FC2ブログ

日刊知的ぐうたら生活

schazzie clubのホームページを移転しました⇒http://schazzie.wix.com/index
0812345678910111213141516171819202122232425262728293010

『魔法医師ニコラ』

今日読み終えた『魔法医師ニコラ』は、かなり評判の高い復刻版の冒険小説なのだが、個人的には面白くなかった。内容は全然違うが、雰囲気はシャーロック・ホームズっぽく、語り手がワトソン君の役割といったところ。

また、主人公ニコラが魔法でも使うのかと思ったら、そんなわけでもない。魔法のようなものを使うのは、ニコラとは関係のないまったく別の中国人だ。ニコラが良い人なのか、悪い人なのか、それも曖昧だ。外見もヘビっぽいらしく、周囲には嫌われていて、ホームズのようにヒーローとも呼べない。

冒険小説の場合、たとえそれが悪役でも、私はやはりカッコいいヒーローを期待してしまうわけで、このキャラはどうも好きにはなれないし、これが書かれた時代には面白かったのかもしれないが、今では特に面白いとも感じない。舞台が中国とかチベットとかいうのも、何でもありのようで興味半減。

ところで魔法といえば、ジョン・アーヴィングとスティーヴン・キングが、J.K.ローリングに「ハリーを殺さないでくれ」と頼んだとか・・・。二人の気持ちはよくわかるけど、そこまでするかと驚きでもある。

二人とも実生活では良き父親であるから、子どもの夢であるハリー・ポッターというヒーローを壊すような結末には、どうしても賛成できないのだろう。6巻が衝撃的であっただけに、さらに輪をかけて衝撃的な結末になるのは、さすがに子どもにはショックかもしれない。

強いはずの善が悪に敗れてしまうなど、絶対に信じたくない気持ちだろう。それこそ夢の希望もない世界だ。ターミネーターみたいに、殺されても死なないのがファンタジーなのだから、ハリーにはどうしても生き延びてほしい。


◆読了した本

『魔法医師ニコラ』/ガイ・ブースビー
単行本: 283ページ
出版社: 小学館 (1996/09)
ASIN: 4092510276
出版社 / 著者からの内容紹介
――日本の冒険小説マニアのあいだで長く待望されていた書を菊地秀行が入魂の翻訳―― 19世紀後半の上海で「報酬1万ポンドでチベットへ行こう」とヒキガエルのように青い顔をしたニコラ博士に誘われた主人公。 天津・北京からチベットへ、ふたりは艱難辛苦の旅を続けて、奥地の秘密結社の総本山潜入を果たす。 そこでふたりが目にしたものは、驚くべき超自然の技術であった。全身麻痺の病人をマッサージのような治療で完璧な健康体に戻したり、電気を使って死者を蘇生させたり、さらには枯れ草を燃やした煙の中から甦らせた死者を歩き回らせたり…。 その技術を盗みとって脱出したふたりに、待ち構えていた危機と罠…次から次へと息もつかせぬアクションとロマンの名著復刻。
関連記事
スポンサーサイト



【 2006/08/04/23/59/38 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL