
Amazonに、コーマック・マッカーシーの『血と暴力の国』(原題:『No Country For Old Men』)を注文しました。図書館の予約はキャンセルしました。やはり好きな作家の本は手元に置きたい。
調べてみたら、単行本は出さずに、いきなり文庫になったようです。買うほうは助かるけれど、単行本で出さないというのは、マッカーシー&黒原敏行(翻訳)ファンとしては、ちょっと微妙…。マッカーシーなら、私はどんな本でも買うつもりなんですが。
ちなみに、マッカーシーは純文学の作家ですが、この本はミステリーの要素が濃いようで、アメリカのミステリーの賞を受賞していたりもするため、出版社もミステリー扱いで、ミステリー文庫として出したようです。それも私としてはまた微妙…。
マッカーシーはスペイン語混じりの文章を書くため(この作品では使われていないようですが)、原書ではなかなか読みにくい部分があります。しかし黒原さんの訳が非常にいいため、日本語で読んでも原文の雰囲気は損なわれていないと思います。
というわけで、これもハードカバーとペーパーバックを買ってはあるのですが、黒原さんの翻訳なら、問題なく日本語で読めます。せっかくなので、これも原書と併せて読みたいとは思っていますが。
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