FC2ブログ

日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
1012345678910111213141516171819202122232425262728293012

第5回 新宿トラッドジャズフェスティバル(2日目)

ジャズフェス2日目。今日は、雄弁会の岡田君と、早稲田ニューオーリンズ・ジャズクラブの山本君が手伝いに来てくれた。今日も風が冷たい。しかし、昨日に引き続き楽しい雰囲気なので、寒さも苦ではない。

ところが、今日のお昼のお弁当がまたしてもうなぎだったため、ハリソンバーに行って、おでんを食べる。うなぎは、どん底バイトの文学部の苦学生、上村君に差し入れ。そのついでに、阿部寛のアコースティックギターのライブを聞く。

午後の休憩(昨日は人がいなかったので昼食以外は休憩なし)のときに、ブル松原のブルースを聞きに行く(ブル松原のブルって、ブルースのブルなのか?)。今回はスタッフパスがあるので、どこでも出入り自由なため、みなそれぞれ好きなミュージシャンの演奏を聞きに行くことができた。

夕方には、去年知り合った「アメリカ南部協会」の早野君(ニューオーリンズ・ジャズクラブのウッドベース。村田先生のクラス)に再会。どん底で煮込みのあとのおじやを食べながら、私はニューオーリンズに行ったこと、早野君はミシシッピに行ったことなどをお互いに話して、楽しいときを過ごした。

肝心の募金だが、各会場にも募金箱が置いてあるので、全部合わせるとどれくらいになったのかわからないが、ともあれ、自分のやれることはやったと思う。募金をしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

今回は、これまでよりも開催時期が遅く、風の冷たい寒い2日間だったが、何か温かいものを感じながら、終了。特にトラブルもなく、無事に責任を果たせてよかった。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『崖の国物語〈6〉ヴォックスの逆襲』/ポール・スチュワート (著), クリス・リデル (著), Paul Stewart (原著), Chris Ridell (原著), 唐沢 則幸 (翻訳)
単行本: 533 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ポプラ社 ; ISBN: 4591086933 ; 6 巻 (2005/07)
カバーより
図書館司書学会の若き司書勲士ルーク・バークウォーターは、偵察飛行の途中事故にあい、とらえられ奴隷にされてしまった。売られた先は最高位学者ヴォックス・ヴァーリクスの館。実権を奪われ酒びたりになったヴォックスのもとで、ルークは崖の国をめぐりさまざまな陰謀がうごめいていることを知る。夜の守護聖団、オオボズシスター、ゴブリン軍。どの勢力も図書館司書学会を憎み、ヴォックスをさげすんでいた。暗殺の危機をのがれたヴォックスが図書館司書学会に持ちかけた「取引」とは─!?運命の「大いなる嵐」が近づき、ますます目が離せない《崖の国物語》感動の第六部!
【 2005/11/20/23/37/04 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

第5回 新宿トラッドジャズフェスティバル(1日目)

今日と明日は、新宿トラッドジャズフェスティバルで、ニューオーリンズへの募金活動。自ら名乗り出たものだから、眠くても、寒くても、とにかくがんばらなくては!というわけで、午前中からフル活動。夜型ドラキュラタイプの私には、かなりきつい状況ではあるけれど、朝日と冷たい風が、意外に心地良かった。

本部である喫茶店ゴローの前で、朝から募金・・・かと思ったら、いきなりチケット販売で大忙し。あれ、話が違うぞと思いつつも、なぜかチケット販売&各種案内に燃える(すぐに対応できたのは、日頃三丁目を飲み歩いている賜物!)。風が強かったので、外は結構冷え込んだものの、目の前で熱い演奏が繰り広げられているので、忙しいながらも楽しんだ。

このジャズフェスティバルは、屋内でライブをじっくり聞くのもいいのだが、外でニューオーリンズっぽい(?)自由な雰囲気を味わうのが楽しいのだ。陽気な人の踊りなんかも見れて、かなり楽しい。

そうそう、お昼のお弁当はうな重だったんだけれど、私はうなぎが全然ダメなので、お弁当は上野広小路ボブにあげて、代わりにどん底の煮込みと、天竜のすいとんを食べた。明日もうなぎだったら困っちゃう・・・。学さんから景気づけのヘネシーをもらう。

今日は、屋内のライブは全然聞けなかったが、明日はボランティアの人も増えそうなので、ライブも観に行こうっと!

家に帰ったら、コーマック・マッカーシーの新作が届いていた。早速開いてみると、初版だった!バンザーイ!このまま大事にとっておかなくちゃ!(^^;


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『No Country For Old Men』/Cormac McCarthy (著) ¥2,633
ハードカバー: 352 p ; 出版社: Alfred a Knopf ; ISBN: 0375406778 ; (2005/07/19)
Publishers Weekly
高く評価された国境三部作を締めくくる『平原の町』から7年、マッカーシーが魅力的な現代ウエスタンをひっさげて戻ってきた。新作の舞台は、1980年のテキサス南西部。リオグランデ流域でカモシカ狩りをしていたルエリン・モスは、いくつかの死体とヘロインの山、240万ドルの現金を発見する。この作品の大部分を占めるのは、簡潔で巧みな文章によってぐいぐいと引きつけていく逃亡劇だ。

金を盗んだモスは、勢力ある麻薬組織が雇った特殊部隊の元工作員のウェルズや、精神異常者めいたチグールに追跡される。家畜用の銃を携えたチグールは、ゆがんだ正義感で凝り固まった冷酷な殺人犯だ。さらには保安官ベルもモスを追う。年配のベルは、もはや自分はたちうちできない荒々しい力をもつチグールのような新種の男たちの存在を、苦々しく思っている。

作品にちりばめられているのは、一人称で書かれたベルの思慮深い言葉だ。彼は世の中の変化を嘆き、第二次大戦の戦場でのつらい思い出をふりはらおうとし--バイオレンス色の強いこの小説のなかで一条の光といえるが--結婚生活に恵まれたことを喜ぶ。話はぞくぞくさせるような展開をみせる。しかし、この小説が読者に善悪の戦い、人間が生きるうえで選択や運が果たす役割について深く考えさせるのは、ベル保安官の繊細な心と賢さがあるからにほかならない。


Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ベージュ) ¥273 (Amazonギフト券 ▲¥273)
ISBN: B0009WHOM6 ; (2005/07/11)
素材:ポリエステルキャンバス
仕様:しおりつき
サイズ:縦 約16cm x 横 約30cm(文庫版サイズ)
【 2005/11/19/23/34/50 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

国境三部作 『平原の町』

コーマック・マッカーシーの国境三部作の最後の作品『平原の町』を買ってしまった。すでに図書館で借りて一度読んでいるが、三部作のうち、手元にないのはこれだけ。入手できるうちに買っておかないと、 『越境』 みたいに血眼で探し回る羽目になりそうだし、三部作なんだから、ちゃんと三作揃えておかなくちゃと。

ついでに原書(三作合本)も注文したのだが、そっちはたぶんお飾りでしょうね。というか、これだってすでに読んでいるから、また読む気になるまで、しばらくの間は、このまま箱入りだ。

それと、友だちに頼まれた、チェ・ゲバラのジャーナルが届いたのだが、予想外に小さいものだった。ビニールに包まれているので、中身が見れないのだが、日記帳というにはちょっと小さい。手帳だな。

その友人は、ゲバラに憧れて、ぜひキューバに行きたいと言っている。本当は、キューバに憧れて、ゲバラが好きになったのかもしれないけど・・・。そのまた友人は、ヘミングウェイに憧れて、本当にキューバに行ってしまった。私はそういう行動力に憧れる。

さて、明日とあさっては新宿ジャズフェスティバルだ。結局ボランティアは私一人しかいないので、とにかくがんばるしかない。問題は早起きしなければならないこと。こんなことしてないで、早く寝なきゃ!


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『平原の町』/コーマック・マッカーシー (著), Cormac McCarthy (原著), 黒原 敏行 (翻訳) ¥2,310
単行本: 268 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152082615 ; (2000/02)
内容(「BOOK」データベースより)
1953年、十九歳のジョン・グレイディは、メキシコとの国境近くの小さな牧場で働いていた。馬の扱いにかけては天性の才能をもつ彼は、ビリーをはじめ年上のカウボーイたちにも一目置かれていた。そんなジョン・グレイディが、娼婦というにはまだ幼いマグダレーナと激しい恋に落ちる。ふたりは密かに結婚を誓い合い、ジョン・グレイディは愛馬を売る決心までする。その固い決意に説得をあきらめたビリーもマグダレーナの足抜けに力を貸すが、非情な運命はふたりを引き裂いた…。苛酷な世界に逆らい、烈しく直情のまま生きる若者の生きざまを、鮮烈に謳い上げる、アメリカ青春小説の記念碑。
●画像は原書 『Cities of the Plain (Border Trilogy, Vol 3)』


The Way Of Che Mini Journal (Potter Style)/Potter Style (著) ¥894
日記帳(ノート) ; 約10.4×13.1cm ; 128ページ ; 伸縮バンド付き
出版社: Clarkson Potter ; ISBN: 0307236390 ; (2005/10/25)
Amazon.co.jp
チェ・ゲバラは今も生きている! アーネスト・チェ・ゲバラの思想で飾られたこの鮮やかな赤い日記帳で階級闘争に参加しよう。ゲバラは革命戦士で、その聖像のような肖像画は無数の大学の寮の壁に掛けられ微笑んでいる。日記帳は、大衆との連帯感やブルジョワ精神を表現するのにぴったりのスペースだ。
●ゲバラ好きの友人から頼まれたもの


Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ボルドー) ¥273 (Amazonギフト券 ▲¥273)
出版社: ; ISBN: B0009WHOLM ; (2005/07/11)
素材:ポリエステルキャンバス
仕様:しおりつき
サイズ:縦 約16cm x 横 約30cm(文庫版サイズ)
【 2005/11/18/23/52/55 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

寄付金をアメリカに送金

アメリカ南部ハリケーン被害の募金で集めたお金を、無事アメリカに送ることができた。これでやっと一息。

集めたお金と同額をプラスして送ったのだが、このところの円安もあって、半端な額になってしまった。先週だったら、キリのいい額(ドルで)で送れたのに・・・と思うと残念だが、いたし方がない。

また、外国への送金は、こちらでの手数料も結構高いし、さらに現地の銀行でも手数料を取られるらしい。送るほうの手数料はわかるが、受け取るほうも手数料を取るとは!

ともあれ、これでなんとか責任を果たしたという感じで、ほっとした。まゆみさんも、お礼状を出したいと言っていたので、住所がわかる方には、ニューオーリンズから、お礼の手紙が届くだろうと思う。


寄付をしてくださった皆様
本当にありがとうございました。


※ちなみに、寄付金は新宿ジャズフェスティバル実行委員会を通じてニューオーリンズに送る予定でしたが、実行委員長より、「個人で集めた寄付金は、知り合いがいる場合は、その人に直接送ってあげなさい」という指示を受けたため、私の場合は、友人である MAYUMI SHARA 個人宛てに送らせていただきました。寄付金の使い道は、まゆみさんに委ねます。



今後とりあえずのところは、今週末のジャズフェスティバルでの募金活動に専念し、一刻も早い被災地の復興を祈るばかり。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『The Delaney Christmas Carol』/Kay Hooper (著), Iris Johansen (著), Fayrene Preston (著) ¥1,117
ペーパーバック: 429 p ; 出版社: Bantam Dell Pub Group (P) ; ISBN: 0553383701 ; (2005/10/25)


Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ブルー) ¥273
(Amazonギフト券 ▲¥273)
ISBN: B0009WHOLW ; (2005/06/27)
素材:ポリエステルキャンバス
仕様:しおりつき
サイズ:縦 約16cm x 横 約30cm(文庫版サイズ)


◆図書館

『アムニジアスコープ』/スティーヴ・エリクソン (著), Steve Erickson (原著), 柴田 元幸 (翻訳)
単行本: 262 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 集英社 ; ISBN: 4087734323 ; (2005/08)
出版社 / 著者からの内容紹介
アメリカ最高の幻視作家による〈愛〉の物語。アメリカ現代文学を代表する作家エリクソンが、近未来、大震災が起きて廃墟と化した幻想的なLAを舞台に、これまで自分が関係してきた女性たちとの記憶を生々しく甦らせ、愛について考察する。


『ファンタージエン 秘密の図書館』/ラルフ・イーザウ (著), 酒寄 進一 (翻訳)
単行本: 512 p ; サイズ(cm): 23
出版社: ソフトバンククリエイティブ ; ISBN: 4797329831 ; (2005/09/29)
出版社 / 著者からの内容紹介
ファンタジーの金字塔「はてしない物語」(岩波書店刊)の世界(ルビ:ファンタージエン)が再び動き出す。ミヒャエル・エンデの秘蔵っ子であり「ネシャン・サーガ」シリーズでも有名なラルフ・イーザウが紡ぐ、「ファンタージエン」の古くて新しい物語。


『ドラゴンランス 魂の戦争〈第1部〉墜ちた太陽の竜〈下〉』/マーガレット・ワイス (著), トレイシー・ヒックマン (著), Margaret Weis (原著), Tracy Hickman (原著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 271 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: アスキー ; ISBN: 4757724675 ; 第1部 巻 (2005/09)
出版社 / 著者からの内容紹介
巨竜ベリルと大緑竜カイアン、ついに来襲! 愛のため我が身をなげうつ人々。魔法が消えた驚くべき理由。謎の暗黒騎士ミーナに対峙した、若きエルフ王の運命は? イギリス・ファンタジーの王様が『指輪物語』『ナルニア国』『ハリー・ポッター』で、オーストラリア・ファンタジーの王様が『デルトラ・クエスト』なら、アメリカン・ファンタジーの王様は、この『ドラゴンランス』世界5千万部シリーズです! 本書はその最終シリーズの第一部完結篇! シリーズ最大の大河ドラマが今ひとつの幕をとじ、新たなる展開を予感させます! ドラゴン、エルフ、騎士、魔法使い、亡霊など多彩な種族や怪物が総登場。葉っぱ一枚ゆるがせにしない、リアルで壮大な"剣と魔法"の世界がここに!!


『塵よりよみがえり』/レイ・ブラッドベリ (著), Ray Bradbury (原著), 中村 融 (翻訳)
単行本: 237 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309203655 ; (2002/10)
内容(「MARC」データベースより)
魔力をもつ一族とひとりの人間の子がひそやかに住む屋敷。そこへ、世界各地に散らばる一族の集う日が今やってくる…名作「集会」にはじまる「一族シリーズ」を集大成した長編。奇妙で美しくて涙する、とても大切な物語。
【 2005/11/17/13/54/11 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

コーマック・マッカーシーの新作

テレビで「ローハイド」にはまっている時に、マッカーシーの新作が出たことを知るとは、嬉しい限り。とはいえ、出版されたのは7月。Random House や Harper Collins の情報は随時チェックしているのだが、Knopf は普段あまりチェックしていないから、わからなかった。知っていたら、予約してでも買ったのだけど・・・。

というわけで、今なら初版が手に入るかも?と、早速注文した。「初版」であるから、もちろん読んじゃダメ。来年ペーパーバックが出るのを待つ。それも予約済み。でも、結構売れてるみたいなので、もしかしたらすでに初版じゃないかもしれないと、あとから気づいたのだが、ま、いいか。

問題は、黒原敏行氏の翻訳で読むマッカーシーはとても素晴らしいのだが、スペイン語まじりの原書は、難しくて読みにくいということだ。新作にスペイン語がまじっているのかどうかはわからないが、マッカーシーは、あれ、どこから会話?といったような文体だから、一筋縄ではいかない代物だ。

黒原さん、訳してくれないかなあ・・・。マッカーシーの未訳の作品、全部黒原さんに訳してもらいたい。黒原さんにもらった、マッカーシーの直筆レス(翻訳上での質問に対する答え)は、今でも宝物だ。ま、コピーだけど。(^^;

メリッサ・バンクの新作も気になるところだが、これはPB待ち。来年の紀伊国屋の洋書バーゲンで出ないかなと期待。

そんなわけで、そのあたりの洋書を読みたいと思いつつも、今日もまた図書館から「予約の本の準備ができました」と連絡が来た。まだまだ先だと思っていた、スティーヴ・エリクソンの 『アムニジアスコープ』 も回送中らしいので、明日には準備できてしまうだろう。げ!

これって、なんでこんなに早く回ってきたのかな?と不思議に思う。もしかして、例によって例のごとくのややこしい文章なので、途中でやめる人が多かったとか?なんて、勝手に推測している。逆に、面白いのであっという間に読めてしまうということもあり得るけど。

ところで、昨日やっと読み終えた、イーサン・ケイニンの 『Emperor of the Air』 だが、「作品によってはバーナード・マラマッドに似ている」という話を聞いてから、それが頭から離れなくなってしまい、最初に私が抱いたのは、全然そんなイメージじゃなかったのにな、と。でも、たしかにマラマッド的なところはあるかもしれない。「マラマッド的」ってどういうの?と聞かれても、一言ではとても答えられないのだけど。


◆Cormac McCarthy 新作

No Country For Old Men/Cormac McCarthy (著)
外貨参考価格: $24.95
価格: ¥2,633 (税込)
OFF: ¥465 (15%)
ハードカバー: 352 p ; 出版社: Alfred a Knopf ; ISBN: 0375406778 ; (2005/07/19)
Publishers Weekly
高く評価された国境三部作を締めくくる『平原の町』から7年、マッカーシーが魅力的な現代ウエスタンをひっさげて戻ってきた。新作の舞台は、1980年のテキサス南西部。リオグランデ流域でカモシカ狩りをしていたルエリン・モスは、いくつかの死体とヘロインの山、240万ドルの現金を発見する。この作品の大部分を占めるのは、簡潔で巧みな文章によってぐいぐいと引きつけていく逃亡劇だ。

金を盗んだモスは、勢力ある麻薬組織が雇った特殊部隊の元工作員のウェルズや、精神異常者めいたチグールに追跡される。家畜用の銃を携えたチグールは、ゆがんだ正義感で凝り固まった冷酷な殺人犯だ。さらには保安官ベルもモスを追う。年配のベルは、もはや自分はたちうちできない荒々しい力をもつチグールのような新種の男たちの存在を、苦々しく思っている。

作品にちりばめられているのは、一人称で書かれたベルの思慮深い言葉だ。彼は世の中の変化を嘆き、第二次大戦の戦場でのつらい思い出をふりはらおうとし--バイオレンス色の強いこの小説のなかで一条の光といえるが--結婚生活に恵まれたことを喜ぶ。話はぞくぞくさせるような展開をみせる。しかし、この小説が読者に善悪の戦い、人間が生きるうえで選択や運が果たす役割について深く考えさせるのは、ベル保安官の繊細な心と賢さがあるからにほかならない。


◆Melissa Bank 新作

The Wonder Spot/Melissa Bank (著)
外貨参考価格: $24.95
価格: ¥1,818 (税込)
OFF: ¥1,280 (41%)
ハードカバー: 324 p ; 出版社: Viking Pr ; ISBN: 0670034118 ; (2005/05/31)
【 2005/11/16/00/53/08 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

【BOOK CLUB】のお知らせ

◆【BOOK CLUB】課題本

『ハワーズ・エンド』/E.M. フォースター (著), Edward Morgan Forster (原著), 吉田 健一 (翻訳)
単行本: 379 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 集英社 ; ISBN: 4087731472 ; (1992/05)
内容(「BOOK」データベースより)
知的でしっかり者の姉マーガレット。情熱家で美貌の妹ヘレン。ロンドン郊外、ハワーズ・エンドに建つ富豪の邸に招かれた姉妹の前に、運命の扉が開く。複雑な人間関係に、傷つきながらも成長していく女たち。

※上記の本は一例です。
※原書でも可。
※以前に読んだという方の感想も歓迎です。お気軽にご参加ください。
※感想はこちらまで→ http://bany.bz/book/
※【BOOK CLUB】はこちら→ http://www.freepe.com/ii.cgi?bookclub


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Emperor of the Air: Stories』/Ethan Canin (著)
ペーパーバック: 179 p ; 出版社: Mariner Books ; ISBN: 0618004149 ; 1st Marine 版 (1999/09)
内容(「BOOK」データベースより)
この本に収められた九つの短編小説は、そのほとんどが「青春小説」と呼びうるタイプの作品である。自分の中で何かが決定的に変化する瞬間が訪れるのを、息をひそめるようにしてじっと待つ16歳の夏―それがイーサン・ケイニンの小説の原型的時間だ。


『いたずら魔女のノシーとマーム(1)秘密の呪文』/ケイト・ソーンダズ (著), トニー・ロス (原著), Kate Saunders (原著), Tony Ross (原著), 相良 倫子 (翻訳), 陶浪 亜希 (翻訳)
単行本: 173 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 小峰書店 ; ISBN: 4338214015 ; 1 巻 (2005/09)
出版社 / 著者からの内容紹介
魔女の女王を怒らせてしまった、二人の魔女ノシーとマーム。魔女島を100年間追放されることになり、ほうきに乗ってたどり着いたのは人間が住む街。そこで知り合った牧師と見習いのババーコーンにかわいがってもらうことになったのに、そこには魔女より怖い者が……。
【 2005/11/15/18/12/27 (Tue) 】 BOOK CLUB | TB(0) | CM(0)

ロシアの児童書

昨日、図書館で借りた児童書を3冊読了。「オオカミチビ太」は前から気にいっていたので、改めて特筆することもないが(やっぱりかわいい!)、『ハリネズミくんと森のともだち』は、予想外に良い本だった。面白いというより、「良書」であるといった感じ。

ロシアの森を舞台に、四季を通じての動物たちの姿が描かれているのだが、いかにもロシアっぽく、冬の厳しさや、待ちかねた春の到来などが、いきいきと書かれている。

おおかたのファンタジーは、作者が完璧にファンタジーの世界に入り込めずにいるものが多く、どうも中途半端であるという欲求不満を感じるのだが、これに関しては、作者は見事に想像の世界に入り込んでいると言えるだろうと思う。冬が長く厳しいロシアでは、嫌でも想像を逞しくしていないと、とても暮らしていけないのかも・・・。

もともと、動物が洋服を着ているような話が好きなので(特にハリネズミは贔屓)、それだけでもポイントは高くなるのだが、寓意のない話なら、なお良い。またこの作者の感性が、ちょうど自分に合っていた感じもして、とてもお気に入りの本となった。

かわいらしいばかりではない。最後に木の下敷きになったコグマくんが、瀕死の重傷を負い、死の影と、自然に生きるものの無常さを伝えているところなど、ある種の哲学ではないかとさえ思える。

最終的に「死んだ」とは書いていないので、果たしてコグマくんは死んだのだろうか?と、読んだ子どもたちは心配をするだろう。そうして、誰かがいなくなることの寂しさや辛さを学んでいくのだろうなと思った。

で、本当にコグマくんは死んだのだろうか?もし子どもに聞かれても、私も答えられないし、どんな答えをすればいいのか、わからない。マジに考え込んでしまった。

ちなみにコズロフは、下記の「はりねずみ本」で知られている作家である。

『きりのなかのはりねずみ』 世界傑作絵本シリーズ/ユーリー・ノルシュテイン (著), セルゲイ・コズロフ (著), Yury Norshteyn (原著), Francheska Yarbusova (原著), Sergey Kozlov (原著), こじま ひろこ (翻訳), フランチェスカ・ヤルブーソヴァ
Amazon.co.jp
夕暮れに、はりねずみはこぐまの家へでかけます。ふたりでお茶を飲みながら、星を数えるのです。こぐまの大好きなのいちごのハチミツ煮を持って歩いていく途中、霧に浮かぶ白い馬に心を奪われて、はりねずみは霧の中へと入っていきます。

短編アニメーションの傑作『きりのなかのはりねずみ』をもとに作られた絵本である。監督は、世界的に評価の高いロシアのアニメーション作家ノルシュテイン。児童文学作家セルゲイ・コズロフが物語をつくり、アニメーション美術監督のフランチェスカ・ヤルブーソヴァが絵を描いた本書は、静かで幻想的な1冊となった。第48回産経児童出版文化賞美術賞を受賞するなど評価も高く、韓国版も出版されている。

あたりの分からない中、手探りで進んでいく道は、ノルシュテインが言うようにまさに「人生」。子どもたちは、そのハラハラドキドキを楽しむだろうが、大人はその繊細な世界にしばし日常を忘れるだろう。あらゆる世代を魅了する美しい1冊。(小山由絵)


ユベール・マンガレリはフランスの作家だが、これは期待していたものの、ちょっと期待はずれであった。辛いことや、悲しいことは、「淡々と」書かれているのがいいのだが(好みもあるだろうけれど)、これは主人公の少年の不安で悲しい胸の内(ハッピーで楽しいこともあるのだが)が、がんがん伝わってきて、やりきれない。

内容的に救われない話だし、結末も救われない。暗いままで、いや、それまでよりもさらに暗くなって終わるというのは、何ともいいようのない気分だ。しかし、こういうのを「いい」と言わなければいけないんだろうなと、変に思わせてしまうところが、なんとも・・・。

期待はずれというのは、「淡々と」書かれているのだろうと思ったのに、そうではなかったということで、全体的に胸にひっかかる話ではある。良いとか悪いとかで決められる話でもないのだが、その最後は少年にとって、あまりに残酷じゃないのか?と思わずにいられない。うまく言えないのだが、こういう話には、なぜか面と向かえないところがある。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『オオカミチビ太のわるい子ノート』/イアン・ホワイブラウ (著), トニー・ロス (著), Ian Whybrow (原著), Tony Ross (原著), 中川 千尋 (翻訳)
単行本: 157 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062087960 ; (1997/09)
内容(「MARC」データベースより)
オオカミにとって、わるがしこいのがえらいのに、チビ太は素直でいい子。そこでチビ太は悪い子になるために、おそろし森のずるがしこ大学へ出かけていきました。ワルになりきれない、ほのぼのチビ太のゆかいなお話。


『ハリネズミくんと森のともだち』/S.G.コズロフ, S.A.オストロフ, 田中 潔
単行本: 133 p ; サイズ(cm): 22
出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4001155605 ; (2000/05)
内容(「MARC」データベースより)
長い冬が終わり、ロシアの森に、いっせいに花咲く春がやってきました! 白樺とモミの森に住むハリネズミくんと、小グマやウサギなどの仲間たちがくりひろげる、ゆかいで、ちょっとかわったお話22編。


『しずかに流れるみどりの川』/ユベール・マンガレリ (著), 田久保 麻理 (翻訳)
単行本: 146 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560027269 ; (2005/06/28)

出版社からのコメント
静謐な中に不思議な力強さを秘めた中編小説『おわりの雪』(2004年12月刊)は、海外小説としては近年稀にみる大勢の読者を獲得した。刊行以来「ぜひ同じ作者の本を同じ翻訳者で」という声も数多く寄せられるなか、邦訳第二弾として刊行される本書は、児童文学作家として知られていたマンガレリの最初の一般向け小説で、こちらも、主人公の回想でつづられた父と子の物語である。

見渡すかぎりどこまでも「ふしぎな草」が生いしげる、原っぱのまんなかの小さな町。電気も止められてしまうような貧しさの中で寄り添う少年プリモと父親は、裏庭に自生する〈つるばら〉をそだててひと稼ぎしようと夢みる。

親子は、形のふぞろいな百個のびんに植えられたばらを、毎日丁寧に世話をする。水は1日2回。朝、びんを家の外に出し、決まった場所に正確に並べていく。陽が沈んだら、またびんを家の中に入れる。そしてふたりいっしょにいつものお祈り。来る日も来る日も、すべてはひそやかに、そして神聖なまでの厳密さで繰り返されていく。

ばらの世話をする以外の時間、プリモは歩く。ひたすら歩く。歩きながら雨や風、太陽の陽射しに親しみ、まわりの自然と対話しながら科学する。また自由な空想をくりひろげてひとり楽しむ。たとえば、記憶の中のみどり色でしずかだった川を思い浮かべてみたりして……。

そんな父と子のささやかな日常は、ほろ苦いユーモアに彩られながら、一切の装飾を削ぎとった抑制の効いた文体や驚くほど多くを語る著者独特の沈黙の作法によって、切ないほど美しい輝きを放ちだす。

【 2005/11/14/23/27/21 (Mon) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

「ローハイド」の歌詞が知りたい!

ブルース・ブラザーズも歌っている「ローハイド」。最近、BSで再放送を観ているので、あの歌詞が気になって仕方がない。ネット上でわかるかと思ったが、全然わからない。かろうじてコーラス部分だけはわかった。「ララミー」と聞こえるところは、「Ride'em in」という歌詞だったんだ!

この間、自分でも歌ってわかったのだが、歌詞を正確に発音しようと思うと、結構字あまりで歌えないもので、耳で聞いた通りに発音したほうがスムーズに歌える。だから、「Ride'em in」も、「ララミー」でいいんじゃないかと・・・?

それでも、「ローハイド」の歌詞は全部知りたい!オリジナルのフランキー・レーンのCDはほとんどインポートものなので、歌詞はついていないだろうから、どうしてもという場合は、ブルース・ブラザーズを買わなくちゃだ。これはDMXでよく聞いているので、どんな感じかは知っているけれど、やっぱりオリジナルが欲しいなあ。

ちなみに、「ローハイド」の舞台はテキサスからミズーリの間、約2400キロのロング・ドライブ。時代は南北戦争後、間もない頃だ。牧童頭のフェイバーさんが、南北戦争の大尉だったらしいし、実際、西部でカウボーイがよく見られるようになったのは、南北戦争後であるとのこと。

ところで今日は、図書館に予約本をとりに行ったついでに、児童書コーナーを覗いてしまったので、児童書ばかり8冊も借りてきてしまった。西部もののモード・マーチを読もうかと思っていたのに、また予定変更。

今回一番気にいっているのは、『オオカミチビ太のわるい子ノート』(原書 『Little Wolf's Book of Badness』 )で、以前に書店で原書を見ており、面白いなあと思って気に入っていたものだ。それが翻訳されていて、「Little Wolf」が「チビ太」になっていた。

実は「チビ太」とは、今は亡き愛犬の名前なのだ。そんな思い入れもあって、思わず借りてしまったけれど、これ、あんまりかわいいので手元に置いておきたいと思うほど。今でも「チビ太」のお墓にお参りをしている母親にあげたら、きっと喜ぶに違いない。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF

『クランベリー・クイーン』/キャスリーン・デマーコ (著), Kathleen DeMarco (原著), 大野 晶子 (翻訳)
価格: ¥840
ユーズド価格:¥105 (サービス券 ▲¥50)
文庫: 359 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4151200185 ; (2002/05)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークで働く33歳のダイアナは、失恋の傷が癒えぬところに家族全員を事故で失った。彼女は底なしの喪失感から逃れようと、すべてを捨ててあてどない旅に出るが、その矢先に老女をはねてしまう。だが、ひょんなことからその老女と孫娘の家に滞在することに。美しいクランベリー畑と新しい友人たちに囲まれて彼女の心は徐々に解きほぐされていく…絶望にとらわれた女性が再び生きる自信と愛をつかむ自分探しの物語。


◆図書館貸し出し

『しずかに流れるみどりの川』/ユベール・マンガレリ (著), 田久保 麻理 (翻訳)
単行本: 146 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560027269 ; (2005/06/28)


『おわりの雪』/ユベール・マンガレリ (著), 田久保 麻理 (翻訳)
単行本: 159 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560047987 ; (2004/12/10)


『きらきら』/シンシア・カドハタ (著), 代田亜香子 (翻訳), Cynthia Kadohata
単行本: 207 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560047952 ; (2004/10/25)


『妖精のキャラバン』/ビアトリクス・ポター (著), Beatrix Potter (原著), 久野 暁子 (翻訳)
単行本: 264 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 福音館書店 ; ISBN: 483402525X ; (2000/06)


『ハリネズミくんと森のともだち』/S.G.コズロフ, S.A.オストロフ, 田中 潔
単行本: 133 p ; サイズ(cm): 22
出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4001155605 ; (2000/05)


『オオカミチビ太のわるい子ノート』/イアン・ホワイブラウ (著), トニー・ロス (著), Ian Whybrow (原著), Tony Ross (原著), 中川 千尋 (翻訳)
単行本: 157 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062087960 ; (1997/09)


『崖の国物語〈6〉ヴォックスの逆襲』/ポール・スチュワート (著), クリス・リデル (著), Paul Stewart (原著), Chris Ridell (原著), 唐沢 則幸 (翻訳)
単行本: 533 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ポプラ社 ; ISBN: 4591086933 ; 6 巻 (2005/07)


『いたずら魔女のノシーとマーム(1)秘密の呪文』/ケイト・ソーンダズ (著), トニー・ロス (原著), Kate Saunders (原著), Tony Ross (原著), 相良 倫子 (翻訳), 陶浪 亜希 (翻訳)
単行本: 173 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 小峰書店 ; ISBN: 4338214015 ; 1 巻 (2005/09)
【 2005/11/13/19/54/58 (Sun) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

新宿ジャズ・フェスティバルのボランティア募集!

来週は新宿ジャズ・フェスティバルだ。募金係だ。でも今のところ、募金のボランティアは私一人しかいないらしい。ちなみに、ミュージシャンたちは全員ボランティアだ。かといって、26カ所もの会場をひとりで回るのは、いくらなんでも無理。どうなることやら。。。とりあえず、ボランティア募集!

ジャズフェスで募金係のボランティアをするメリットは(メリットを考えるなんて、ボランティアとはいえないんじゃないかとは思うが)、

①チケットがなくても全会場に入れる。
②待機している本部前で、ブラスバンドや他のバンドの路上演奏が聞ける。
③大勢のミュージシャンに会える。
④1日中音楽が聞こえて、フェスティバル全体の楽しい雰囲気を感じられる。
⑤ニューオーリンズに詳しい人がたくさんいるので、その手の話を聞ける。

といったところだろうか。興味のある方は、メールでご連絡ください。


さて、またしてもずさんなAmazon。このところ、発送案内のメールが来ないのだ。発送予定日も過ぎたし、と思ってアカウントサービスを確認してみると、「発送済み」となっているのに、案内が来ない。

こういうことが、このところ何度もあったので(今日届いたものもそう)、しばらく見て見ぬふりをしていたのだが、とうとう文句メールを出したところ、「気をつけます」と言っていた、その舌の根もかわかないうちに、また同じことをしている。

「なか見検索」とかやるのもいいけど、お客様に対してしなければならない最低限のことくらい、ちゃんとやってちょうだいよ。文句を言っても、どうせ聞いちゃいないんだから、言うだけ無駄とは思うけど、何度も重なると、これが言わずにいられようか!って感じだし、あとでまとめて言ったりすると、話が全然通じないから(どこをどう読んだらそういう解釈ができるんですか?というような回答をしてきたりする)、こまめに言ったほうがいいとも思う。

しかし何をやってるんですかね、まったく!儲けることしか考えてないんだろうな。注文さえとってしまえば、あとはどうでもいいんだろう。新規の人しか客とは思っていないとはっきり言ってたし。嫌な体質の企業だと思うけど、こっちももう腐れ縁って感じだが、自分のために利用できるものは、大いに利用しなきゃ損だ。

あー、こんなことを書くつもりじゃなかったのに、なんかむかつく!ずっと何やかやで腹を立てているから、ここぞとばかりにAmazonに当たっているのかも。いや、AmazonはAmazonでずさんなんだから、言われてもしょうがないだろう。だけど、それを書くつもりじゃなかったのに、書いてしまったというのは、やっぱりあれこれむかついている証拠。どこかで吐き出さないと、やってられない。

まだ年はもいかない頃は、友だちの悩みや愚痴などを、お互いに真剣に聞いたものだけど、ある程度大人になったら、そういうことにはなるべく関わらないようにするのが処世術であると知った。

私は今でも結構そういうことに関わってしまうほうだが(だって、心を開いて話したいと思うから話してるわけだし、ほかに話せる人もいないのかもと思ってしまう)、世の中には、私のような人間はそう多くない。当たらず、触らず、われ関せずが大人としてのスタンスで、利口なやり方なのだ。そんなことに下手に関わると、ろくなことにならない場合も多いから。

というわけで、悩みや愚痴なんてのは、自分の日記にでも書くしかないわけで、他人が聞いてくれるんじゃないかと思って期待すると、失望して余計にむかつくわけだ。何事も自分で解決しましょうということだろう。他人に期待してはいけない。

とはいえ、じゃあ自分が「われ関せず」人間になれるか?といったら、どうもなれそうもない。相手が悩み(または愚痴)を話しているようだと思った時、そこで話をやめるとか、その場を離れるとかということは、絶対にできそうにない。関わりたいわけではないが、だからといって、けして知らんふりはできない。私はまだ世の中に疎い若輩者なんだろう。

そうそう、結構楽しみにしていた、ベヴ・マーシャルの『Hot Fudge Sundae Blues』だが、近くでよく見ると、表紙の左側の女の子が不気味だったりして・・・。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『Hot Fudge Sundae Blues』/Bev Marshall (著) ¥1,411
(Amazonギフト券 ▲¥1,411)
ペーパーバック: 272 p ; サイズ(cm):
出版社: Ballantine Books (P) ; ISBN: 0345468430 ; (2005/08/12)

From Publishers Weekly
Layla Jay, the endearing young narrator of Marshall's third novel (following Right as Rain), fakes salvation at the age of 13 to impress a boy at church. Religious themes play a large role in this coming-of-age tale set in the early 1960s, but the story actually revolves around a different kind of faith—a faith in people and in family, despite all their flaws. Layla Jay leads a relatively happy life in her small Mississippi town, but when her flakey alcoholic mother marries a hypocritical revivalist preacher, their home is thrown into chaos, and Layla Jay comes to realize that God answers prayers in perplexing and often painful ways. In the scattered, melodramatic first half of the book, disasters befall Layla Jay and her family one after another: her grandmother dies, her mother survives a near-fatal car accident, and Layla Jay escapes her stepfather's attempt to rape her only when her mother finishes him off with a 7-Up bottle. The second half of the novel then deepens into an exploration of the consequences of deceit and the nature of familial love. Throughout, Marshall propels the story with all-too-human characters whose faults are enormous and whose mistakes are almost inexcusable, but who are never beyond forgiveness.

Copyright © Reed Business Information, a division of Reed Elsevier Inc. All rights reserved.
【 2005/11/12/23/50/26 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

不幸な不幸なイーサン・フローム

まゆみさんから確認が入らないので、今週は寄付金の振込みができず。来週に持ち越しとなる。日本では「○○銀行××支店」という言い方は普通だけど、アメリカではそういう言い方はしないのだろうか?「支店名を教えてください」と言っても、わけがわからないようだった。

今日はアポロ13号のギプスが取れる予定だったが、いざ病院でとってみると、まだ腫れているし、内出血もしているので、再度ギプス装着となった。しかし病院では面倒がって、具合がいいように整えてくれないため(自分でやれと言われたそうだ)、わざわざ高い剪定ばさみを購入しに行き、ガシガシと切ってやった。ちなみに、これまで持っていた剪定ばさみは、前のギプスでダメになってしまった。

はさみがダメになるだけではなくて、力一杯はさみを握るために、私の手や腕もおかしくなってしまうのだから、これまた整形外科のお世話にならなければいけなくなるかも。そうか、そうやって患者を増やそうという魂胆なんだな!恐るべし、山田整形!


さて、『イーサン・フローム』を読み終えたのだが、なるほど、物語としては考えさせられる話だなあと思うものの、やっぱり日本語が・・・と思う。そういう意味では、非常に残念。

それにしても、やりきれない話だと思う。病気がちの年上の妻に、若く溌剌とした親戚の娘。そこで、何が起こるかは推測できるだろう。若い娘に心を奪われるイーサンの気持ちもわからないではないが、妻の嫉妬も痛いほどわかる。

これがお金持ちの話なら、お金で解決もできないわけではないだろうが、なにしろイーサン・フロームは、病気に祟られててでもいるかのように、両親から妻まで、ずぅーっと病人だらけの生活をしてきており、お金などたまるはずもない。逃げることもできないのだ。

最後に若い娘との心中を図るイーサンだが、それさえも運命に拒否され、死に切れず、死ぬまで3人で暮らす運命となるのだ。しかも、娘も寝たきりで動けなくなるし、イーサンも、一生足を引きずるようになる。これでもかというような運命のむごい仕打ちである。それでも生き続けなければならない人生とは、一体どんな意味があるのだろう?

こういう話って、読んでいるだけでも辛い。でも、こういう不幸で不幸でしょうがない、 <不幸なできごと> を地で行く、救われない人っているんだろうなあと。死んでしまうよりも、生きていることのほうが、数倍辛い人生だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『イーサン・フローム』/イーディス・ウォートン (著), Edith Wharton (原著), 宮本 陽吉 (翻訳), 貝瀬 知花 (翻訳), 小沢 円 (翻訳)
単行本: 221 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 荒地出版社 ; ISBN: 4752100932 ; (1995/09)
内容(「MARC」データベースより)
「衝突事故」のせいで額に赤い傷を残し、鎖にひかれるように足を引きずって歩く農夫、イーサン・フローム。ニューイングランドを舞台に一人の男の生き方を描く。愛憎の果て生きることの意味を問う。
※画像は原書 『Ethan Frome』
【 2005/11/11/23/59/29 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)