
★雲
雲は細かい水の粒の集まりで、それを雲粒(うんりゅう)という。一個の粒の大きさはだいたい100分の1ミリくらい。雲粒にちりなどの核になるものが付くと氷の粒(氷晶)に変わり、まわりの水蒸気を取り込みながら少しずつ成長し、次第に雪の結晶へと育っていく。
★樹氷
樹木に冷えた細かい水の粒が当たり、そのまま凍り付いたもの。
★霜(しも)
空気中の水蒸気が、冷やされた地面や植物などに付着して昇華(気体から固体になること)したもの。
★霰(あられ)、雹(ひょう)
氷晶が雲の中で上昇と下降を繰り返すうち、雲粒を多く取り込むとあられ(直径5ミリ未満のもの)になる。さらに上昇と下降を繰り返し大きくなったものがひょう(直径5ミリ以上)。積乱雲の中で育つことが多く、真夏は地表に届くまでに溶けてしまうため、初夏に降りやすい。
★霙(みぞれ)
比較的気温が高い時、雪の結晶が数十~数百もくっついて落ちてくる(ぼたん雪)。それが溶けかかり、雪と雨が混じったようになるのがみぞれ。