自然の中へと戻っていく。

ホフマンは文章が上手いと思うが、それにしても狼男(いわゆる狼男ではないが)の気持ちなど、よく書けるなあと感心。内容的にうんぬんという以前に、たくましい想像力に感服してしまった。ああだこうだと感想など言いたくない作品だ。単純にストーリーにはまるだけでいいという感じ。最後はとても悲しい。どうにもならない恋の切なさみたいなものをひしと感じる。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『セカンド・ネイチャー』/アリス・ホフマン (著), Alice Hoffman (原著), 田辺 亜木 (翻訳)
単行本: 250 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 集英社 ; ISBN: 4087732428 ; (1996/02)
内容(「BOOK」データベースより)
男には名前がなかった。ひどく痩せていて、人前では声を出そうとしなかった。患者第3119号。人々は密かに"狼男"と呼んでいた。烈風を伴った雨が窓を激しく叩き、男はうずくまり震えだした。その時、女は手を伸ばし、男のコートの袖に触った。指の温もりが男の肌まで届いた。それは同情だったかもしれないし、何かほかのものかもしれなかった。女は長年暮らした夫との生活に傷つき、疲れていた。女は男を外に連れ出した。それが犯罪になることはわかっていたが…。狼に育てられた青年と年上の女性、奇跡のラブ・ストーリー。


◆図書館貸し出し

『直筆商の哀しみ』/ゼイディー・スミス (著), 小竹 由美子 (翻訳)
単行本: 557 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4105900382 ; (2004/03/30)
内容(「MARC」データベースより)
有名人のサインを売買し、そのあがりで悠々暮らす直筆商アレックス。迷い多きこの男に真実の幸せは訪れるのか。「実存」対「シンボル」というテーマにとめどなくコミカルな表現で挑んだ、英国文学の新鋭によるめくるめく長篇。

『琥珀捕り』/キアラン・カーソン (著), Ciaran Carson (原著), 栩木 伸明 (翻訳)
単行本: 346 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488016383 ; (2004/02)
出版社/著者からの内容紹介
ローマの詩人オウィディウスが描いたギリシア・ローマ神話世界の奇譚『変身物語』、ケルト装飾写本の永久機関めいた文様の迷宮、中世キリスト教聖人伝、アイルランドの民話、フェルメールの絵の読解とその贋作者の運命、顕微鏡や望遠鏡などの光学器械と17世紀オランダの黄金時代をめぐるさまざまの蘊蓄、あるいは普遍言語や遠隔伝達、潜水艦や不眠症をめぐる歴代の奇人たちの夢想と現実──。数々のエピソードを語り直し、少しずらしてはぎあわせていく、ストーリーのサンプリング。伝統的なほら話の手法が生きる、あまりにもモダンな物語! 解説:柴田元幸
【 2005/08/17/23/47/10 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

宮城県で震度6弱

今日の宮城県沖の地震も大きかった。最初縦揺れではなかったから、だいじょうぶだと思ったけれど、徐々に大きくなっていったので、もしかして!とまで思った。異常に長かったし。震源地は関東だろうと思ったら宮城県のほうで、震度6弱。

アポロ13号が出かけてすぐだったので、今頃電車の中に閉じ込められているんじゃないだろうかと心配した。メールを打ったら、1時間半後レスが来て、四谷で5分ほど止まっていたとか。外出先で地震にあうと、怖いなあと。でも、今朝は予兆みたいなものがあって、空気が何か異常だと思っていた。

予兆といえば、ヤクルトの岩村がホームランを打つときは、なぜかわかるんだな。私はヤクルトファンじゃなくて、根っからベイスターズファンだってのに。でも、今年はどういうわけか、ヤクルトの試合ばかり観ている。ベイの試合なんか全然観に行っていない。

でも今月末の神宮でのヤクルト戦は観に行こうっと!ていうか、交流戦なんかがあったために、横浜がなかなか神宮に来なかったのだ。しかし、横浜まで行くのは容易じゃないし、東京ドームは嫌いだし、でも野球は観たいしで、結局ヤクルトの試合で、中途半端に満足している状況。月末には、やっとベイスターズの試合が観れる!


ところで、え?ホリエモンが選挙出馬?自民党が要請?自民党の議員先生方は、さんざんホリエモンの悪口を言ってたのに、何を今さらって感じだけど。。。何でもいいんだな、自民党。もうあきれ果てている。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

New York Post Su Doku/Wayne Gould (著) ¥834
ペーパーバック: 176 p ; 出版社: Harpercollins ; ISBN: 0060885319 ; 1 巻 (2005/08/31)
【 2005/08/16/23/45/37 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『麦ふみクーツェ』

「翌朝起きると、街をおおう曇り空から、ねずみたちがふりだしていた」

図書館から借りている、いしいしんじの 『麦ふみクーツェ』 を読んでいるのだが、これがまた進まない。面白くないのではない。その反対だ。カラスが「くらげ、くらげ」と鳴くというのと同様、今度は空からねずみだ。

「孫をねずみでうしなうってのはいったいどんな気分です」と聞かれたり、「で、奥さんのどこに当たったんですか、そのねずみは?」なんて大真面目に言うものだから、おかしくて仕方がないのだ。「災難でしたね」なんて。ともかく、そんな調子で書かれているので、何度も読み返してくすくす笑っているものだから、ちっとも前に進まない。

話は「ねこ」というあだ名の主人公(中学生にして身長180センチを越す)が、お父さん(数学者で、毎日階段の12段目に座って数式を解いており、素数に異常にこだわる)とお爺さん(吹奏楽の王様。担当はティンパニ)の3人で暮らしているところへ、「とん、たたん」と音を立てて、麦ふみクーツェがやってくるところから始まるのだが、すべてがそのクーツェに関係があるのかないのか、とにかくいろんな奇想天外な話が書かれている。おかしい。

この本は、先月 文庫版 も出版された。図書館の返却日も迫っていることだし、もう文庫版買っちゃおうかなあ・・・などとも思ったりして。かなり気にいっているし、持っていてもいいなあと。いしいしんじは、この本で坪田譲治文学賞を受賞している。うーん、どうしようかな。。。とにかく返却日が気になる。延長って手もあるけど、いしいしんじの本を1冊くらい持っていてもいいかもぅ・・・と、なんとか購入する理由をこじつけようとしているのだ。


〓〓〓 BOOK

◆Amaoznから

『The Essential Book of Su Doku』/Peter Sinden (著) ¥1044
ペーパーバック: 224 p ; 出版社: Atria Books ; ISBN: 074328934X ; (2005/08/31)
【 2005/08/15/23/01/04 (Mon) 】 読書と日常 | TB(1) | CM(4)

大判ペーパーバックの憂鬱

ああ、がっかりだぁ~!楽しみにしていたアン・ライスの『The Feast of All Saints』が届いたのはいいんだけど、トレード版のペーパーバックかと思っていたら、大判のやつだった。

私はこのサイズのPBってのが苦手なのだ。ハードカバーなら、そういうものだと思ってはなから問題にしないし、よもやマスマーケット版サイズなどとは考えもしない。届いたものがたまたまトレード版サイズだったりしたら、大喜びといったところなのだが、この大判のPBは、大きくてもトレード版だろうと見込んで頼んでいるわけだし、また寝転んで読むにもPBだからへなへなしてしまって、ハードカバーを持つのとはまた違った力が必要なので、読みにくい。

結局のところ、よほどでない限り後回しになるか、お蔵入りになるか、どちらかなのだ。せっかく楽しみにしていたのに・・・とは思うものの、まず装丁やサイズでがっかりすると、こういうことがしばしばある。

ジョナサン・フランゼンの 『The Corrections』 など、気にいったサイズに行き着くまでに3冊も購入し、挙句の果てには翻訳で読んでしまったりした。 T.C.ボイルの短編全集 も、この大判サイズだったため(ハードカバーなら迫力があっていいのだが)、なかなか読めずにいたところ、バーゲンでマスマーケット版を見つけたはいいが、あまりの字の小ささに仰天。これはとてもじゃないが読むのは無理だから持っている本でいいかと諦めた結果、いまだに読めずにいる。

もちろん、このサイズと知って買うものもある。それしか出ていない場合は仕方がないからだ。ともあれ、Amazonで本のサイズがきちんと表示されていないのが困りもの。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『The Feast of All Saints』/Anne Rice (著) ¥1579
ペーパーバック: 576 p ; 出版社: Ballantine Books (P) ; ISBN: 0345376048 ; Reprint 版 (1992/02/01)
Book Description
Before the Civil War, there lived in Louisiana, people unique in Southern history. For though they were descended from African slaves, they were also descended from the French and Spanish who enslaved them. In this dazzling historical novel, Anne Rice chronicles four of these so-called Free People of Color--men and women caught periolously between the worlds of master and slave, privilege and oppression, passion and pain.
【 2005/08/14/18/58/41 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

「短編の名手」とは?

ふと気づいてみれば、17日までに2冊、23日までにさらに4冊、図書館で借りた本を読了させなければならない。読み終えた本の感想に浸っている場合じゃないなあとは思うものの、今いち気が乗らない。毎日イライラしている。全然落ち着かない。

そんなときに、どうやらPC部屋のエアコンが壊れたようだ。冷房にセットしても、生暖かい風がぼやぼやと吹いてくるだけで、ちっとも涼しくならない。今夜は雨のおかげで、窓を開ければ多少涼しい風が入ってくるのでなんとかなっているものの、この先まだまだ暑い日が続くのに、参ってしまう。

確実に壊れたとして、新しいのを買うのは仕方がないが(たぶんもう寿命だろう)、困るのは、取り外し&取り付け工事の際に、部屋にある本を全部どかさなくてはならないってこと。ああ、いやだ。

エアコンもなけりゃ困るが、それより何より、自分の書斎が欲しいなあ。書斎などという立派なものでなくてもいい。思い立ったときにPCがすぐに使える状態でありさえすれば!それができないがためにイライラして、毎日落ち着かないのだから。今日も精神安定剤を飲む。

さて、アリステア・マクラウド。私の苦手なアン・ビーティも「短編の名手」だったし、マクラウドも「短編の名手」と言われている。こうなってくると、主に短編を多く書いている作家は、皆「短編の名手」といわれてしまうのではないかとさえ思えてくる。ビーティとマクラウドを比較してしまうのは、あまりにも乱暴だが、何をもってして「短編の名手」なのか、それが私にはわからない。

「短編の名手」と言えば、大御所はやはりサマセット・モームで、個人的には彼を越えるものはいないとさえ思っているくらいなのだが、モームが書く短編と、現代の作家の書く短編は明らかに違っている。しかし、私はモームが書くような短編のほうが好きだから、現代の作家の「短編の名手」というのは、あんまりあてにならない言葉だと思う。とはいえ、これも個人的な好き嫌いの部類だろうから、ビーティもマクラウドも「名手」なんだろうと思う。

マクラウドの作品について書き出すと、とっても長くなりそうなので、ここでは適当なところでやめておくことにする。私自身の考えも、あまりまとまっていないことだし。ただ、1冊読んだ感じとして、マクラウドの力量は認めるものの、好みの作風ではなかったかなという感じだ。やっぱりこの人は長編のほうがいいんじゃないかと重ね重ね思った次第。だから、どうして「いい作家」ではなく、わざわざ「短編の名手」というのだろうなと思う。

こんなに辛い思いをしているんだ・・・と切実に訴えている作品は引いてしまいがちだ。マクラウドの作品に登場する人たちは、辛い状況でもそういう仕事が好きで(マクラウド自身も)、一生懸命に生きており、それはそれで素晴らしい人生だとも思えるのだが(ちょっと 『アンジェラの灰』 を思い出すような感じのところもあるから、単純に素晴らしい人生とも言えないとは思うが)、私の場合、これに限らず割に淡々と語られている話のほうがより感動するという嗜好のため、あんまり一生懸命生きられても、自分がぐうたらなだけに、重たくて受け止めきれないのだ。

ともあれ、今度は長編を読むのを楽しみに待つこととしよう。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『灰色の輝ける贈り物』/アリステア・マクラウド (著), Alistair MacLeod (原著), 中野 恵津子 (翻訳)
単行本: 238 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4105900323 ; (2002/11)
内容(「MARC」データベースより)
カナダ、ケープ・ブレトン島。苛酷な自然の中、漁師、坑夫を生業とし、脈々と流れる「血」への思いを胸に人々は生きる。世代間の相克と絆、孤独、別れを、語りつぐ物語として静かに鮮明に描く。隠れたる短編の名手による8篇。
目次

広大な闇
灰色の輝ける贈り物
帰郷
秋に
失われた血の塩の贈り物
ランキンズ岬への道
夏の終わり
【 2005/08/13/23/25/55 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

ケープ・ブレトン島のロブスター

図書館で先に借りた本はひとまず置いておき、アリステア・マクラウドの 『灰色の輝ける贈り物』 を読み始めた。舞台はマクラウドが育った、カナダの ケープ・ブレトン島 で、「赤毛のアン」で有名なプリンス・エドワード島の東隣である。そこは、スコットランドよりもスコットランドらしいといわれている島だとか。しかし読んでいると、自然がとても厳しい土地のようだ。北方であるのはわかっているが、やはり南の島のように、のんびりと気楽には生きられない。

この本は短編集だが、その冒頭の作品「船」(The Boat 1968)を読んでいて、自分のお気楽さに唖然とした。

「ケープ・ブレトンの沖合いは、今でも豊かなロブスターの漁場で、五月から七月にかけてのこの季節、捕れたロブスターは氷の箱に詰められ、夜となく昼となく、道路を突っ走る大型トラックで、ニューグラスゴー、アマースト、セントジョン、そしてパンゴア、ポートランドを通って、ボストンへ運ばれ、ここで生きたまま、最後のわが家である煮立った鍋のなかに放り込まれる」

この文章自体は何のことはない描写だと思うが、私はボストンで、このロブスターを食べている。何の考えもなく、大喜びで。


ボストンで食べたクラムチャウダーと
ロブスターサンド



この文章の前後には、ケープ・ブレトンで必死に生きる漁師の姿が描かれており、最後には主人公の父親が漁の最中に海に落ちて死ぬという結末となっている。まさに、情け容赦ない自然の過酷さが描かれているのだ。

ケープ・ブレトンだけではなく、自然に関わる仕事をする人たちは、世界中どこでも死と隣り合わせで生きているのだと思うが、この話のこのロブスターは、ボストンのあのロブスターだったのか!と思うと、もっと有難く頂戴しなければいけなかったんではないかと。

普段、そこまで考えて物を食べてはいないのだが、マクラウドは残酷にも、自然の過酷さをあますところなく描いており、その仕事に携わる人々の苦労がひたひたと伝わってくるために、読んでいる側は、身につまされる思いがするのである。

これはたまたま、つい最近食べたロブスターの産地の話であったため、特にそう感じたのかもしれないが、この作品だけでなく、読み始める前に抱いていたマクラウドのイメージとは作風がずいぶん違っていた。人間的なものは超越しているような作家なのかと勝手に思っていたのだが、非常に人間的だ。

まだ3篇しか読んでいないので言い切ることは出来ないが、「短編の名手」と言われてはいるものの、個人的には、この人は長編のほうがずっといいのではないだろうか?という気がしている。図書館に長編も予約してあるので、それを読んでから、再び比較してみたいと思う。

アリステア・マクラウド(MacLeod,Alistair)
1936年、カナダ・サスカチェアン州生まれ。作品の主舞台であるノヴァ・スコシア州ケープ・ブレトン島で育つ。きこり、坑夫、漁師などをして学資を稼ぎ、博士号を取得。2000年春まで、オンタリオ州ウインザー大学で英文学の教壇に立つ。傍らこつこつと短編小説を発表。1999年刊行の唯一の長編『No Great Mischief』がカナダで大ベストセラーになったため、翌2000年1月、1976年と1986年刊の2冊の短編集の計14篇にその後書かれた2篇を加え、全短編集『Island』が編まれた。31年間にわずか16篇という寡作であるが、短編の名手として知られている。
【 2005/08/12/19/15/22 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)