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日刊知的ぐうたら生活

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『Dubliners』&『スケアクロウ VOL.2』

◆James Joyce 『Dubliners』

先週から始まった、NHKラジオ講座の「原書で読む世界の名作」。講座では以前にも 『Dubliners』 をやっていたと思うが、私個人はジョイスを読むのは初めて。これが短編集だということも知らなかった。ここから今期は3編を読むが、まず最初は「The Dead」(死せる人々)。

これが読みにくい代物で、というのも、文章がどうこうという以前に、会話部分に「 」がついてないのだ。例えば、

─ Tell me, Lily, he said in friendly tone, do you still go to school?
─ O no, sir, she answered. I'm done schooling this year and more.

といった具合。この程度なら意味はわかるが、会話が「,」で切れるのか、「.」で切れるのか、統一されているわけでもないようだし、もっと難しい文章になったら、どこからどこまでが会話なの?という感じになりそう。

その上、「文法的には間違い」と指摘される部分がしばしばあって(上の2番目の文章もそう)、それも解釈しにくい要因。

もっともコーマック・マッカーシーの文章など、冒頭の横線さえないので、この会話はどこから始まっていたんだろう?というような部分がゴロゴロ。というか、ほとんどそういう感じ。読者泣かせの文章だ。


◆「スケアクロウ」について

コミック風装丁の超エンターテインメント小説「スケアクロウ」の2巻目が出た(出たばかりなのに、Amazonではもう在庫切れ?)。いろいろ調べた結果、原書とのタイトルの違いがあって混乱してきたので、まとめてみた。1巻目を読んだ時に、原書を『Scarecrow』でリンクしたが、どうやら違っていたようだ。

原著名: SCARECROW ICE STATION Vol.2
ランダムハウス講談社の説明には、上記の原著名があったが、原書の検索ではヒットしなかった。日本版の「スケアクロウ」は、原書の 『Scarecrow』(2004) ではなく、内容からして下記の 『Ice Station』(1998) のことと思われる。原書の 『Scarecrow』 は、『Ice Station』 に始まる、シェーン・スコーフィールドシリーズの最新作らしい。

ほかに、『Contest』(1996)、『Temple』(2000)、『Showdown』(2002)、『Area 7』(2002) など。スコーフィールドシリーズのUS.MARINEものと、US.ARMYものがあるようだ。

スケアクロウ―死闘!南極基地を防衛せよ VOL.2/マシュー・ライリー (著), 小林 正法 (イラスト), 泊山 梁 (翻訳)
価格: ¥700 (税込)
単行本: 247 p ; 判型: A5判ソフトカバー ; 出版社: ランダムハウス講談社 ; ISBN: 4270000244 ; 2 巻 (2004/08)

Ice Station/Matthew J. Reilly (著), Matt Reilly (著)
U.S. 定価: $6.99
価格: ¥822 (税込)
マスマーケット: 534 p ; 出版社: St Martins Pr ; ISBN: 0312971230 ; (2000/09/01)
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【 2004/08/13/06/15/13 (Fri) 】 読書と日常 | TB(0) | CM(0)
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