
江戸東京博物館に、「文豪・夏目漱石―そのこころとまなざし―」展を観に行って来ました。漱石に関する展示は、日本各地でいろいろあると思うし、私もいくつか観ていましが、今回楽しみにしていたのは、仙台の東北大学に保管されている「漱石文庫」が見れるということでした。
漱石文庫は、弟子の小宮豊隆が、太平洋戦争の空襲による焼失を避けるため、漱石最期の住居「漱石山房」から、自らが図書館長を務めていた東北帝国大学(現・東北大学)附属図書館に移動させて奇跡的に残った、蔵書約3000冊をはじめとする漱石ゆかりの資料群です。
文庫には、直筆原稿や日記・書簡の他、学生時代の答案、小説執筆の傍ら制作にうち込んだ趣味の絵画、そして、イギリス留学中に集めた約500冊の蔵書群などの貴重な資料が保管されています。
私が見たかったのは、この約500冊の洋書でした。漱石がどんな本を読んでいたのか、非常に興味深かったです。
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