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日刊知的ぐうたら生活

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月別アーカイブ  【 2005年11月 】 

不幸な不幸なイーサン・フローム

まゆみさんから確認が入らないので、今週は寄付金の振込みができず。来週に持ち越しとなる。日本では「○○銀行××支店」という言い方は普通だけど、アメリカではそういう言い方はしないのだろうか?「支店名を教えてください」と言っても、わけがわからないようだった。

今日はアポロ13号のギプスが取れる予定だったが、いざ病院でとってみると、まだ腫れているし、内出血もしているので、再度ギプス装着となった。しかし病院では面倒がって、具合がいいように整えてくれないため(自分でやれと言われたそうだ)、わざわざ高い剪定ばさみを購入しに行き、ガシガシと切ってやった。ちなみに、これまで持っていた剪定ばさみは、前のギプスでダメになってしまった。

はさみがダメになるだけではなくて、力一杯はさみを握るために、私の手や腕もおかしくなってしまうのだから、これまた整形外科のお世話にならなければいけなくなるかも。そうか、そうやって患者を増やそうという魂胆なんだな!恐るべし、山田整形!


さて、『イーサン・フローム』を読み終えたのだが、なるほど、物語としては考えさせられる話だなあと思うものの、やっぱり日本語が・・・と思う。そういう意味では、非常に残念。

それにしても、やりきれない話だと思う。病気がちの年上の妻に、若く溌剌とした親戚の娘。そこで、何が起こるかは推測できるだろう。若い娘に心を奪われるイーサンの気持ちもわからないではないが、妻の嫉妬も痛いほどわかる。

これがお金持ちの話なら、お金で解決もできないわけではないだろうが、なにしろイーサン・フロームは、病気に祟られててでもいるかのように、両親から妻まで、ずぅーっと病人だらけの生活をしてきており、お金などたまるはずもない。逃げることもできないのだ。

最後に若い娘との心中を図るイーサンだが、それさえも運命に拒否され、死に切れず、死ぬまで3人で暮らす運命となるのだ。しかも、娘も寝たきりで動けなくなるし、イーサンも、一生足を引きずるようになる。これでもかというような運命のむごい仕打ちである。それでも生き続けなければならない人生とは、一体どんな意味があるのだろう?

こういう話って、読んでいるだけでも辛い。でも、こういう不幸で不幸でしょうがない、 <不幸なできごと> を地で行く、救われない人っているんだろうなあと。死んでしまうよりも、生きていることのほうが、数倍辛い人生だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『イーサン・フローム』/イーディス・ウォートン (著), Edith Wharton (原著), 宮本 陽吉 (翻訳), 貝瀬 知花 (翻訳), 小沢 円 (翻訳)
単行本: 221 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 荒地出版社 ; ISBN: 4752100932 ; (1995/09)
内容(「MARC」データベースより)
「衝突事故」のせいで額に赤い傷を残し、鎖にひかれるように足を引きずって歩く農夫、イーサン・フローム。ニューイングランドを舞台に一人の男の生き方を描く。愛憎の果て生きることの意味を問う。
※画像は原書 『Ethan Frome』
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【 2005/11/11/23/59/29 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)