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98年以来のまとまった雪

都心で積雪9センチ 22日は凍結に注意と、気象庁─asahi.com


PHOTO:新宿一丁目花園小学校にて


<関連記事─asahi.com>
雪の成田空港で数百人が足止め ロビーで仮眠も
雪の首都圏 事故や交通機関の乱れ相次ぐ
雪でけが人相次ぐ 関東で270人以上


今シーズン、初めて東京でも雪が積もった。約10cmほど。豪雪地帯の人からすれば、ちゃんちゃらおかしいだろうが、東京にしては大雪の部類。で、この降りしきる雪の中を、図書館に行った。寒くて嫌だなあ・・・と思いながらしぶしぶでかけたのだが、なんだか別世界に来たみたいで、ちょっと楽しかった。<犬?(^^;

今日借りたのは、予約していたフリッツ・ライバーの本2冊と、たまたま見かけた「ダ・ヴィンチ・コード」解説本。これ、竹書房か、やっぱりね~という感じ。でも、この手の謎本は大好き。

というか、シオン修道会がユダヤに関係があったかどうか確かめたかったというのが、借りた一番の理由。それに、ダ・ヴィンチの絵も確かめたかったし、テンプル教会やウェストミンスター寺院にも興味津々だったので、写真入はありがたい。

それにしても、「Now Reading」 がモナリザの写真ばっかりになっていて、気持ち悪い。怖い。数日前はもっと並んでいたので、もっと怖かった。早く違う本を読んで、ページを送らないと。(--;

ところで昨日、リチャード・フラナガンの『グールド魚類画帖』について書いたが、ちょっと補足。

この小説は、「章ごとに一匹の魚をあて、その魚が描かれた経緯を語り、絵の本当のモデルを明らかにするという手法で小説を書くというアイデア」であると訳者あとがきに書いてあり、まさにそのとおりなのだが、ここに書かれている史実などはほぼ正確であるということだから、虚実ないまぜの荒唐無稽な小説だ。

グールドは、悲惨な環境下で教育を受けていないにも関わらず、たびたび歴史や哲学に言及し、おや、これは哲学書か?とも思わせるようなところが、なんとも奇妙な感じ。だいたい、おれが魚だったら・・・などというのは、もう哲学の部類だろう。

しかし、読んでいてだいたい理解していると思っていたのだが、最後の最後に書いてあるグールドのプロフィールを読んで、全くわからなくなった。これって、どういうこと?

注)プロフィールを読むことは、ネタバレの可能性があるので、 内容を知りたい方はこちらへ 。知りたくない方は、素通りしてください。

これから読みたいという人がいたら申し訳ないので、詳しくは書かないが、このプロフィールで、全くの理解不能に陥った。もう一度読み直す時間もないし、暗さと湿気と悪臭に満ちた内容を、再度読み直すのはしんどい。

昨日も、これは私の好みではないと書いたように、すごい小説だとは思うものの、また読みたいと思えるほど気持ちのいい小説ではないから。だが昨日は、一応可もなく不可もなくといった感じで書いておこうと思ったのだが、それではやはりこの小説について書いた意味がないような気がしたので、補足した。

ちなみに、作者のリチャード・フラナガンについてだが、カバーに掲載されている写真(絵?)とは全くの別人で、本人は「スキンヘッドに近く、がっしりとした体格で、スーツより作業着、カクテルグラスよりビールのパイントグラスが似合う印象の男」だそうな。サルバトール・ダリみたいな写真(絵?)は誰よ?


〓〓〓 BOOK

◆図書館貸し出し(→2/4)

『ダ・ヴィンチ・コードの「真実」―本格的解読書決定版』/ダン・バースタイン (編集), Dan Burstein (原著), 沖田 樹梨亜 (翻訳)
単行本: 335 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 竹書房 ; ISBN: 4812419255 ; (2004/12)
出版社 / 著者からの内容紹介
ダ・ヴィンチはなぜ暗号を使ったのか?マグダラのマリアは一体何者なのか?秘密結社は何を行ってきたのか?そして聖杯とは…?謎が謎を呼ぶ『ダ・ヴィンチ・コード』の世界。「真実」か「虚構」か?時代を超えた「最大級のミステリー」に挑む!!


『死神と二剣士 <ファファード&グレイ・マウザー2>』/フリッツ・ライバー (著), 浅倉 久志 (翻訳)
文庫: 412 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488625096 ; 定訳版 版 2 巻 (2004/12/18)

※この新装版を予約したつもりだったのだが、ものすごく古い本、しかも板橋区から又借りで来た。表紙の絵が変で、グレイ・マウザーがとんでもなくカッコ悪い。この版のグレイ・マウザーも、特にカッコいいわけではないけど。(^^;


『霧の中の二剣士 創元推理文庫―ファファード&グレイ・マウザーシリーズ (625‐4)』/フリッツ・ライバー (著), 大谷 圭二
文庫: 302 p ; サイズ(cm): 15
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488625045 ; (1982/08)

※これも新装版を頼んだつもりだったのだが、この古い版が来た。昔のSFの表紙(バローズの「火星シリーズ」とか)って、こんな感じだったなあと、一瞬懐かしく思う。翻訳の大谷圭二氏は、浅倉久志氏の旧ペンネーム。
【 2006/01/21/23/59/36 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『グールド魚類画帖』

明日返却予定なので、急いで読み終えたが、えーと、これはピカレスク小説なんだろうか?グールドは、一応刑務所に入っている悪漢なわけだし・・・。ともあれ一言で言えば、残念ながら私の好みじゃない。一時、この本を購入しようかとも思ったが、買わなくて良かったというのが正直なところ。値段も高いし。

とはいえ、この本が高いのには理由がある。グールドの魚の絵はカラーだし、その絵が生きるように、紙質も良い。インクの色にも凝っている。しかし、原書の文章部分は6色で刷ってあるらしいが、日本語版はたったの2色だ。

グールドがいろいろな色の文字を書くことにこだわっていたとあるから、できれば再現してほしかったなと思う。たしかフランチェスカ・リア・ブロックの 『「少女神」第9号』 だって何色ものインクが使われていたし、不可能なことではない。

たしかに、リチャード・フラナガンの文章はすごいと思ったのだが、描かれた世界が暗くて、ジメジメしていて、不衛生で・・・(海のそばの刑務所が舞台だから)というのが手に取るようにわかるというのは、描写が素晴らしいということなんだろうが、そういう世界は、あまり好んで浸りたくないなという感じなので、深く入り込めなかった。というか、なるべく関わり合いにはなりたくなく、できれば避けて通りたい感じ。

フラナガンの文章は、「○○は、○○である」あるいは「○○が、○○である」という、「○○である」の部分が予測不能な場合があって、え?と思うことがたびたび。そこが面白いのだが、この人、かなりひねくれているのじゃないかしら?とも思える。

本のカバーに掲載されているフラナガンの写真を見ると、なるほど変な人だと思う。サルバトール・ダリを思わせる、特異な風貌だ。この顔(本物ではないだろう)なら、この文章も納得できる。主人公のグールドの性格も、フラナガンに似たりよったりなんだろうと思う。

グールドは実在の人物だが、両親が出会ったその日に、父親が腹上死し、それで身ごもった母親は、グールドを生んだあと、救貧院にグールドを預けたきり。恐らく間もなく死亡したと思われる。ウィリアム・ビューロウ・グールドも、本人が勝手につけた、でまかせの名前だ。

とにかく、そうした不幸な生い立ちと環境が(誰の愛も知らないといった状況)、彼の人生を悪へと導いていくわけだが、魚の絵に対する彼の目だけは、非常に純粋だ。悪口雑言が並ぶ文章の中で、こと魚のことに関しては、真摯に語るグールド。それがそのまま絵の中に生き生きと現れているのは確かだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『グールド魚類画帖』/リチャード・フラナガン (著), 渡辺 佐智江 (翻訳)
単行本: 414 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560027234 ; (2005/06/25)
出版社からのコメント
時代は19世紀、本書の主人公「ウィリアム・ビューロウ・グールド」はイギリスの救貧院で育ち、アメリカに渡って画家オーデュボンから絵を学ぶ。しかし偽造などの罪で、英植民地タスマニアのサラ島に流刑となる。科学者として認められたい島の外科医ランプリエールは、グールドの画才に目をつけ、生物調査として、彼に魚類画を描かせる。ある日、外科医は無惨な死を遂げる。グールドは殺害の罪に問われ、海水が満ちてくる残虐な獄に繋がれる。絞首刑の日を待つグールド……その衝撃的な最期とは?

歴史、伝記、メタフィクション、マジックリアリズム、ポストコロニアルなどの趣向を凝らした、変幻自在の万華鏡。奇怪な夢想と、驚きに満ちた世界が展開される。「大傑作」(『タイムズ』)、「『白鯨』の魚版」(『ニューヨーク・タイムズ』)、と世界で絶賛され、今年度、「最高」の呼び声も高い、タスマニアの気鋭による力作長編。4色魚類画12点収録。
【 2006/01/20/23/59/11 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

「BOOK CLUB」のお知らせ

◆【BOOK CLUB】課題本

『北風のうしろの国』/ジョージ・マクドナルド (著), 中村 妙子 (翻訳)
文庫: 488 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4150203989 ; (2005/09/22)
内容紹介
「北風と一緒なら誰だって寒くなんかないのよ」─美しい女の姿をした北風の精は、ダイアモンド少年を幻想的な世界へと誘った。夜のロンドンの空へ、嵐の海上へ、そして北風のうしろの国へ・・・。その不思議な国から戻った少年は、想像力の翼を広げ、産業革命期の生活に疲れた人々に、優しさを取り戻させてゆく。C.S.ルイスやJ.R.R.トールキンらによって開花した英国ファンタジイの、偉大なる先駆者による古典的名作。

※原書 『At the Back of the North Wind』
※原書でも可。
※以前に読んだという方の感想も歓迎です。お気軽にご参加ください。
※感想はこちら→ http://bany.bz/book/
※【BOOK CLUB】はこちら→ http://www.freepe.com/ii.cgi?bookclub



今日は北風が強く、まるでこの本を読んでくださいと言わんばかりの雰囲気だったので、思わず手に取ったが、そうか!これは古典の名作だなと思い、「BOOK CLUB」に入れることにした。

「BOOK CLUB」も読み終えていない課題がどんどんたまっていくばかりで、ちょっとスピードアップして片付けないといけないなとは思うのだが、なかなか思うようにいかない。とりあえず管理人は全部読まないといけないだろうと思っているので、これは読みたくないと途中で投げ出すわけにもいかないから、結構しんどい。

以前は毎月1冊ペースだったが、それを不定期にして、読了の期限も決めないということにしたのだが、期限が決まっていないと、つい後回しになってしまう。なので、課題本は自分で買わずに、図書館ででも借りて読んだほうが、早目に消化できるようだ。

今回の本も、ちょうど図書館で借りているところなので、たまっている課題本を尻目に、先に読むことになる。というわけだから、もう古典の名作は買わないぞ!(^^;
【 2006/01/19/23/56/46 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

フリッツ・ライバー

図書館から、フリッツ・ライバーの<ファファード&グレイ・マウザー>の2、3巻が用意できたとの連絡あり。うう、どうしよう・・・1巻目だけで、もう十分て感じになっている。

これは剣と魔法の物語だけれど、こういう話にしてはちょっと詩的すぎて、冗長。展開があまりスピーディーではないし、詩的な表現があまり好きではない私にとっては、これを3冊読むのは苦痛かも?

主人公たちもけしてカッコいいヒーローではないし、二人の関係がちょっと<ドラゴンランス>のキャラモン(剣士)とレイストリン(魔法使い)を思い出させるものの、二人ともいわゆる「善」ではなく、かといって「悪」でもなく、なんだか中途半端で面食らう。

フリッツ・ライバーはすでに故人だし、年代から言っても、この物語はけして新しくはない。そんなわけだから、翻訳がちょっと古めかしい感じがする(嫌いではないが)と前にも書いたが、途中で何を読んでいるのかわからなくなったりする。「これは 『アイヴァンホー』 だったかな? 『三銃士』 だったかな?」などと錯覚してしまうくらいだ。

北国生まれの大男ファファードと、南国生まれの小男グレイ・マウザーが、剣と魔法(ほとんど呪術といってもいいかも)で戦っていく様子を書いた物語ではあるが、聖杯や指輪を探すとか、国を守るとかといった目的がないので、この人たちは一体何を目指しているのだろうか?と疑問。

けして面白くないわけでもないのだが、結局目的がよくわからないままの冒険だから、長編ではなく、中編でいくつものエピソードを綴っていく形になっているのだろう。だから、続巻も読む気になれず、1巻だけでも十分だなと思ってしまう。

シリーズの最初の常で、1巻目は説明的なことが多くて、展開がもどかしいのかもしれない。巻を重ねるにつれて、面白くなるのかもしれない。でも、個人的にこの二人のキャラがあまり好みではないというのが一番のネックだ。私はやっぱり「高潔でカッコいい」ヒーローのほうが好き。

「剣と魔法のファンタジー」と言ってもいろいろあるだろうが、私がイメージしていたものとはずいぶん違った。結局「剣と魔法のファンタジー」と思って読んだのが間違いだった。それこそ『アイヴァンホー』や『三銃士』の類と思って読んでいれば、逆に「ちょっとファンタジーっぽいな」と思うくらいで、特に問題はなかったかも。
【 2006/01/18/23/59/09 (Wed) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

イギリス文学

図書館ウェブのシステムが不調で、このところネットで予約ができなかったのだが、四谷、中央の2館から連絡があり、原因は不明だが直ったとのこと。毎回きちんと期日を守って返却しているのに、「この利用者番号は使えません」だなんて、びっくり仰天ものだった。原因不明では腑に落ちないが、とりあえず予約できるようになったので一安心。

そこで、ここ数日予約をしようと奮闘していた本を2冊と、ダン・ブラウンの1作目『天使と悪魔(上・下)』を予約。ダン・ブラウン以外の2冊は、ひさびさの英文学。ウィリアム・サマセット・モームの 『回転木馬』 と、グレアム・グリーンの 『事件の核心』

グリーンの『事件の核心』は1948年に全集で出されたものを知っているが、今回早川のepi文庫に入った。モームの『回転木馬』は原書で持っているのだが、翻訳されたものは初めて。というか、モームほどの文豪であれば、全作品が訳されていて当然だろうと思うので、単に私が知らなかっただけだろう。ただし、あまり話題に上る作品ではないので、書店でも見たことがなかった。今回の本も昨年11月に出版されたものだし。

モームにしてもグリーンにしても、どちらも500ページ前後の大部の書。かなり読み応えがありそう。しかも「文章の職人」と言われたモームのほうは、個人的に純文学では一番好きと言っても過言ではない作家だし、とても楽しみ。

だったら、借りずに自分で買えばいいのに・・・とも思うのだが、この本の表紙の写真が、私が抱いているモームのイメージと合わないので躊躇した。モームの写真は年を取ってからのほうが好き。

それと、翻訳が中野好夫さんではないのも気になるところ。あちこちで新訳が出ている状況を考えれば、モームだっていつまでも中野さんの翻訳というわけにもいかないだろうけど、私の中では「オースター=柴田元幸」と同様、「モーム=中野好夫」というのがすっかり定着してしまっているので、やっぱり気になる。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『魔の都の二剣士 <ファファード&グレイ・マウザー1>』/フリッツ・ライバー (著), 浅倉 久志 (翻訳)
文庫: 321 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488625088 ; 定訳版 版 1 巻 (2004/10/28)
カバーより
北国生まれの大男ファファードと南国生まれの小男グレイ・マウザー。本巻ではこの二人の英雄が、名高い古の首都ランクマーで運命的に出会い、まんまと<海賊結社>の上前をあねたものの妖術によって互いに愛する者を喪い、復讐に燃えて大殺陣を繰り広げる顛末までが語られている。もっとも優れたヒロイック・ファンタジーの連作にしてヒューゴー・ネビュラ両賞を受賞したシリーズ開幕編!
【 2006/01/17/23/52/47 (Tue) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

『ダ・ヴィンチ・コード』読了

ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』、下巻も一気に読めた。全く淀みなく一気に読める本は、エンターテインメントとはいえ、賞賛に値すると思う。久々に気持ち良く一気読みできた本で、そのことでまず、すがすがしい気分になれた。

キリスト教の聖杯をめぐる謎解きの話だが、謎を辿っていくうちに、アーサー王伝説や、ケルト神話のほうまで話が広がるのが面白い。こんなことを言うと怒られるかもしれないが、言ってみれば、私の好きな「トンデモ本」に近いのかもしれない。

キリスト教という世界の三大宗教のひとつをバックに、世界最大のベストセラー「聖書」についての疑惑や、ヴァチカンの陰謀、名画に隠された暗号などなど、謎や秘密好きにはたまらない題材だろう。謎に巻き込まれる主人公のラングドン教授は、ヒーローというわけでもなく、控えめなキャラだが、好感が持てる。

そういえば、マキャモンも聖書についての疑問をあげていた。キリストの生涯が書いてあるはずの聖書に、性に目覚めた頃のキリストのことが全く書かれていないのはなぜか?というものだ。だから、若い聖職者がそのような衝動を感じた時には、一体どうしたらよいのでしょうか、イエスさま!というわけだ。この本は、そんなことにもちょっと関連している。

事の真実はともかく、作者はこのあたりの事情をよく調べてあるし、何度もドンデン返しがあって、ともすれば退屈になりがちな学術的な描写でも、読者の好奇心が勝って、ミステリとして全く飽きさせない作りになっている。

ただひとつ真実を知りたくて先を読み急ぐのだが、その結末は・・・。ううむ、個人的にはちょっと欲求不満。

ちなみに、フリーメイソンはユダヤの秘密結社のように扱われているが、あれは実際、単なるその土地の名士が集まるライオンズクラブとかロータリークラブのようなものだそうで、もちろんユダヤ人の会員もいるが、陰謀などとは全く関係ないということを、「アラブとイスラエル」の授業で聞いた。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ダ・ヴィンチ・コード (下)』/ダン・ブラウン (著), 越前 敏弥 (翻訳)
単行本: 318 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4047914754 ; 下 巻 (2004/05/31)
【 2006/01/16/20/08/34 (Mon) 】 読書と日常 | TB(1) | CM(0)

『ダ・ヴィンチ・コード』

読書中のフリッツ・ライバーの『魔の都の二剣士』を中断して(中編集なので、中断しても差し支えない)、とりあえず急いで読まなくてはならない『ダ・ヴィンチ・コード』を読み始めた。これは評判に違わず面白い。というか、非常にテンポがいいので、淀みなく進む。

テレビでダ・ヴィンチの特集をやっていたりして、すでになんとなく内容が見えているのが残念なのだが、ここに書かれているモチーフは、私には結構馴染みのあることなので、学術的なことや専門的なことが出てきても、特に引っかかるようなこともなく、読み進められる。

人間て、やっぱりこういう謎とか秘密が好きなんだよねと思う。特に史実と組み合わせて書かれていると、「え、ほんと!?」という気になる。ただし、内容を全く知らずに読んだら、例によって「神=宇宙人」という秘密だろうか?などと、違った方向に期待を抱いたかも。(^^;

ここに出てくるシオン修道会は、「アラブとイスラエル」の授業にも出てきた記憶があるのだが(一般にシオンはユダヤを意味する)、近藤先生は、ユダヤに関係があるとおっしゃったか、全く関係がないとおっしゃったか、すっかり忘れてしまっているのだが、ともあれ、ユダヤ人は勤勉で真面目な民族で、世に渦巻いている陰謀説などは、根も葉もない話だということだけは覚えている。

ちなみに、この『ダ・ヴィンチ・コード』に沿った「ダ・ヴィンチ・コード・ツアー」というのが人気だったそうだが、そこまで夢中にはなれないだろうなあ。私にとっては、特に真新しい謎じゃないし。といっても、謎は謎のままで、真実を知っているわけではない。また、この本の結末も知っているわけではないから、どういう結末になるのか、下巻も楽しみではある。

ダン・ブラウンの作品は、これを読む前に、新作『デセプション・ポイント』を読んでいる。こちらもそれなりに面白かったが(シドニー・シェルダンっぽかった)、『ダ・ヴィンチ・コード』ほどではなかった。やはり『ダ・ヴィンチ・コード』の、「謎解き」が人気の秘密かと。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ダ・ヴィンチ・コード (上)』/ダン・ブラウン (著), 越前 敏弥 (翻訳)
単行本: 334 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4047914746 ; 上 巻 (2004/05/31)
Amazon.co.jp
ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。

閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来、ある秘密結社により守られてきたベールをはがすものだった。殺人の被害者は、古くから連綿と続くその秘密結社の総長。彼は死の直前、不気味な暗号を犯行現場に残していた。その暗号を解くことができるのは、被害者の孫娘で著名な暗号解読者でもあるソフィー・ヌヴーと、高名な象徴学者のロバート・ラングドンのみ。ふたりは事件の容疑者となる一方で、ヌヴーの祖父の殺人事件のみならず、彼が守り続けてきた、古くから伝わる驚くべき秘密の謎をも調べ始める。警察当局と危険な競争者の追跡を間一髪ですり抜けながら、ヌヴーとラングドンは謎に導かれるまま、息つく間もなくフランスとイギリスを、そして歴史そのものを駆けめぐる。

前作『Angels and Demons』(邦題『天使と悪魔』)に続く本書は、ページを繰る手が止まらないスリラー作品に仕上がっていると同時に、西洋史の驚くべき解釈をも披露している。主人公のふたりは、モナリザの微笑みの意味から聖杯の秘密にいたるまで、西洋文化の大いなる謎をめぐる知的かつ魅力的な探索に乗り出す。ブラウンの解釈の真偽に難癖をつける向きもあるかもしれないが、その推測のなかにこそ、本書のおもしろさがあるのだ。思わず引き込まれる『The Da Vinci Code』は、豊かな思考の糧となる1冊だ。(Jeremy Pugh, Amazon.com)
【 2006/01/15/23/58/01 (Sun) 】 読書と日常 | TB(1) | CM(0)

『北風のうしろの国』

5月に予約した『ダ・ヴィンチ・コード』が、やっと回ってきた。話題になっている時に読まないと、もうどうでもいいかという感じにもなってしまっているのだが、一応アポロ13号も読むと言っているので、さっさと片付けないといけない。まだ予約が詰まっているようなので、延長はできないし。

『ダ・ヴィンチ・コード』よりも、ジョージ・マクドナルドの『北風のうしろの国』のほうが楽しみ。実は、かなり昔に原書で読み始め、あまりにも暗くて、寒くて、冷たくて・・・というイメージが強すぎて、途中でやめてしまっていたのだが、ずっと気にかかっていた本なのだ。

また原書で読み直そうと思っていたところ、先ごろ新訳で復刊になったので、丁度良かった。これはけして楽しいファンタジーではないから、心して読まねばという気持ち。

マクドナルドの本は、他に 『カーディとお姫さまの物語』『お姫さまとゴブリンの物語』 を持っている。それと『リリス』もそうだ。どれも未読。とにかくマクドナルドは、まず『北風のうしろの国』を読んでから、という気持ちが強い。「お姫さま」シリーズは岩波少年文庫だが、改版になって表紙がマンガチックになったため、ちょっと読む気が失せている。どうしてこういう古典の名作に、マンガを使うんだろうなあ・・・。売るためとはいえ、非常に憤りを感じる。『リリス』は大人向けのファンタジーだが、これを読み始めるには、気合を入れないとダメそう。

今回の『北風のうしろの国』の表紙は、子どもっぽくなくていいと思うけれど、私が持っている 『At the Back of the North Wind (Puffin Classics)』 は、凍てつくような景色の表紙で、そのミステリアスな雰囲気に想像力を掻き立てられる。本の表紙は、そうでなくてはいけないと思う。この本が復刊されると知った時、まず最初に、マンガの表紙はやめて!と思った。とりあえず、マンガでなくてほっとした。


〓〓〓 BOOK

◆図書館貸し出し(→1/28)

『北風のうしろの国』/ジョージ・マクドナルド (著), 中村 妙子 (翻訳)
文庫: 488 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4150203989 ; (2005/09/22)
内容紹介
少年の眠りを妨げた女は北風と名乗った--英国ファンタジイの先駆者が描く古典的名作が復刊!


『ダ・ヴィンチ・コード (上)』/ダン・ブラウン (著), 越前 敏弥 (翻訳)
単行本: 334 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4047914746 ; 上 巻 (2004/05/31)
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ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。

閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来、ある秘密結社により守られてきたベールをはがすものだった。殺人の被害者は、古くから連綿と続くその秘密結社の総長。彼は死の直前、不気味な暗号を犯行現場に残していた。その暗号を解くことができるのは、被害者の孫娘で著名な暗号解読者でもあるソフィー・ヌヴーと、高名な象徴学者のロバート・ラングドンのみ。ふたりは事件の容疑者となる一方で、ヌヴーの祖父の殺人事件のみならず、彼が守り続けてきた、古くから伝わる驚くべき秘密の謎をも調べ始める。警察当局と危険な競争者の追跡を間一髪ですり抜けながら、ヌヴーとラングドンは謎に導かれるまま、息つく間もなくフランスとイギリスを、そして歴史そのものを駆けめぐる。

前作『Angels and Demons』(邦題『天使と悪魔』)に続く本書は、ページを繰る手が止まらないスリラー作品に仕上がっていると同時に、西洋史の驚くべき解釈をも披露している。主人公のふたりは、モナリザの微笑みの意味から聖杯の秘密にいたるまで、西洋文化の大いなる謎をめぐる知的かつ魅力的な探索に乗り出す。ブラウンの解釈の真偽に難癖をつける向きもあるかもしれないが、その推測のなかにこそ、本書のおもしろさがあるのだ。思わず引き込まれる『The Da Vinci Code』は、豊かな思考の糧となる1冊だ。(Jeremy Pugh, Amazon.com)


『ダ・ヴィンチ・コード (下)』/ダン・ブラウン (著), 越前 敏弥 (翻訳)
単行本: 318 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4047914754 ; 下 巻 (2004/05/31)
【 2006/01/14/23/57/54 (Sat) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

今年のクリスマス本?

またクリスマス本が届いた。『Miracle on I-40』。今となっては、まだだいぶ早いけど、今年のクリスマス本としてとっておくしかないか。なんて思って眺めていると、いざクリスマス時期になったら、飽きてしまってるんだろうなあ。べつにクリスマス時期に読まなくてもいいんだけど・・・。

それと、ウェスタンものの『The Strange Adventures Of Rangergirl』。これが届いたので、そうだ!モード・マーチの本があったっけ!と思い出した。読むのを楽しみにしていたのに、図書館本やクリスマス本にまぎれて、すっかり忘れていた。

モード・マーチは児童向けだが、今日届いたの本は、大人向けだと思う。とはいえ、表紙だけで買った口。あ、カウボーイだ!って感じで、内容はどうでもよく、とにかく買わずにいられなかったのだ。

その前に、とにかくモード・マーチを読もう!

このところ、あんまり読書に集中していなくて、現在読書中のフリッツ・ライバー<ファファード&グレイ・マウザー>の1巻目も、なかなか進まない。

というのも、その前に読んだ3冊のファンタジーと比べたら、これは比較のしようがないほど、しっかり書かれているからだ。軽く読み流すというわけにいかない。言葉がちょっと古めかしい感じもするが、別に変ではないし、リズムのある翻訳も好みだ。現代の言葉遣いを読むより、古めかしいくらいの日本語のほうがいい。

ところで今日は、ハリウッドで特殊メイクアップ・アーチストをしていた太郎さんに会い、プレデターやエイリアンの話から、「神=宇宙人」説について話をした。太郎さんも「神=宇宙人」だと思っているそうなので、とても盛り上がった楽しいひと時を過ごした。

「プレデターは河童でしょう?」と言うと、いや、「河童がプレデターなのだ」と。人間が宇宙人(プレデター)を見て、まだ宇宙人の概念などもなかった頃だから、それを河童として表現したのだそうだ。鬼もしかり。こういう話は罪がないし、楽しくていい。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『The Strange Adventures Of Rangergirl (Bantam Spectra Book)』/Tim Pratt (著) ¥1,341
ペーパーバック: 402 p ; 出版社: Spectra ; ISBN: 0553383388 ; (2005/11/29)
From Publishers Weekly
Pratt (Little Gods), praised for his short fiction, stumbles in his first novel. Marzipan "Marzi" McCarty, a 20ish California art school dropout, writes quirky comics. Marzi's also the night manager–barista of Genius Loci, a Santa Cruz coffeehouse decorated by vanished muralist Garamond Ray to hold in elemental Evil. The wild adventures that Marzi concocts for her cowpunk character, Rangergirl, start coming true after her artsy friends become obsessed with freeing weird gods. When the Outlaw, a representative of everyone's worst fears, busts loose from its surreal corral, the Desert Lands, it's up to Marzi, the new artist-guardian, to save the whole shootin' match from disaster. Pratt's simplistic message, glimpsed sporadically behind clouds of neo-hippie jargon, self-consciously naughty language, outdoor sex and nasty violence, is pretentious and even a little naïve—that art can trap our fears and hold them at bay. Like too much marzipan, it all turns cloying mighty fast, pardners. (Dec.)
Copyright © Reed Business Information, a division of Reed Elsevier Inc. All rights reserved.


『Miracle on I-40』/Curtiss Ann Matlock (著) ¥1,578
(Amazonギフト券 -¥250)
ハードカバー: 223 p ; 出版社: Mira Books ; ISBN: 0778322238 ; (2005/10)
Book Description
Lacey Bryant is the ever-hopeful waitress at Gerald's Truckstop restaurant in Albuquerque, New Mexico, a spot that is clear across the country from her home and family in North Carolina. It has been eleven years since Lacey, pregnant and unmarried, ran away from her angry father. Now she wants to go home again. A single mother, struggling to raise her children, she longs for her father's forgiveness, her mother's sweet embrace, and to share with her aging parents the grandchildren they have never seen. Cooper is every inch a Scrooge who wants no part of traveling across the country with two children, but he has promised to help out a friend, so he loads Lacey and her brood into her eighteen-wheeler, and carries them along with him on his trip down Interstate 40. As the miles roll under the big truck's wheels, it turns out to be Lacey and her children who are bringing Cooper along with them, on a journey that takes them home to the heart. In the revised edition of a Curtiss Ann Matlock classic, readers are treated once again to a cast of lovable characters in a magical romance as sweet and tender as a Christmas cookie.
【 2006/01/13/23/55/27 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)

オリヴィア・ジュールズ

『ブリジット・ジョーンズの日記』 が大ヒットしたおかげで「BJ系」の本が星の数ほど出たせいか、本家本元のヘレン・フィールディングの「BJ系」の本は、今や特別でも何でもなくなってしまったようだ。

この本は、全体として言えば「BJ系」の話にサスペンスとコメディをプラスして、有り得ないような設定で無理矢理ドタバタにしているといった感じ。「BJ」の時のような、女性のかわいらしさとか、恋愛の切なさとかといったものは全然ない。

主人公のオリヴィア・ジュールズ(フリーのライター)のたくましすぎる想像力のおかげで、国際的テロ組織に関わり、なんとMI6(007ジェームス・ボンドが所属している組織)のスパイにまでなってしまうという荒唐無稽な話。有り得ない!そんなことがもし本当にあったとしたら、イギリスのMI6とは、とんでもなくヘボなスパイ組織だ。

そういえば・・・と思い出したのが、フィールディングが「BJ」の前に出した処女作 『セレブリティを追っかけろ!』 。これも、あれ?という内容だった。結局「BJ」の成功は、下敷きにした『Pride and Prejudice』が優れていたと言うべきか?

ともあれ、これは気楽に読むエンターテインメント。エンターテインメントに徹してます!といった感じの小説。あまり真剣に考えるような類の本ではない。「BJ」のような小説を期待していたわけではないが、個人的には、この主人公オリヴィア・ジュールズは非常に「BJ」的ではあるけれど、ブリジット・ジョーンズほど魅力的ではなかった。

でも、もうそろそろ「BJ」のイメージから脱皮してもいいんじゃないかとも思う。作家にとっては、とても難しいことかもしれないけれど。「BJ」のような作品を書いて欲しいと言われるのかもしれないし。なんだか、読んでいて気の毒にも思えてしまった。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『オリヴィア・ジュールズ―彼女のたくましすぎる想像力』/ヘレン・フィールディング (著), Helen Fielding (原著), 池田 真紀子 (翻訳)
単行本: 457 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789725243 ; (2005/04)
出版社 / 著者からの内容紹介
『ブリジット・ジョーンズの日記』ヘレン・フィールディング最新作。世界中が待っていた次なる主人公!オリヴィア・ジュールズ─職業、フリーランスの記者、好きなものはプラダとD&Gとティファニー。きれいに整えられたホテルのベッドもハンサムな男性も大好きだが、硬派なジャーナリストを目指している。オリヴィア流<生きるためのルール>その1はパニックに陥らないこと。しかし、たくましすぎる想像力のせいで、つぎからつぎへと事件に巻き込まれ……。マイアミからアラビアの砂漠まで、オリヴィアの暴走はとまらない!
【 2006/01/12/23/49/16 (Thu) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)