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日刊知的ぐうたら生活

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サイダーハウス・ルール

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急に、ジョン・アーヴィング原作の映画「サイダーハウス・ルール」が観たくなってDVDを探したら、DVDは買ってなくて、テレビから録画したビデオしかなかったというお粗末。BSでやったので、CMがないというのが唯一の救い。

とはいえ、これは何回観ても涙。主人公ホーマーの気持ちで観ても、育ての親であるドクター・ラーチの気持ちで観ても、他のどの登場人物の気持ちになっても胸が痛い。人は皆それぞれに、人生の中で何かを諦めながら、周囲との折り合いをつけて生きていくんだなぁと。それは大人だけでなく、幼い子供も皆…。

原作は映画よりももっとリアルに書き込んであって、恋愛の要素も少ないのだけれど、脚本もアーヴィング自身が書いているので、原作とのズレもあまりなく、監督がラッセ・ハルストレムだし、アンドリュー・ワイエスの絵のような映像で、胸にしみます。

しかし、文学って素晴らしいなあと改めて感じました。最近忙しさにかまけて、お気楽な本しか読んでいないので、それでは頭も気持ちも空っぽになるわけだと反省。いい文学を読んで、頭と心で考えること。それが自分の栄養になるわけだから、それを怠っている今の自分が情けない。

本を読んで何をどう考えるかは人それぞれだけれど、実際に自分で経験しなくても、本はそれを教えてくれるのだから、読まないより読んだ方がいいし、身にもなる。いろんな人の立場になって考えることで、人の気持ちを考えることも学べる。

それにしても、やっぱりアーヴィングはいい。話が安っぽくない。お涙頂戴の「ちょっといい話」などとはわけが違う。ブックオフに泣く泣く本を売っても、アーヴィングだけは売りません。そもそもアーヴィングがいなければ、今頃アメリカ文学は読んでいないだろうし、私の人生も大きく変わっていただろうと思うと、アーヴィングとの出会いには運命的なものを感じます。

というわけで、とりあえずは半分しか読んでいない『Until I Find You』を読もう!と決意したのでした。忙しいからじっくり読めないというのは言い訳にすぎないと自戒して。
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【 2008/11/04/03/12/20 (Tue) 】 moblog | TB(0) | CM(0)
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